2009-05-20 07:00:00

「結論が出た後、さらに考え続ける」ということ 

テーマ:行動
事業を立ち上げたり新商品を開発する場合、
うまくいく場合もあればうまくいかない場合もある。

残念ながらうまくいかなかった場合、
常識的に考えて「うまくいかなくても当然」と思える要因があると
上司や世間は
その結果をある程度当然のこととして受け止める。
「ツイてなかったね」とか「がんばったのにね」
とかいう言葉で幕を引く。

しかし、あまのじゃくな僕は
それを当然とは思わない。
「もっとやりようがあったのではないか?」
「もっとこうできたのではないか?」
と思いを巡らす。

結果として成功した場合も同じ。
「別のやり方だともっとうまくいったのでは?」
「もっと成果を出せたのではないか?」と
つい考えてしまう。
この場合、この思考をそのまま相手にぶつけると
せっかくの成功にケチをつけているみたいになり
相手をがっかりさせてしまうので
気をつけなければいけないのだけど。


なぜ自分はこうなのか。
「世の中は可能性に満ち溢れている」
と強く信じているから。
「もっと可能性があるはず」と
ついついより高い成果を求めてしまう。

常識的な判断が下されたとしても、それで納得しない。
納得しないから、そこで思考が停止しないのだ。


「打つ手がない」という判断が下された場合、
一般的にはその判断に至った理由が
常識的な・理屈の通ったものであれば
皆納得する。
「ふむふむ、なるほど。じゃあ仕方ないな」と。
そして、
そこで思考が停止する。

しかし僕は、そこから考え始める。
「ふむふむ、なるほど。・・・・じゃあどうしようか?!
と。


誰もが納得する、至極当然な『ダメな理由』。
じゃあ、
そのダメな理由をクリアするためにはどうすればいいのか?

考えて、考えて、考える。
考えるにも
常識的な考え方・材料からでは
既に出ている“ダメ”という結論にしかたどり着かないから
『常識的な考えを捨てて』
『既成概念にとらわれない中で』
考えて、考えて、考える。

・・・・そうすると、アイデアが出てくる。
『常識的な考えを捨てて』
『既成概念にとらわれない中で』 考えた結果なので
出てきた答えに対しては
「えーっ、そんなのあり?!」
「そういうことまで考えていいんだったら、確かに」
などと周りから言われることが多い。

常識的な考えの中で・既成概念の中で考えたアイデアは
多くの人が考えつくもの。
面白いアイデアは
常識・既成概念の枠を超えて考えてこそ
出てくるものなのだ。
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