2009年5月20日 13時55分更新
新型インフルエンザに感染した人が滋賀県で新たに確認されるなど国内で増えていることを受けて、県内の病院では患者に感染が広がらないよう対策が行われています。
高熱や咳などの症状が出ている人はまず、発熱相談センターに電話したうえで、指示された病院へ行くことになりますが、直接、医療機関を訪れて新型インフルエンザの感染が拡大することが心配されています。
このため、岡山市南区の病院では、病院の入り口でマスクをした職員が訪れた患者ひとりひとりに発熱がないかを確認し、発熱がある患者には別の部屋で診察を受けるように促しています。
その後、患者は医師による問診や採血などの検査が行われ、一般の患者となるべく接触しないようにしています。
もともと別の病気があって体力が弱っている人が新型インフルエンザにかかると症状が重くなる傾向があると指摘されていることから、県内の一部の病院ではこのような対策をとっているところがあります。
重井医学研究所附属病院の真鍋康二副院長は「病院にはさまざまな病気で来る人がいるので、新型インフルエンザの疑いがある患者と一般の患者をしっかりと分けることでウイルスがまん延しないように注意しています」と話しています。