【社会】滋賀で発熱相談殺到 大阪まで通勤圏、不安広がる2009年5月20日 16時01分 滋賀県では、大阪府と兵庫県での新型インフルエンザの国内感染が確認されてから、感染の飛び火を不安視した人からの発熱相談センターへの相談件数が急増していた。発熱外来での受診も増え、医療機関での対応が急務となっている。 滋賀県は大阪府都市部の通勤圏内にあり、JRや私鉄を利用した人の往来も激しい。16日に神戸市での国内感染が確認されたことを受け、発熱症状などを訴える人が一挙に増えた。 16日までは、1日で多くても50件程度だったのが、17日には315件、18日には1090件、19日には1307件とうなぎ上り。 「マスクが手に入らない」など、発熱と直接関係のない問い合わせもあり、混乱もみられる。 発熱相談センターの紹介で県内病院の発熱外来を受診する人も急増。17−19日の3日間で、計334人が受診。16日までの計16人を大幅に上回った。 こうした急増を受け、夜間などの時間外診療での対応を強化するため、当直勤務の医師を増やす病院もある。 (中日新聞)
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