【プロ野球】関西独立リーグ４球団が話し合い　分配金未払いで

　リーグ側からの３０００万円の分配金未払いの影響で、球団経営が苦境に陥っている関西独立リーグの４球団による代表者会議が１９日、大阪市内で行われた。４球団はリーグ運営会社の制約を外した上で、今後は共同歩調を取るという声明文を発表。チーム存続に向けて、運営会社からの独立の道を模索する意志を明らかにした。

　すでに神戸の５月分の選手給料遅配の可能性が浮上。今後他球団にも、同様の危機が発生する恐れがある。分配金が支払われる見込みが立たない現状では、リーグ側の意向を無視した形でも４球団で早急な措置を取る必要が出てきている。

　発表された声明文ではリーグの継続に関して、４球団が「続けなければいけない」との認識で一致。そのうえで▽４球団の協力体制によるリーグスポンサー獲得へ向けての活動▽各球団ごとのチームスポンサー獲得に向けての活動▽経費削減を図り、現在一律２０万円の選手給与の見直し、などの方針を確認した。

　なお、分配金は依然として未払いで、運営会社とも連絡が取れていないという。２０日に和歌山市内で４球団の代表者が記者会見を行い、今後の方針について説明する。