<新型インフル>東京都内で初の感染確認…渡航歴ある高校生
5月20日21時16分配信 毎日新聞
東京都内で新型インフルエンザ感染者が発生したことを発表をする東京都福祉保健局の前田秀雄参事(左)と大井洋参事=東京都庁で2009年5月20日、石井諭撮影 |
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都や八王子保健所によると、女子高校生は川崎市の高校に通学。今月11日から18日、高校の研修で米国ニューヨークに滞在し、19日に帰国した。成田空港に到着した時点で39度の発熱があったが、検疫ではインフルエンザA型もB型も陰性との診断を受けていた。
20日午前10時に母親から同保健所に「40.3度の熱がある。せきも出ている」との連絡があり、都内の発熱外来を紹介。簡易検査でA型インフルエンザ感染が判明し、都の遺伝子検査で新型感染が確認された。
女子高校生は成田空港から、ニューヨークに同行した友人と一緒に電車とバスで八王子市内の自宅に戻った。帰宅後は外出していない。発熱が続いているものの、食欲はあるという。
感染拡大を受け、政府対策本部は国内の行動計画を第2段階(国内発生早期)から第3段階(感染拡大期、まん延期)へ移行させるかどうかの判断を迫られる。
政府対策本部は16日に示した「確認事項」で、感染者が出た都道府県に対し▽市町村単位を原則とした学校の一斉休校▽住民の時差通勤や自転車通学▽集会やスポーツ大会の開催の必要性検討−−などの感染拡大対策を求めている。兵庫県や大阪府は、府県全域の学校を1週間休校し、イベントを自粛するなどの措置を取っている。
また、感染した高校生の家族や学校関係者が、感染の恐れがある濃厚接触者と判断された場合、抗インフルエンザ薬が予防投与され、接触から7日間の自宅待機を要請される。
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最終更新:5月20日22時36分
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