東京・世田谷区で、薬品や熱湯などをかけられ虐待を受けたとみられるネコが相次いで見つかっていたことが分かりました。そのうち3匹は死んでいて、警視庁は動物愛護法違反の疑いもあるとみて捜査しています。
かごの中で小さく震え、おびえた様子のネコ。よく見ると、首のあたりに毛がなく、皮膚が赤くただれています。一方、こちらのクロネコは背中に大きな傷の跡があります。
周辺住民によりますと、世田谷区にあるこの公園周辺では、今年2月から、やけどのように皮膚がただれたネコが7匹見つかっていて、うち3匹は、その後、死にました。
「この辺で、なんか首のところが、ぐっさりえぐれてて、血がにじんでいて、ひどいネコを見つけたんです」(ネコを保護した人)
「何か薬物・お湯などをかけるとか、そういうことでしかつかない傷。かけられた直後は非常に重篤な状況になる」(ネコを診た獣医)
獣医などによりますと、傷は薬品や熱湯などを人為的にかけられたことでできたとみられるということです。警視庁は動物愛護法違反の疑いもあるとみて捜査しています。(19日11:17)