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テレビ通販最大手に排除命令=「抗菌容器」と不当表示−公取委

5月20日16時55分配信 時事通信

 テレビショッピング最大手のジュピターショップチャンネル(東京)が、実際には抗菌作用がない食品保存容器を抗菌容器とうたって販売していたとして、公正取引委員会は20日、同社に景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。同社が排除命令を受けるのは2007年に続いて2度目。
 公取委によると、同社は08年1月から12月にかけ、セットに応じ600〜4662円で「抗菌保存容器ターク」を通信販売番組「ショップチャンネル」やホームページ(HP)などを通じて販売。番組出演者に「抗菌性が優れている」などと商品を紹介させたほか、「銀ナノ粒子で抗菌」などと表記していたが、実際には素材に銀は使っておらず、抗菌効果もなかった。製造業者が示したサンプル品のデータをうのみにしていたという。
 同社によると、タークは人気商品で、累計約10万セットを販売、約2億3000万円を売り上げた。既に全商品を回収し返金したという。 

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最終更新:5月20日16時57分

時事通信

 

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