竹原市の中通小学校で、また教師が逮捕されました。今度は児童買春の疑いです。
中通小学校の男性教師が、女子中学生に現金を渡す約束をし、いかがわしい行為をした疑いで逮捕されました。
中通小学校は、少女らに性的暴行などを繰り返した罪で公判中の森田直樹被告が、逮捕当時に勤務していた学校です。
児童買春の疑いで逮捕されたのは、竹原市立中通小学校の教師で、尾道市向東町に住む47歳の安保貞男容疑者です。
安保容疑者は、去年6月、当時中学3年の少女に現金3万円を渡す約束をして、広島市中区のホテルでいかがわしい行為をした疑いがもたれています。
警察の調べに対し、「若い女の子といかがわしい関係を持ちたかった」と供述しているということです。
(中通小・佐々木泰治校長)
安保容疑者は、少女売春をあっせんしたとして公判中の竹中裕貴被告から、携帯電話の出会い系サイトやメールを通じて買春のあっせんを受けたとみられています。
警察は、14日午後、中通小学校を家宅捜索しました。安保容疑者に余罪があるとみて捜査しています。
中通小学校は、以前に勤務していた学校で10人の女子児童に性的暴行などを繰り返した罪に問われている森田直樹被告が、逮捕当時に勤務していた学校です。
安保容疑者は、森田被告が逮捕された翌月の去年6月に買春した疑いがもたれています。
「まじめで職務態度もきちんとしている先生。教職員として公務員としてあってはならない。去年の事件以来研修など受けているはずだが、自覚が足らない」(渡辺清和教頭)
中通小学校では全校集会を開き、安保容疑者の逮捕について児童に説明しました。保護者への説明会も開くことにしています。
「去年のことを人ごとにしか思ってなかったんだろう。子どもたちも(去年の事件を)やっと忘れかけたころなのに。なぜ中通でばかり続くのか。校長をはじめ他の先生は大変良くしてくれているのでPTAで支えなければならないが」(保護者)
竹原市教育委員会の亀井伸幸学務課長は「信頼回復に取り組んでいるさいちゅうの事件で大変遺憾。詳細を把握し、厳正に対処したい」と話しています。
また、県教育委員会の榎田好一教育長は、「こうした事案が連続して起きたことは、痛恨の極みだ。絶対に許すことができない。子どもたちに対し心のケアなども行っていきたい」と話しています。(5/14 18:13) |