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保存容器に抗菌効果なし 公取委排除命令

5月20日18時8分配信 産経新聞

保存容器に抗菌効果なし 公取委排除命令
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排除命令の対象となったジュピターショップの容器(写真:産経新聞)
 ポリプロピレン製の保存容器をテレビの通販番組で紹介する際、「抗菌作用がある」などと紹介し、ウェブサイトでも同様の表現で紹介したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は20日、ジュピターショップチャンネル(東京都中央区)に排除命令を出した。公取委が同社の商品を研究機関に委託して検査してもらったところ、抗菌作用は認められなかったという。

 公取委によると、同社は平成20年1〜12月、ポリプロピレン製の保存容器を詰め合わせた商品を「抗菌保存容器ターク」として販売。有線テレビやCS放送、BS朝日、BSフジ、日本BS、地上波ではテレビ埼玉の通販番組内で「抗菌性が優れています」と紹介し、10万セット(約2億3000万円)が売れた。

 公取委は民間研究機関で試験した結果、抗菌性は認められなかったと結論付けた。ジュピター社は卸売会社の「抗菌効果は実証済み」とする検査結果を信頼して売ったと公取委に説明しているという。

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最終更新:5月20日19時37分

産経新聞

 

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