2009年5月13日 18時33分

ひき逃げ容疑で県警 逮捕せず書類送検

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4月、那覇市の国道58号で発生したひき逃げ事件で、県警は13日、事件の車を運転していたとされるアメリカ海兵隊員の男を書類送検しました。

自動車運転過失傷害などの疑いで書類送検されたのは、エンリケ・ロペスジュニア容疑者(36)です。

県警によりますとロペス容疑者は、先月4日早朝、那覇市の松山交差点に赤信号を無視して突っ込み、横断歩道を渡っていた男女3人をはねて重傷を負わせ、逃げた疑いです。県警の調べに対しロペス容疑者は、「酒を飲んでいたため、怖くなって逃げた」と容疑を認めています。

しかし、県警はロペス容疑者を逮捕せず、身柄の引き渡しも求めておらず、その理由について県警は、日米地位協定で合意されている殺人などの凶悪事件以外で逮捕状を取ったり身柄の引渡しを求めた例が無いためと説明。容疑者はアメリカ軍当局が身柄を拘束し、容疑も認めているため逮捕の必要は無いと判断したとコメントしています。

「ひき逃げ事件で書類送検」という県警の対応に疑問はぬぐえません。

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