5月18日、マイリー・サイラスが「太っている」というインターネット上での中傷に抗議。写真は先月、ロンドンでのイベントに出席したサイラス(2009年 ロイター/Stefan Wermuth)
[ニューヨーク 18日 ロイター] 米人気アイドルのマイリー・サイラス(16)が、「太っている」というインターネット上での中傷に対し、「サイバーいじめは、人の心を深く傷つけることもある」と抗議した。
サイラスは、自身の太腿について冗談を飛ばしたところ、体重についての中傷が相次いだことを受け、ミニブログサービス「ツイッター」で怒りを表明。「不愉快な人々の発する攻撃的な言葉で追い詰められれた人が、自身や周囲の人を傷つける可能性もある」と投稿した。
名誉棄損防止同盟(ADL)の調査によると、米国のティーンエージャーの約半分が、電子メールや携帯電話などを介した「サイバーいじめ」を受けたことがあるという。中には自殺に追い込まれた事例もあり、過去10年間に米37州でいじめ対策の校則が義務づけられた。
サイラスは「芸能人のゴシップ記事ばかりを読んでいる人は、聖書を読んだり、サイバーいじめがどのような結果を招くか勉強した方が良い」と述べ、「この問題は軽く受け止めるべきではない」と訴えた。