県内ニュース

イブニング・シックス

生活保護費詐欺の元夫婦に判決(05月19日)

いわき市の元夫婦が障害のある子どもの通院のためのタクシー代を市からだまし取っていた事件で有罪判決です。判決を受けたのは千葉県柏市の佐竹洋(さたけひろし)被告と元妻でいわき市の佐竹嘉代(さたけかよ)被告です。判決によりますと二人は障害のある次男を通院させる際に実際には自家用車を使っていたにもかかわらず、領収証を偽造するなどしてハイヤーを利用したように見せかけ、いわき市から補助金およそ243万を、だまし取りました。地裁いわき支部は、「犯行は計画的で悪質だ」として洋(ひろし)被告に懲役1年8ヶ月をまた、嘉代(かよ)被告については親族が被害の一部を弁済しているとして懲役1年4ヶ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

県が新型インフルマニュアルを学校に配布(05月19日)

兵庫と大阪での新型インフルエンザの感染拡大を受け県は公立の学校と幼稚園に感染者が発生した場合の対応マニュアルを配布し注意を呼びかけています。県の対策本部が作成したマニュアルでは、学校や幼稚園で新型インフルエンザが発生した場合、それぞれの学校医と相談の上休校や学年・学級閉鎖などの対応をとることになっています。しかし、いまのところ新型インフルエンザの毒性が弱いことから、県では感染の状況に応じて柔軟な判断をするよう各学校に呼びかけています。また、県のまとめでは感染が広がる関西方面へ今後、修学旅行を予定しているのは県立高校45校と特別支援学校6校ですがいずれも9月以降を予定していることから、感染の状況を見ながら実施の判断をしていくということです。

国指定文化財補助金カットで県議会視察(05月19日)

県が今年度から国が指定する文化財の補修などへの費用補助を打ち切ったことをうけ県議会がきょうから補助が打ち切られた文化財の現地調査をはじめました。現地調査をはじめたのは県議会の商労文教委員会できょうは磐梯町にある国指定の史跡「慧日寺(えにちじ)」を訪れました。磐梯町では平成16年度から今年度まで総額7億7400万円をかけ「慧日寺(えにちじ)」の復元事業に取り組んでいて県からは毎年200万円から400万円の補助を受けていました。きょうは磐梯町の五十嵐源市(いがらしげんいち)町長が町としての負担状況などを説明し「国・県・町が三位一体となり文化遺産を守っていくことが重要で補助金の見直しをしてもらいたい」と訴えました。このあと視察した委員たちは文化財を後世に残す重要性を肌で感じているようでした。委員会では調査結果を元に6月の定例会で補助金について議論することにしています。

走行中の消防車から転落した消防団員重傷(05月19日)

けさ、白河市で走行中の消防車のステップから26歳の消防団員が転落し、大けがを負いました。事故があったのは白河市白坂(しらさか)の国道で、けさ7時前、消防車の後ろにあるステップに乗っていた消防団員根本学(ねもとまなぶ)さん26歳が、走行中に車から転落しました。根本さんは病院に運ばれましたが頭の骨を折るなどの重傷です。根本さんは訓練を終えて屯所に戻る途中で当時、消防車はおよそ30キロのスピードで走っていたということです。消防車のステップに人を乗せて走ることは、道路交通法で禁止されていますが、白河市によりますと消防団ではこれまでも緊急時などの際にステップに人を乗せていたということです。警察では自動車運転過失傷害などの疑いがあるとみて運転手から事情を聞いています。

会津大職員 ワゴン車にはねられ重体(05月19日)

きょう午前会津若松市の市道で横断歩道を渡っていた58歳の男性が、右折をしてきたワゴン車にはねられ、意識不明の重体となっています。事故があったのは会津若松市白虎町(びゃっこまち)のT字路交差点で、きょう午前8時ごろ、右折をしたワゴン車が横断歩道を歩いて渡っていた男性をはねました。はねられたのは、会津若松市山鹿町(やまがちょう)に住む県立会津大学職員丹治健一(たんじけんいち)さん58歳で丹治さんは頭を強く打っていて意識不明の重体です。ワゴン車を運転していた36歳の男性は、警察の調べに対し「ほかの歩行者に気を取られ男性に気づかなかった」と話しているということです。

福島市で初の真夏日(05月19日)

きょうの県内はよく晴れて気温が上がり、福島市では今年初めて最高気温が30度を超える真夏日となりました。きょうの県内は高気圧に覆われて良く晴れた上、オホーツク海の低気圧に向かって温かい空気が吹き込んだため、気温がぐんぐん上がりました。最高気温は福島で30度3分相馬で29度6分となるなど、福島市では今年初めて真夏日を記録。全国の観測所の中でも2番目の暑さとなりました。気象台によりますと、この陽気はあさって頃まで続く見込みだということです。

窃盗で再逮捕の男 余罪50件300万(05月18日)

窃盗の疑いで逮捕されていた矢吹町の男が、福島と栃木で、他に50件ほどの犯行を繰り返していたことがわかりました。栃木県内の民家から現金などを盗んだ疑いで逮捕されていた、矢吹町の無職円谷(つむらや)富男(とみお)容疑者は4年前の7月、矢吹町の女性の家から携帯電話などを盗んだ窃盗の疑いで、きょう、再逮捕されました。これまでの警察の調べで円谷容疑者の車の中からは、被害品と見られる通帳やパスポートのほか、女性用の下着などが見つかっていて、余罪は福島と栃木の両県でおよそ50件、被害総額は300万円に上ることがわかりました。円谷容疑者は勤務していた会社が休みの「水曜日」に犯行を繰り返していたと見られ、取り調べに対し、「借金返済のために金が欲しかった」と話しているということです。

リサイクルを適切に 工事現場でパトロール(05月18日)

建設リサイクル法にもとづいて建築廃材が正しく処理されているかどうかを確認する全国一斉のパトロールがきょうから始まりました。このパトロールは建築廃材が正しく処理されているかどうかを確認するため毎年この時期に行われています。郡山市では出発式を行ったあと職員が建設中のマンションの工事現場に向かいました。8年前に施行された建設リサイクル法では一定規模以上の建築物の解体工事や新築工事を行う際、現場で廃棄物の分別を行い再利用できる状態にすることが義務付けられています。職員は、コンクリートや木材などがきちんと分別されているかやどこの処理施設に運ぶことになっているかなどを確認しました。郡山市では、今週中に20か所でこの抜き打ちのパトロールを行うことにしています。

3億円の夢…ドリームジャンボ宝くじ発売(05月18日)

一等前後賞あわせて3億円が当たるドリームジャンボ宝くじがきょう発売されました。大黒さまの宝くじで知られる、いわき市の「平一町目宝くじセンター」では発売を前に神事が行われ高額当選を祈りました。窓口には朝5時から並んだ人もいて販売が始まると夢を追い求める人たちが次々とくじを買い求めていました。今年のドリームジャンボは一等の2億円が27本、二等の1億円が81本で全国で合わせて108人の億万長者が誕生します。また去年に引き続き一等の100万円が9000本当たる「ミリオンドリーム」も同時に販売されています。「ドリームジャンボ」と「ミリオンドリーム」は、どちらも1枚300円で来月5日まで販売され、抽選は来月16日に行われます。

タミフルを予防薬に 保健所に百人分を備蓄(05月18日)

一方、インフルエンザの治療薬「タミフル」を症状が出る前の予防用として使うため県は、県内の各保健所に100人分を配りました。郡山市ではきょう、2回目となる新型インフルエンザについての対策会議が開かれました。この中では職員に多くの欠勤者が出た場合市民の生活に影響を与えないよう、業務に優先度をつけることを確認しました。一方、保健所ではおとといからインフルエンザの治療薬「タミフル」100人分、1千カプセルを備蓄しています。これは通常、治療用として処方する「タミフル」を予防用として使うため県が各保健所に配布したものです。「タミフル」は症状が出る前に飲むと予防薬としても有効で保健所では今後感染者が出た場合、「濃厚接触者」などに処方することにしています。

関西方面へ修学旅行 教委が学校の把握急ぐ(05月18日)

県教育委員会は、大阪と兵庫で新型インフルエンザの感染が広がっていることから、最近、修学旅行で関西方面に行った学校の把握を進めています。県教育委員会のこれまでの調べによりますと先週、県内の複数の中学校が兵庫や大阪を含む関西方面に修学旅行に出かけたことが分かっています。いずれの学校もすでに旅行を終えて戻っていてこれまでのところ、健康に異常を訴えた生徒は確認されていないということです。それぞれの中学校では念のため1週間から10日程度、修学旅行に参加した生徒の健康状態を観察することにしています。また、教育委員会では県内の学校に対して手洗いやうがいなどの予防策を徹底するとともに、生徒や児童の健康状態の把握につとめるよう呼びかけることにしています。

新型インフルエンザ 発熱外来を増設へ(05月18日)

新型インフルエンザの感染拡大を受け県は、感染の疑いがある人の診察にあたる「発熱外来」を現在の16か所からさらに増やす方針を明らかにしました。「発熱外来」はこれまで県内16の医療機関に設置され感染の疑いがある人の診察を行ってきました。しかし県は態勢を強化するため今後、7つの地域ごとに地域医療会議を開いて「発熱外来」の増設を進める方針です。一方、県内9か所に設置されている電話窓口では国内での発生が確認されてから相談が増えています。きょう正午までに寄せられた相談は120件で国内感染が確認される前の先週金曜日と比べておよそ20倍に増えました。内容は新型インフルエンザの症状に関するものが目立ち、最近、海外に渡航をしていない人からの相談がほとんどだということです。