岡山放送局

2009年5月19日 19時42分更新

県内の学校 健康調査も

新型インフルエンザの感染の広がりを受けて、県内の学校では生徒の健康調査を始めるなどの対策をとるところが出ています。

岡山市北区の県立岡山一宮高校では、今月8日、3年生の1クラス、40人あまりが校外研修で神戸市を訪れました。

このため、このクラスの生徒たちにインフルエンザの症状が出ないか注意深く見守っていますが、今のところ疑わしい症状がある生徒はいないということです。

また、18日から校内のすべてのクラスで、下校前のホームルームの時間を利用して、担任の教諭が生徒の健康状態の変化を確認しています。

担任が熱が出ていないかや、関節の痛みがないかなど、チェック項目を読み上げ、思い当たる生徒は、あとで担任に申告する仕組みです。

この高校では現在、1学期の中間テストが行われていますが、体調不良の生徒は念のため別の部屋でテストを受けさせるなどの対応を取っていると言うことです。

岡山一宮高校の大林秀行教頭は「多くの生徒が集まって長時間過ごす学校は感染が広がりやすい環境なので、生徒の健康状態を細かく確認している。また、保護者とも緊密に連絡をとり、疑わしい場合は適切に対処するよう伝えている」と話しています。