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韓国人留学生が米MITで最高研究者賞を受賞

写真提供=MIT
 米マサチューセッツ工科大学(MIT)に留学中の韓国人学生が、毒ガスを探知する画期的なセンサーを開発した功労を認められ、同大学がナノ技術分野で最も卓越した成果を収めた研究者に与える賞を受賞した。

 MIT化学工学科博士課程のイ・チャンヨン氏(32)は「MITセンチュリア賞」を韓国人で初めて受賞。この賞は、毎年MITの博士学位取得予定者のうち、ナノ技術分野で最も優れた業績を挙げた研究者に授与される。

 イ・チャンヨンさんは、炭素原子6個がハチの巣模様の束になっている炭素ナノチューブを利用した毒ガスセンサーを開発、科学分野で権威ある雑誌『米化学会誌』と『アンゲバンテ・ケミー』に相次いで論文を掲載した。

 イさんが開発したセンサーは、直径が髪の毛の5万分の1大の炭素ナノチューブに毒ガス分子が付着したとき変化する電流量を測定、毒ガスを探知する原理だ。イさんが開発したセンサーは、分子1兆分の25個の濃度の毒ガスまで探知できる。イさんは授賞式で「実験を進めながら、理論的アプローチを並行したのがいい結果につながった。何より運が良かったし、素晴らしい同僚たちのおかげだ」と語った。

李永完(イ・ヨンワン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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