2009年5月19日 19時42分更新
兵庫県や大阪府で、新型インフルエンザの感染が広がっていることを受けて岡山市にある高齢者福祉施設では、お年寄りを家に迎えに行った際に体調に変化がないかこまめにチェックするなどして感染の予防を行っています。
岡山市北区で高齢者のデイケアサービスを行っている施設では、新型インフルエンザの感染の拡大を受けて、19日から感染予防の取り組みを強化しました。
施設では、朝、職員が利用者を自宅に迎えに行った際に体調などについて質問し、せきや発熱などインフルエンザの症状が2つ以上あれば、自宅で待機してもらうことにしています。
また、施設内でも、これまで行ってきたお年寄りの手の消毒や体温の測定などの健康チェックの回数を増やしたほか、口の中が乾燥しているとインフルエンザウイルスに感染しやすいため、水分を十分とるよう指導しているということです。
利用者の女性は、「感染を防ぐためお茶をたくさん飲むようにしています。」などと話していました。
施設では「高齢者はウイルスへの抵抗力が弱いので、考えられる対策はすべて行い感染を防いでいきたい」と話しています。