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【新型インフル】医療現場大混乱 発熱外来はパンク状態 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
新型インフルエンザの感染拡大で、医療現場に混乱が広がっている。大阪府や兵庫県では確認された感染者を入院させる、「発熱外来」の病床が“パンク”状態となっている。感染地以外では医療機関が発熱患者を診療拒否するといった問題も出ている。
「患者数が増えると、発熱相談センターや発熱外来だけでは対応しにくい。国から的確な指導をいただきたい」。18日に厚生労働省を訪れた兵庫県の井戸敏三知事は、舛添要一厚労相と会談後、現在置かれている苦難の状況を語った。
発熱外来は新型インフルエンザに感染した患者と、一般患者が接触することで感染が広がらないように感染症指定医療機関などに設置されている。感染が疑われる患者は、医療機関を受診する前に発熱相談センターに相談した上で受診することになっている。
しかし、急速に患者が拡大していることから、兵庫県では発熱外来の受け入れ能力が限界に近づいているのだという。県内で入院できるベッド数は52床。すでに感染者は100人に迫る勢いだ。
神戸市や大阪府では、軽症者については発熱外来で入院措置を取らずに自宅療養を求めることを決めた。
全国各地の医療現場ではすでに新型インフルエンザを巡り、診察を拒否するなどの問題も起きている。
東京都によると、都内の医療機関では2日〜7日までに212件の診察拒否が確認された。都では「医療現場の理解が十分でなく、症状だけで拒否していた」と説明する。
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