東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、海上自衛隊のP3C哨戒機の追加派遣命令を受けて編成された航空部隊の先遣隊約30人が18日、本隊受け入れの準備のため、成田空港から民間機で拠点となるジブチへ出発した。
同部隊は、機体警備のため武装した陸上自衛隊員も加わり、自衛隊の海外派遣としては初の統合部隊で約150人の編成になる。空港には別れを惜しむマスク姿の家族や同僚が詰めかけ、先遣隊長の横田一哉・2等海佐が「哨戒機部隊の海外での実任務は初めて。整斉と実行したい」と語った。
同日は、整備機体などの物資輸送も始まり、航空自衛隊小牧基地からC130輸送機が現地へ向かった。
本隊は28日に出発。護衛艦による日本関係船舶の護衛とあわせ、6月中にはP3Cが不審船の監視活動を始める。【本多健】
毎日新聞 2009年5月18日 19時14分(最終更新 5月18日 19時38分)
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