岡山放送局

2009年5月20日 13時55分更新

県内倒産 負債総額倍以上に


先月の企業の倒産は県内で14件と前の月と同じでしたが、負債総額は倍以上に増えて132億円あまりになっています。

信用調査会社の「帝国データバンク」によりますと、先月の県内の企業の倒産は14件で、前の月と同じでした。

一方、負債総額はおよそ132億2800万円で、前の月の倍以上となり、負債総額が100億円を超えるのは1年半ぶりです。

これは、瀬戸内市の廃棄物処理業者や津山市の病院の倒産でそれぞれ負債額が50億円を超えるなど、1億円以上の負債を抱えて倒産した企業が10件と、1件あたりの負債額が大きかったためだということです。

業種別に見ますと、サービス業が5件と最も多く、次いで、製造業と建設業がそれぞれ3件となっています。

信用調査会社では「大企業の決算発表が厳しい内容となっている。県内の企業にも影響を与える可能性があり、中小企業の倒産が増えるおそれがある」と話しています。