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【社会】

「透明化された裁判を」 民放キャスター有志が声明発表

2009年5月19日 18時03分

 裁判員制度スタートを前に記者会見する鳥越俊太郎さん(右端)ら民放キャスター=19日午後、東京都港区

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 裁判員制度スタートを前に、鳥越俊太郎さんら民放キャスターが19日、都内で記者会見し「裁判の透明性を担保し、裁判員の経験を社会全体で共有するため、公判のすべての過程が明らかになることがより求められる。真に開かれた司法を実現するため取り組んでいく」との声明を発表した。

 声明は13人のキャスター有志の連名。会見には、ほかに大谷昭宏さんや安藤優子さんら8人が出席した。

 会見で鳥越さんは、守秘義務のため、裁判官と裁判員との評議内容が検証できないことなどを挙げ「透明化された裁判の実現という面で、大きな欠陥を持ちながらのスタートだ」と批判。

 安藤さんは「制度が成功するかどうかは、情報が一つでも多く開示されることが鍵」と指摘。大谷さんも「国民の目から裁判を隠し、透明性を担保しないで、制度を定着させようとするのは問題だ」と強調した。

(共同)
 

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