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派手なデモ、街宣をやる理由

2009年04月16日 | 読者の方より読者の方へ

今までがそうでないとは言いませんが、今回(蕨デモ)は特に賛否両論で
分かれているように思います。いわく「単なる吊るし上げではないのか」、
「思想のベクトルが違うだけで、違和感や恐怖感を与える点では同じ」、
「単なるストレス発散ではないか」…etc。
そうした声に対し、筆者なりの考えを述べてみたいと思います。

今回の蕨デモで特に多かった声が、蕨一中をルートに選んだ点でした。
しかし、筆者は当然のルート選択であったと確信しています。
意外と見落とされがちなのですが、今回のルートであれば蕨市のほぼ
全域をカバーできるのです。これは、蕨市が日本最狭の市だから出来る
離れ業ともいえます。デモのルート選択というのは非常に難しいのです。
距離がありすぎても疲れるし、なさすぎると訴えられるエリアが狭くなる。
人が多そうな場所はどこか、交通量は大丈夫か、静穏保持法に抵触する
地域に引っかかりはしないだろうか…。実際、筆者も小平デモの際に
ルート選定をしましたが、2人がかりで半日を費やしました。それほど
大変な作業なのです。その中で、住宅街、商店街、ゴールたる大きな
公園などを効果的に組み込んだ、よく練られたルートだと思いました。

また、デモ行進にはヤマとなるスポットがあると、より盛り上がります。
筆者が選定の役にあれば、カルデロン一味が住んでいるアパートを
狙い撃ちにしたでしょう。ただ、当然ながら住所を知る由もなし、次善の
策として第一中に白羽の矢が立ったのでしょう。ちょうどいい具合に
市民公園へ向かうための道路もありますし。
吊るし上げ?  誤解を恐れず書くならば、大いに結構じゃないですか。
彼ら…否、奴らは弱者どころか度重なる犯罪を犯した挙げ句、ゴネ得に
よって娘の在留特別許可を得た勝者でさえあります。認めたくない事では
ありますが、我々は敗れたのです。もちろん、以前からカルデロン一味に
対する批判の声はありましたが、所詮ネットでの事。奴らがネットを
見なければ、それでおしまいです。故に、最後の最後ではあっても
リアルな世界において一矢を報いる必要があったのです。
これは、カルデロン被告はもちろん、「一家揃っての在留特別許可を
求めよ」とする意見書を全会一致で可決した蕨市議会、そんな犯罪的
意見書を出した議員を選んだ蕨市民も対象です。今回の"吊るし上げ"の
対象はカルデロン一味だけではありません。いわば蕨市そのものです。

そもそもデモとは、全て怒りに端を発しています。これは、どのような
イデオロギー下にあっても同様です。従って、強い語気になるのは
当然でさえあります。大学の講義のような声で行うデモなど見た事が
ないですし、そんなものは無意味です。
「ストレス発散に利用しているだけだ」という声もありますし、それは否定
しませんが、そもそもストレスの原因はデモの内容とリンクしています。
筆者の場合、カルデロン事件で最も許せないのが「(親と一緒でないから)
嬉しくない」発言。そして、カルデロン被告から謝罪の言葉が一片たりとも
聞かれなかった事。これに関しては、理屈でなく怒っています。未だに。
そうしたパワーがあって、初めてデモは成立します。

それによって「引く」人も、実は少なくありません。しかし、主権回復を
目指す会・西村修平代表は言います。

私は、100人中98人を敵に回してでも、
2人に賛同してもらうためにやっている。そして、その98人は私にとって敵と
呼べるような大した存在にはならない。


そして、在日特権を許さない市民の会・桜井会長は言います。

我々の手法に批判的な人もいる。
それも、保守といわれる人の中から。
しかし、今まではこうした反応は出て
こなかった。つまり、批判が出るという
事は、大きな影響力を与えつつある
証拠である。


直接ご本人に聞いたわけではないですが、この2つの意見に共通して
いえるのは、「行動」は派手さが必要である、という事です。
何故なら、我々は未だ希少な存在だからです。
今、日本には左傾という大雨が降っています。そして、我々は絶滅を
辛うじて免れた"日本人"という敗残ゲリラです。どこに同志がいるのか、
同志がいるのかどうかさえ分からない中で兵を再結集する必要が
ありますが、手元には何もありません。いや、山中を這いずり回っている
うちに、火を起こす道具一式(インターネット)だけは見つけられました。
それを使って火を起こし、狼煙を上げ、同志を集結させるわけですが、
細々とした火ではあっという間に消えてしまいます。だから、火事になる
リスクを負ってでも強く焚いて大きな狼煙を作る必要があるのです。
ただでさえ劣勢を強いられているのが現状である以上、横綱相撲を
していては絶対に勝てません。八艘跳びもけたぐりも必要なのです。

そして何より、こうしたデモや街宣は楽しいのです。
今の世の中、大きな声をあげる事そのものがなかなかないですし、
いろいろな人と知り合う事が出来ます。参議院会館の中に入って
議員秘書の名刺をもらいまくるなんて、こうした活動がなければ、まず
体験できない事です。朝鮮総連にしたって、個人では近寄り難い所です。
今であれば動画に映って世界デビュー(笑)を果たす事も可能です。
現に、筆者の事を「ブログを読んだ」ではなく「動画で見た」と声を
かけて下さった方は何人もいます。
実は、筆者も最初は毛嫌い…とまでは言いませんが、違和感を持って
いました。しかし、やっていくにつれて理解できるようになりました。

こうした「活動」に疑義を抱いている方、未体験の方にこそ、ぜひ一度
参加してみて欲しいと思います。別に一緒に声を挙げたり拳を振り上げ
よう、とは言いません。2〜30mくらい離れて見てみるだけでいいのです。
そこには、貴方が気付かなかった「何か」があるかもしれません。

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コメント
 
 
 
Unknown (ピー助)
2009-04-16 16:00:16
コメント失礼いたします。

 今回の行動は、批判する対象が「弱者(を担ぐもの)」であり、それを擁護する人々との対立になると思いました。私も過去に何度かデモに参加したことがあるのですが、今回の様な「市民vs市民」の構図は初めてで正直恐ろしく、参加に踏み切ろうとは思えませんでした。(決意も知識も足りないと言うことなのでしょうが・・)
 
 
 
了解しました (緑茶)
2009-04-16 20:06:43
管理人様の主旨、了解いたしました。

今だから申しますが、新風の演説には2度ほど見学に行ったことがあります。
一度目は2年前の夏、新橋で選挙のために打ち上げ演説をされた時、デパートへ買い物に行くといって出かけ本当にデパ地下で食料品を買って大きな紙袋を二つもぶら下げながら見ておりました(笑)
当時の選挙では新風に主人と私と2票を入れております。
2度目は半年ほど前でしょうか、池袋が近いので中華街反対の演説を見に行きました。

その時から、できれば選挙に勝って議席をとっていただきたいと思っておりましたので、失礼とは承知でくどくど書き込んでしまいました。ごめんなさい。
管理人様の仰るように陰ながら応援させていただきます。

池袋の中華街については私にとっても対岸の火事ではありません。
ほど近いところに住んでおりますのでここ20年くらいの池袋の変わりように嘆いております。
それもまともならまだしも、何となく危なっかしそうな人も多く、北口側では夜は女ひとりで歩けない感じがいたします。
最近は家の近くにも少しづつ増えてきていて不安です。


 
 
 
コメントありがとうございます (筆者(ハーグ竹島))
2009-04-17 01:14:03
>ピー助さん

初めまして。拙ブログへようこそ。今後とも御贔屓に宜しくお願いします。

実は、当エントリーを書いているうちにアツくなってしまい、
「カルデロン一味の支援者たちの悪行を暴く事、ならびに
ヤツらを釣り上げる事」という部分が書くに書けなく
なってしまいました (^^;
これは偏に筆者の不徳ゆえです。
従って、ピー助さんの視点は全く正しいものです。

別に全ての活動に参加すべきとはいいません。
今回のデモや長野動乱のように、事前に危険と分かっているものも
少なくありません。そういう時には回避するのも一つの方法です。

>緑茶さん

今でこそ川崎市に住む筆者ですが、かつては西武池袋線沿線に
生を受け、四半世紀に亘って住んでいました。
そんな筆者にとって、最も手近な「都会」が池袋でした。
思い出深い池袋への人口侵略は、筆者にとっても他人事ではありません。

緑茶さんのような方でしたら、講演会や勉強会に
参加されてはいかがでしょう。
例えば、愛書連(http://aishoren.exblog.jp/)では
毎月、講師を呼んで様々な分野での勉強会を行っています。
 
 
 
敵を作る事を恐れては何事も成就しない! (小山圭介)
2009-04-18 02:50:19
西村修平氏、桜井会長及び「ハーグ」さんの仰る通りです。
今回の蕨市で街宣活動に対して非難が声が上がって居る様ですが・・・此れは日本人特有の優しから生じた物だと謂えます。
此れは美点でも有り、致命的な欠陥であり、教条的で悪意を備えた集団に付け入られ、結局はずるずる!と泥沼に足を踏み入れる事に成ると思います。
日本を貶める悪意を持った集団(特亜諸国/欧米/イカレ・サヨク/市民団体/他)からしてみれば“日本人ほど扱い易い民族は世界広と言えど皆無に近い!”と謂うのを禁じ得ません!。

個人的な経験ですが、私の長い海外生活(足掛け35年間)で数多の異人種と接してきましたが(現在も)、日本人程に他人を思い遣る者は数少ないと言得えます。
此れが仇と成る場合が往々にして有り、・・・何処かで一線を画しなければならないでしょう。
或いは皮肉な見地から「日本人は優しいのでは無く、単なるごたごたに巻き込まれるが嫌な、事勿れ主義者とも言えるのかも知れません。事勿れ主義は最悪で問題先送りで、結局は何も解決出来ず、先送りした分だけ問題は悪化して、究極的には己の首を絞める事に成る。

カルデロン一家に対しては情状酌量の余地は全くなく、本来ならば他人名義偽造パスポートでの入国が発覚して時点で刑務所収監と成るか、或いは強制送還と成るべきでした。法治国家の看板を掲げているのなら尚更です。
他人名義のパスポートで不法入国は重大犯罪で有り、日本政府及び国民に対する詐欺行為で有ると同時に国家主権への不遜なる挑戦と映る。
腐れマスコミ、市民団体、イカレ・サヨクの醜悪な擁護でお涙頂戴の三文芝居を演じての結果、法務省、入管の生温い処置で最後の最後迄日本を虚仮にしたカルデロン一家の振る舞いは絶対に許せません!。
此れも法務省、入管に係わる人間が己の等の職務を放棄或いは理解せず、惰性に流された結果で有るのは明白で真に責められるのは、即ち国と成りますが、可と謂って国が悪い!と声高に喚きカルデロン一家に在留特別許可に結び付けるのは短絡的で屁理屈にも成りません!。
国際条約は拘束力は全くなく、条約批准違反で国際的に非難されるなどを心配する事は愚の骨頂です・・・世界の何処の国が自国民をさて置いて、国際条約を盾に犯罪者を優遇するのか?・・・私の知る限りでは有りません(*カルデロン一家は犯罪者!)。
不法入国、不法滞在に時効は有りません・・・不法滞在は現在進行形で何年経ても現在進行している事で有り、時効など成立する筈が無い。
国際条約違反と言う輩が多いが・・・国際条約と国連決議はどちらが重いか?、答えはどちらも軽いと言えるでしょう!。
イスラエルなどは過去百数十回となく国連決議が、イスラエルに下されましたが、全て無視されて居ます・・・国の存続が懸かる時は悠長に国連決議など遵守できるか!と成って仕舞うのです。
国際条約と自国の法律とではどちらが優先するか?・・・法学者の通念では国の法律が優先と解釈されています。
国際条約は、錦の御旗で霞の如くですが、・・・「イカレ・サヨク」及び有象無象の屑反日勢力が好んで使う常套語で、気にする事は、或いは無視出来る類の物です。
慰安婦問題で日本は恥を晒し、国際社会から非難・誹謗されたと言うが・・・此れは“噴飯物”と謂えるでしょう!。
一昨年、カナダでもカナダ下院人権小委員会(構成は、確か12人)で日本への「謝罪・賠償要求」の決議が可決されましたが、此れは左巻き党(ニュウ・デモクラット党、NDP)の党首夫人(下院議員)が香港生まれ帰化支那系カナダ人、彼女が草案を提出、ロビー活動で為されてものです。此れは極めて政治的で有り、カナダ国民の意識は全く反映されていません!・・・個人的な調査【知人、妻(スコットランド系第5世代カナダ人)の友人、深ル縁者、隣人、他】を、約100名近く、しましたが、結果は誰一人として決議の認識がありませんでした。米国でも同様です。
懸念する事は有りません!・・・日本人は外国からどのように見られているか?病的な程に関心を持つきらいがあるが、こんな物は溝に棄て去る事です。

私は「ハーグ」さんの言!・・・“派手なデモ”には大賛成ですが私は更に加えて“過激なデモ(流血を見る)”も含めます。
デモは闘争で有り、大声を張り上げ無ければ勝利は覚束ない・・・戦いは=生存本能で有り、戦いを好まぬ、忘れた人間が大半を占める国は何れは自然界の掟に従い淘汰されるでしょう!。
ご存知でしょうが、戦いは戦争では有りません!。法治国家として条理、道理が罷り通る為の物です。
敵を作る事を恐れ紳士的に振舞うなら・・・初めからデモをする必要は有りません。
敵を創る事を恐れては味方も作れませんし蓋し敵の居ない人間は信頼性に欠けると言えるでしょう。
100人の傍観者の中から、たった一人の共感者を獲得すれば成功で有り、やがては数が増えて大事を為す事が可能になるでしょう!。反日勢力は此れを熟知しており、今日まで実践し着々と地歩を固めて来たのは明白です。
兎に角も保守派の方々はおとなし過ぎるのが欠点です。

「ハーグ」さん!、私は海外居住の身でデモに参加出来ないのが口惜しい限りですが、
抗議活動、デモに参加する時は、私の分まで頑張って下さい!!!−。
影ながら大声援を贈ります。
 
 
 
及び腰 (かず)
2009-04-18 13:27:48
>ハーグさん
>こうした「活動」に疑義を抱いている方、未体験の方にこそ、ぜひ一度参加してみて欲しいと思います。

家は田舎なもので、デモ活動自体が全くありません。(僕自身が気付かないだけかも知れませんが…)
そもそも、僕自身が表に立って何かをするのが苦手な性格である為、その様な活動に参加出来ないで指を銜えている状態です。

>2〜30mくらい離れて見てみるだけでいいのです。
そこには、貴方が気付かなかった「何か」があるかもしれません。

もし、近くで保守系のデモを眺める機会があるとしたら、進んで見に行きますし、見たことにより活動に参加する意欲が湧いてくると思います。

>小山さん
>或いは皮肉な見地から「日本人は優しいのでは無く、単なるごたごたに巻き込まれるが嫌な、事勿れ主義者とも言えるのかも知れません。

僕も、日本人が優しいからというよりも、訳の分からない連中の騒動に巻き込まれたくないという感情、他人(あるいは外国)の視線が気になったり、他人からよく思われたいという感情が働くことにより、こういったデモに参加しないのだと思います。
(ハーグさんのブログの中で、僕が一番日本人を皮肉っていますね…)
因みに、うちの父が以前「仕事が忙しいからデモや政治運動に参加出来る訳がない。時間がないから、ニュースも自分でインターネットで検索するよりも、新聞の見出しをチラッと見たり、テレビのニュースを見るだけの人が圧倒的に多い」と言ってました。

>兎に角も保守派の方々はおとなし過ぎるのが欠点です。

僕が思うに、「保守の道から外れるのではないか」「美徳に反するのではないか」「他人からどう見られるか、どう思われるか心配」という気持ちが前面に出てくるのではないでしょうか。
 
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