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もう一度お茶の間にアニメを 「東のエデン」神山健治監督
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深夜アニメの人気シリーズ「ノイタミナ」(フジテレビ系木曜深夜0時45分)枠で放送中の「東のエデン」が注目を集めている。日本屈指のアニメスタジオ「プロダクションIG」の神山健治監督が、全11話の原作、脚本から絵コンテ、監督までをすべて担当。さらにテレビ版の続編となる劇場版の今年冬の公開も決まり、かつてないアニメの展開となっている。
ヒットアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズなどを手掛けて頭角を現し、その緻密(ちみつ)で質の高い映像表現が国内外で評価された神山監督だが、「まだまだ自分には違う側面があるはず」と約2年前から新たな構想を温めてきた。
「テレビ画面のスケールを意識し、ハイクオリティーの画質にはこだわらず、重厚さよりポップで漫画的なイメージにした。テレビを見る人にその世界観に入り込みやすいような映像をと心がけています」と神山監督は製作意図を語る。
舞台は2010年。米国旅行中の森美咲はホワイトハウスの前でトラブルに巻き込まれるが、謎めいた日本人青年、滝沢朗に助けられる。記憶喪失の彼は、高額の電子マネーがチャージされた携帯電話と銃を手に持っていた…というストーリーだ。
「攻殻機動隊シリーズ以降、アニメはお茶の間で見るものではないというファン層が増えていますが、この現状を新作で変えてみたい。アニメファンだけでなく、もう一度幅広い層にテレビでアニメを見てもらえるのか、挑戦してみたいんです」と神山監督は意欲を見せていた。(戸津井康之)
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