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「新型ワクチン量産、7月中旬以降」WHO見通し

2009年5月19日23時54分

 【ジュネーブ=田井中雅人】世界保健機関(WHO)は19日、新型の豚インフルエンザのワクチン量産開始が「7月中旬以降になる」との見通しを発表した。これまでの想定より約1カ月遅く、日本などの北半球でインフルエンザが流行し始める今秋に間に合うかどうか微妙だ。

 WHOによると、従来の季節性インフルエンザで年間25万〜50万人が死亡するとされる。季節性インフル用のワクチンを確保しつつ、新型用のワクチン量産への切り替え時期が問題となっている。潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長は同日、WHO本部で各国の製薬業界首脳らと対応策を協議した。

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