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2009/05/20

ジョセフ・ナイは小沢と相討ちで潰れた

オバマ・ショック (集英社新書 477A) オバマ・ショック (集英社新書 477A)
価格:¥ 735(税込)
発売日:2009-01-16

ジョセフ・ナイさんのお話なんだが、駐日大使に内定していたはずなのが一転、ナイは来ないらしいというので、何があったのかと話題になっているんだが、そもそもジョセフ・ナイというのがどういう人物なのかを知らないと、話にならないわけです。で、Wikipediaを見てみると、




1995年2月、国防次官補として通称「ナイ・イニシアティヴ」と呼ばれる「東アジア戦略報告(EASR)」を作成。東アジアに約10万の在外米軍を維持するなど、冷戦後のアメリカの極東安保構想を示した。この構想は1997年の日米防衛協力のための指針(いわゆる新ガイドライン)における日米同盟再定義とつながっていき、第一期においてはまとまった東アジア政策を持たず、日米経済関係を巡って緊張しがちだったクリントン政権が再び東アジアへの関与を強め、対日関係を重視していく重要な契機となった。2000年には対日外交の指針としてリチャード・アーミテージらと超党派で作成した政策提言報告「アーミテージ・レポート」(正式名称:INSS Special Report "The United States and Japan: Advancing Toward a Mature Partnership")を作成、2007年2月には、政策シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)においてアーミテージと連名で再度超党派による政策提言報告「第二次アーミテージ・レポート」(正式名称:"The U.S.-Japan Alliance: Getting Asia Right through 2020")を作成・発表し、日米同盟を英米同盟のような緊密な関係へと変化させ、東アジア地域の中で台頭する中国を穏健な形で秩序の中に取り込むインセンティブとすることなどを提言している。
タカ派ですね。今回はヒラリー・クリントンがナイを推していたようなんだが、ソフトパワーの対話路線を旨とするオバマ路線とは相容れない部分があるのだろう。で、ナイの代わりに誰が来るのかというと、

 ・・・どうも、日本に来る大使はどうでもいいのが来るらしい。

 「ジョセフナイは来ナイ」というダジャレを言っていたら本当にそうなってしまった。表向きはオバマと仲がいいからとか書いてあるが、その裏に何があったのか、あとで聞けたらここで書くことにしよう。

どうでもいい大使というのは、カリフォルニアの弁護士事務所経営者だそうで、早い時期からオバマを支持していたので、そのお礼だそうです。
オバマ米政権の新駐日大使に、オバマ大統領の有力後援者でカリフォルニア州の弁護士事務所経営者ジョン・ルース氏(54)が指名されることが19日、濃厚となった。日米関係筋が明らかにした。同筋は「近く正式発表される見通しだ」と述べた。

 日本政府の同意と米上院の承認が得られれば、日米同盟を「アジア政策の礎石」と位置付けるオバマ氏の名代として、対日政策の最前線に立つ。

 駐日米大使人事に関しては、1月のオバマ政権発足前、知日派のナイ・ハーバード大教授の起用がいったんは固まった。しかし大統領本人とのパイプが細いとの指摘があり、昨年の大統領選でカリフォルニア州など西海岸地区の有力後援者としてオバマ氏の政治資金集めに貢献、個人的なつながりを深めたルース氏に白羽の矢が立った。
アメリカでも、駐英大使とか駐日大使というのは「名誉職」であって、プロパーの外交官がなるものではないようだ。なので誰がなってもいいようなもんで、今回のジョン・ルースという人物も、日本との関わりはほとんどないらしい。で、ジョセフ・ナイといえば、小沢を西松建設事件でハメたのがナイだという話もあったわけです。二階堂.comによれば

 ジョセフ・ナイが噛んでいたとすれば、相当ややこしい。鳩山もやられてしまうだろうな・・・これはかんぽの宿、つまり郵政民営化反対つぶしだとしての話だが。

 うーん、やっぱりもっともらしい理由はあるけど、いままでの地検の内部カルチャーとは明らかに違う。しばらく様子を見ないとダメだな。ジョセフ・ナイがやったのであれば、これくらいうまくやるだろうしな。

ところが、こうした露骨な日本に対する干渉がアメリカで問題になるわけだ。なんせ、ナイは「今の民主党の外交政策がそのまま採用される場合には反米と見なす」とまで言っていたわけで、まぁ、威勢が良いといえばそれまでなんだが、喧嘩売ってるようなもんですね。こうした露骨な内政干渉政策がオバマに嫌われて、駐日大使から外された、というのがジャパンハンドラーズさんの説です。

アメリカと距離を置いて中国に近づこうという小沢をハメて潰して、戦略としては後任にアメリカべったりの前原に近い岡田を持って来ようとしていたのが、マスコミを動員しても民主党は踊らず、結局、鳩山が党首になってしまったというところでシナリオが狂ってしまい、失敗したジョセフ・ナイが外されたわけだ。で
 いずれにせよ、ヨーロッパ・ロシアとの連携を模索する、鳩山由紀夫新代表は小沢一郎前代表を、本来の得意分野である「選挙対策責任者」に抜擢し、敵だった岡田克也を幹事長に抜擢、前原グループからの隔離を計っている。

 そして、今回のジョゼフ・ナイ大使辞退の報道である。これはアメリカが日本の政治への直接的なコントロールを控えつつあるという前兆かもしれない。今、民主党と自民党内のアメリカべったり派には、急速にインフルエンザの蔓延のように、動揺が広がっていることだろう。はははは、ざまあみろ。

 ジョン・ルースは、企業弁護士なので、年次改革要望書や、G2(米中連合)の実現の線で、日本に協力を求め来るのだろう。だから、今後も油断は禁物だ。

 が、とりあえずは、我々は「ナイ大使を辞退に追い込んだ」という一時的な勝利の果実を味わうことになったわけである。 

 ナイを推していたのは、ヒラリー・クリントンに近い、国務省サイドだったという。今回の件で、少しはオバマを見直した私であった。
ナイに代わって駐日大使になったのが企業弁護士なので、色々と面倒くさい交渉はあるだろうが、ネオコンみたいに武力で圧力を掛けてくるような人物ではなさそうなので、まぁ、良かったというところですか。

コメント

>ナイに代わって駐日大使になったのが企業弁護士なので、色々と面倒くさい交渉はあるだろうが、ネオコンみたいに武力で圧力を掛けてくるような人物ではなさそうなので、まぁ、良かったというところですか。


ナイが相手だとやり辛いと忌避していたのはシナでわ?
シナの対米ロビーがうまくいった結果の駐日大使人事であれば、日本にとっては拙いと思うのだけどね。
まぁ、シナのポジトーク代弁者からすれば、良いことなんでしょうがw

>日本の政治への直接的なコントロールを控えつつある

金、金、金、ダメリカは破産してますので、他国のコントロールに出費する金も暇もありません。(手遅れで革命寸前!)自国の再起で手一杯です。

完全独立のチャンスです!

>今、民主党と自民党内のアメリカべったり派には、
>急速にインフルエンザの蔓延のように、動揺が広がって
>いることだろう。はははは、ざまあみろ。

情報提供というより個人願望をタレ流してる
ブログですね。バイアスかかりまくりですがw

>まぁ、シナのポジトーク代弁者からすれば、
>良いことなんでしょうがw
>投稿 aa | 2009/05/20 12:32

完全同意ですw

>まぁ、シナのポジトーク代弁者からすれば、良いことなんでしょうがw

小泉信者乙wwwww

ジョセフ・ナイ著「対日超党派報告書」― Bipartisan report concerning Japan ―

1、東シナ海、日本海近辺には未開発の石油・天然ガスが眠っており、その総量は世界最大の産油国サウジアラビアを凌駕する分量である。米国は何としてもその東シナ海のエネルギー資源を入手しなければならない。

2、そのチャンスは台湾と中国が軍事衝突を起こした時である。当初、米軍は台湾側に立ち中国と戦闘を開始する。日米安保条約に基づき、日本の自衛隊もその戦闘に参加させる。中国軍は、米・日軍の補給基地である日本の米軍基地、自衛隊基地を「本土攻撃」するであろう。本土を攻撃された日本人は逆上し、本格的な日中戦争が開始される。

3、米軍は戦争が進行するに従い、徐々に戦争から手を引き、日本の自衛隊と中国軍との戦争が中心となるように誘導する。

4、日中戦争が激化したところで米国が和平交渉に介入し、東シナ海、日本海でのPKO(平和維持活動)を米軍が中心となって行う。

5、東シナ海と日本海での軍事的・政治的主導権を米国が入手する事で、この地域での資源開発に圧倒的に米国エネルギー産業が開発の優位権を入手する事が出来る。
_____________________________________________________________________________________

 上の通り、ジョセフ・ナイは日本を中国と戦争させるシナリオを描くような超タカ派です。タカ派の知日派というわけで、日本にとっては手強い相手です。さらに、中国とのG2体制にとっても相容れないわけで、オバマ大統領が日本大使にNOを唱えたのは正解でしょう。

 

年次改革所をよく読んでいない奴がいる。

ナイがむしろ中国に言ったのは
むしろ足元の国務省や国防省でスパイ事件が続発したからなんだよ


ジョン・ルースは、企業弁護士のが恐ろしさを
知らない奴は分かっていないのだろう。


新しい年次改革書を読んでいるから分かると思うが・・。

日本に赤い禿鷹が来るぞ!!!

これでも見とけ!!

ボンクらども!!

John V. Roos
http://www.nndb.com/people/744/000171231/#FN1


これがやつと繋がりがあるやつらだ

http://mapper.nndb.com/start/?id=171231

そーいえば新宿の高層ビルの辺りで群れが休んでますよね
赤いハゲタカの

今度はこの赤いハゲタカさんにぶつかる相応の方はいらっしゃるんですかねw

アメリカはとりあえず様子見
ロシアも様子を見てる

北方領土問題もやっぱり進展なかったね

ここでも踊る従米、媚米

赤い禿
  損こいた子供、ですね

それにしても見事に禿てるもんである。

その筋さんて竹中のエージェントなんですか?

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