☆ね年…一滴の水も集まれば大河となる一小事も一大事に通ず
☆うし年…神仏を利用して自分の利益を図れば神仏も魔となる
☆とら年…柔らかさは温かく堅いものは冷たい。人間も又しかり
☆う年…自分自身を自覚した者に敵はない。自己の中に万人が居る
☆たつ年…徒に悔恨するな。悔やむ心を反省に転じて新たに出発すべし
☆み年…本来我が心は天地の心なり。それを自分の思案で暗ます
☆うま年…ただ歓びを求めては危難が生ずる。人事は淡々たれ
☆ひつじ年…長爪もげたりといったような日。他日の不注意によって災い起こり易し
☆さる年…人間は本当のことを言うと馬鹿にする。嘘で丸めて恥を知らぬ
☆とり年…夕暮れになれば鳥は巣に帰る。わが家の安穏に感謝
☆いぬ年…世上の風波は老いてもなくならず。老人とても気を許さぬように
☆い年…人間は欲得により本来のものから脱線して苦しむ
(松雲庵主)