社会
神戸で医療従事者が感染 新型インフルエンザ
職員の新型インフルエンザ感染を受けて会見する神戸市立医療センター中央市民病院の春田恒和感染症科部長(中央)ら=20日午前11時49分、神戸市役所(撮影・内田世紀) |
神戸市は二十日、同市立医療センター中央市民病院(同市中央区)で事務補助を担当する女性委託職員(25)の新型インフルエンザ感染を確認した、と発表した。院内感染の可能性は低いといい、病院の診療体制は変更しない。同市では同日、女性や一歳の男児を含む二十一人の感染を新たに確認し、兵庫県内の新型インフルエンザ感染者は計百三十二人。大津市でも、立命館大の男子学生(23)の感染が大阪、兵庫の両府県以外で初めて確認され、成田空港の検疫段階で見つかった四人を含めて国内の感染者数は二百三十六人となった。
神戸市によると、中央市民病院の女性委託職員は同市兵庫区在住で、民間会社の社員。院内の医師会連絡室で事務処理を担当していた。
十三日に発症し、十五、十六の両日、開業医を受診したが、インフルエンザの簡易検査は受けていない。十五-十八日は体調不良で休んでいた。
女性は十九日朝に出勤し、午後零時四十分に発熱外来を受診、三七・一度の熱があった。このため同病院に待機入院し、詳細(PCR)検査で二十日、新型感染が確定した。
女性が発症した十三日は、院内の発熱外来に感染の疑いがある患者が来院する以前で、院内で感染した可能性は低いという。また、女性が働く医師会連絡室は同病院の二階にあり、通常は来院者が使わない職員用エレベーターを使用。同病院は「(女性が出勤後)病院スタッフと接触した可能性は否定できない」としている。
一方、滋賀県によると、男性は十五-十七日に神戸市に出掛けていた。十七日夜、せきや三八度以上の発熱を訴えた。十九日夕に大津市民病院の発熱外来で診察を受け、滋賀県衛生科学センターで詳細(PCR)検査を受けた。十八日の行動は不明という。
(5/20 11:35)
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