竹原市大久野島の沖で化学兵器の疑いがある不審物が見つかったことについて、有岡宏副知事は、18日、斉藤鉄夫環境大臣と面会し、詳細な調査を政府の責任で行い、完全に撤去することなどを求める要請書を手渡しました。
県は、ことし1月に旧日本軍の毒ガス兵器とみられる不審物が見つかってから4か月が経過したのに、「国としての具体的な行動がとられていない」として、早急な調査を実施することや、毒ガス弾などであるとわかった場合には完全に撤去することを求めています。
斉藤環境大臣は、環境省としても重大な関心を持って対応する考えを示すとともに「内閣官房とともにこれまで2回の会合を持った。どう対処するのが一番いいか、専門家の意見も聞きながら対応したい」と話しました。
「環境省としても急ぎたいということなので、私どもも期待しています」(広島県 有岡宏副知事)(5/19 14:38) |