社会
新型インフル 開業医の診療検討 神戸、明石医師会
神戸市医師会は十九日、新型インフルエンザ感染がさらに拡大した場合、発熱などの症状がある患者を発熱外来以外の開業医らが診療できるよう、同市が要請していることについて受け入れる方針を固めた。同日午後に開かれる理事会に諮る。明石市も市医師会などと同様の協議を進め、厚生労働省も検討が必要との認識を示している。
神戸市には発熱外来が九病院あり、入院できるのは市立医療センター中央市民病院など三施設五十四床。十九日午前九時現在、二十八人の感染者が入院している。また発熱相談センターに電話せず直接、発熱外来に行く市民も増加。神戸市は「さらに感染が拡大した場合、発熱外来だけでは対応しきれなくなる」と懸念している。
市は今後、発熱外来のベッドが満床になりまん延期と判断すれば、厚労省と協議。開業医らの診療に踏み切りたい考え。
要請を受けた神戸市医師会は、理事会で決定すれば、会員の約千五百の診療所や病院などに通知する。
市の提案では、新型を心配する患者は、まず発熱相談センターか医療機関に電話で連絡。市予防衛生課によると、同センターは、接触歴などからみて新型の可能性が低い患者に開業医らを受診するよう勧める。感染の可能性が高い患者や、幼児、妊婦ら重症化が懸念される場合は、発熱外来などで対応する。
開業医らは、慢性疾患を抱える患者も診療するため、川島龍一会長は「感染が疑われる患者を診療する場合、時間帯を分けるなどの工夫と準備が必要」とする。
一方、明石市と市医師会、県明石健康福祉事務所も、同様に開業医らが受け入れられるよう、診療態勢の変更に向けた協議を始めている。
厚労省は「医療機関そのものを発熱外来として対応するのか、季節性インフルエンザと同じように診察してもらうのかについては、考えなければいけない」とする。
(5/19 14:48)
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