東京都内で初の新型インフルエンザ感染が判明し、都庁で記者会見する福祉保健局の前田秀雄参事。右は大井洋参事=20日夜 東京初の感染確認、263人に 米から帰国の女子高生東京都は20日、八王子市在住の女子高生(16)が、新型インフルエンザに感染していることが判明したと発表した。空港などの水際での検疫を除き、近畿以外で感染者が確認されたのは初めて。 大阪府と兵庫県でも20日午後、新たに26人の新型インフルエンザ感染が確認され、同日午後9時現在、国内の感染者数は成田空港の検疫段階で見つかった4人と合わせ、計263人となった。 政治経済の中心である首都圏でも発生したことで、日本各地で感染が急速に拡大する事態が現実化。政府は今後、国の行動計画を第2段階の「国内発生早期」から、第3段階(感染拡大期、まん延期)に切り替えることを検討するなど新たな対応を迫られることになる。 一方、舛添要一厚生労働相は同日午後、緊急会見し、より柔軟な内容に見直しを進めている国の新たな対応策について22日までに決定する方針を明らかにした。 都によると、女子高生は川崎市内の高校に通学。11日から18日までニューヨークに滞在していた。都健康安全研究センターで詳細(PCR)検査をした結果、新型感染が確認された。 大阪や兵庫など感染が拡大している地域では中学・高校で休校措置を実施、感染者は学校中心から企業など市中にも拡大。近畿以外の地域で新たに感染が確認されたことで厚生労働省は、国内での流行が急速に広がっているとの見方を強めている。 【共同通信】
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