・ファイルが削除できない!〜長いファイル名には要注意〜

ファイルを削除したくても出来ない場合、まず考えられるのがファイル名が異常に長いという場合です。WindowsXPや2000のファイルシステムでは半角255文字までのファイル名が扱えるとされていますが、それは255文字を超える長い名前のファイルは扱えないことを意味しています。まあ通常はそんな長いファイル名を付けることはあり得ないのですが、Winnyなどのファイル交換ソフトでは、悪意のあるユーザーが意図的にファイル名の長いファイルを流しているようです。そうしたファイルはゴミ箱へも移せないし、別フォルダを移動することも出来ません。ドラッグ&ドロップをしても意味がないのです。どころか右クリックをしても通常のメニューが出てきません。削除ボタンが現れないのです。もちろん対応したアプリケーションで開くことも出来ません。もう消すしかないのです。ということで次の方法を紹介します。

8.3形式のファイル名で削除する

Windowsのファイルシステムは、通常の255文字までのファイル名とは別に、DOS時代から使われている、8.3形式と呼ばれる短いファイル名を持っています。その8.3形式のファイル名を確認して削除します。

1.スタート → プログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト

  最初はこうなってますね? C:\> or C:\Documents&Settings\ユーザー名>

2.削除したいファイルがあるドライブがDの場合

  C:\>D:でEnter → D:>

3.削除したいファイルがあるフォルダ名がWinnyの場合

  D:>cd WinnyでEnter  → D:\Winny>

4.8.3形式のファイル名を確認

  D:\Winny> dir /xでEnter

 

 123456~1.TXTが8.3形式のファイル名です。ちなみにTXTは拡張子ですから、ファイ  ルの種類によって当然異なります。

5.8.3形式のファイル名で削除

  D:>cd \Winny>del 123456~1.TXTでEnter

  これでOKです。