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社会

会話はインターホン 退院の女性、隔離の一夜語る 

 新型インフルエンザに感染し、神戸市中央区の市立医療センター中央市民病院を十八日退院した同区内の女性(44)が、神戸新聞社の電話取材に応じた。病室で隔離された一晩だったが、熱も下がり不安はほとんどなかったといい「普通の季節性インフルエンザよりも症状は軽かった。きちんと治療薬を飲めば治るということを知ってほしい」と訴えた。(川口洋光)

 女性は十六日夜から風邪気味で、下痢や嘔吐(おうと)の症状を示し、熱が三七度前後あったという。十七日午前十時ごろ、同病院へ。簡易検査ではA、Bともに陰性だったが、詳細(PCR)検査で同日夜、新型と判明。「まさかと思った」

 二人部屋の病室から、外には一歩も出られなかった。トイレやシャワーは室内にあり、食事や差し入れなどは、扉の脇についた宅配ボックスのような箱を介してやりとりした。看護師との会話もインターホン越し。テレビはあったがカードがなくて動かず、本を読んだり、メールを打ったりして過ごした。治療はタミフルを渡され、一日二回服用。一日四回、自分で検温した。

 十八日昼すぎ、医師から体調を尋ねられた。三六度台の平熱で「病み上がりのだるさだけ」だったため、自宅療養を言い渡され、同日午後七時ごろに退院した。

 商用で十-十二日に中国を訪れたことを振り返り「(感染したのは)空港だと思う。海外渡航は自粛すべきだった」と女性。メールを使い、自宅で療養しながら仕事を続けるといい「症状は治まっているが、医師にも言われており、一週間は外出を控えたい」と語った。

(5/20 10:14)


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