2009年5月19日20時3分
俳優の黒柳徹子さんが国連児童基金(ユニセフ)の親善大使になって今年で25周年を迎え、19日、東京都内で記念の感謝式典が開かれた。関係者ら約250人を前に、黒柳さんは「親善大使にならなければ、世界のつらい現状をなにも知らないままに過ごしていたと思う。本当にありがとうございました」とあいさつした。
ユニセフ支援のため84年から計28回、27カ国を旅してきた黒柳さんは、途上国の子どもを取り巻く悲惨な実態を新聞やテレビなどで訴えてきた。この間、黒柳さんの呼びかけで集まった寄付金は約48億円に上る。
「親善大使を『徹子の部屋』と同じくできる限り続け、一人でも多くの子どもが希望を持って生きられる平和な世界にしたい」と黒柳さん。今年は、今月23日からネパールを訪問する。