Javaに危険度「高」のぜい弱性,アプレットからファイルの書き込みや実行が可能にデンマークのSecuniaが現地時間11月29日に,米Sun MicrosystemsのJava開発キット「Java Development Kit(JDK)」,Java実行環境「Java Runtime Environment(JRE)」,Javaソフトウエア開発キット「Java Software Development Kit(SDK)」において,システムへの不正なリモート・アクセスを見逃すぜい弱性が複数存在すると警告した。Secunia社は危険度を「高」としている。 Secunia社によると,ぜい弱性が存在するバージョンは以下の通り。
・Sun Java JDK 1.5.x このぜい弱性を悪用すると,アプレットを使ってローカル環境にあるファイルを読み書きしたり,ローカル環境にあるアプリケーションを実行したりできる。大きく分けて3種類あり,概要と該当バージョンは以下の通り。 ・unspecified error(不明なエラー)を悪用する。Windows/Solaris/Linux用のJDK/JRE 5.0 Update 3までのバージョンに存在する ・Reflection APIのエラーを悪用するぜい弱性が3個ある。Windows/Solaris/Linux用のSDK/JRE 1.3.1_15まで,SDK/JRE 1.4.2_08まで,JDK/JRE 5.0 Update 3までのバージョンが関係する ・Java Management Extensions(JMX)内のunspecified errorを悪用する。Windows/Solaris/Linux用のJDK/JRE 5.0 Update 3までのバージョンに存在する 既にSun社は,これらぜい弱性を修正したバージョンをWebサイトで公開している。
・JDK/JRE 5.0:
・SDK/JRE 1.4.x:
・SDK/JRE 1.3.x: また同ぜい弱性に関するSun社の公開情報は以下のサイトで入手できる。
・http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102050-1
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