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「心配」「疑問」マスク着用・未着用 それぞれの理由

2009年5月20日12時3分

写真:朝の大阪駅の周辺はマスクをして通勤する人の姿が目立った=20日午前、大阪市北区、南部泰博撮影朝の大阪駅の周辺はマスクをして通勤する人の姿が目立った=20日午前、大阪市北区、南部泰博撮影

 新型の豚インフルエンザの感染者が増え、街中のマスク姿が当たり前の光景となりつつある。ここ数日、電車の中や繁華街では、未着用の人は「少数派」だとさえ言える。通勤時のJR大阪駅と新大阪駅で、着けている人、着けていない人にそれぞれ聞いた。

 改札口、階段、ホーム、電車内と、とにかくマスク姿が目立つ。見た感じでは、着用者は8割にも上る。

 その一人、買い物帰りの大阪市淀川区の主婦(46)は「自分が感染しても、夫と子どもだけにはうつしたくない」。成田空港で国内初の感染例が確認された9日から着けている。「感染者は10代が多いので、やはり気になる」と大阪府豊中市の関西大1年の男性(18)は母親から着用を薦められ、大学も17日から休講したため着け始めた。「この年で感染したら、命にかかわる」と、大阪市福島区の無職男性(84)は今月初めから、屋外では必ず着用している。「国内で感染者が完全にいなくなるまで外さない」

 新大阪駅は出張のサラリーマンが多い。名古屋市の鉄鋼会社員の男性(47)はマスク越しに「内心、大阪に来るのは嫌だった」。会社では大阪出張は原則禁止。しかし、大事な商談でキャンセルできなかった。「新幹線は密室。名古屋駅に着くまで外さない」と足早にホームに向かった。

 4人の子どもがいる金沢市の建設会社員の男性(51)は「妻に『絶対ウイルスを持ち帰るな』と言われて着けたけど、金沢に着いたら外す」。

 一方、着けない人からはこんな声も。

 兵庫県宝塚市のアルバイト男性(23)は「感染を防げるのかどうか」と効用を疑う。帰宅途中の会社員女性(36)は「化粧が崩れるのがイヤ。新型インフルエンザは毒が弱いんでしょ」。会社でも義務づけられておらず、「強毒性になるまで着ける気はない」。(高島靖賢、千葉雄高)

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