【シドニー=高佐知宏】オーストラリアのクリーン貿易相と韓国の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長は18日、メルボルンで自由貿易協定(FTA)締結に向けた第1回交渉を開き、包括的な協定をめざすことで一致した。
豪州は韓国とのFTAを通じ投資・サービス分野で豪企業の進出促進を狙っている。韓国は鉄鉱石や液化天然ガス(LNG)など豪州産資源の安定輸入に期待する。ただ、牛肉など農業分野について金本部長は「我々の関心を反映したものになる」と語り、韓国の農業関係者の懸念に配慮した。
豪州は米国やチリ、タイなど5カ国との間でFTAを締結、2月にはニュージーランドとともに東南アジア諸国連合(ASEAN)とのFTAにも調印した。日本、中国とも交渉しているが、日本は農業分野、中国とは投資・サービス分野で合意の糸口が見つからず、妥結の見通しは立っていない。(07:00)