【ニューヨーク=財満大介】米クレジットカード大手、アメリカン・エキスプレスは18日、全従業員の6%にあたる4000人の人員削減を含むリストラ策を発表した。新規投資も抑制し、総額で8億ドル(約770億円)のコスト削減につながるとしている。
コスト削減の内訳は新規投資の抑制で5億ドル、人員と経費の削減で3億ドル。リストラ費用として4―6月期に1億8000万ドルから2億5000万ドルの税引き前損失を見込む。
昨年10月に発表したリストラ計画の規模を一段と拡大する。シェノールト最高経営責任者(CEO)は「クレジットカード産業の一部で大規模な損失が発生しており、今後の経済見通しについて強く警戒している」とのコメントを発表した。(19:36)