山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>滴一滴 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

 世界的大流行を指す「パンデミック」という言葉を初めて知ったのは十年以上前の一九九八年暮れだった。本紙の連載「忍び寄る新インフルエンザ」に出てきた。

 連載は古代ギリシャの医学の祖ヒポクラテスが既にインフルエンザを記録していることから始め、新ウイルス発生の危険性を説いていた。豚が鳥と人、双方のウイルスに感染し、その体内で遺伝子の交雑が起きて人の新型ウイルスが誕生する可能性も記されている。

 そのような経過をたどったのだろうか。発生した新型インフルエンザは世界各地に広まり、国内でも関西圏の高校生らが感染したことが確認された。人から人へ感染が拡大している可能性が高いという。

 病気、それも相手が新手のウイルスであれば、もちろん怖い。けれども、人間には事前に危険を予見し、備えるという優れた特質がある。この武器を駆使し、現に一定程度の備えは行われてきた。

 ウイルスの感染力は季節性より強いものの、幸いにも毒性はそれほどでないとみられている。しかし、感染を繰り返すうち悪質化しないとも限らない。拡大の阻止に努力を傾けたい。

 まだ「敵」についての知識が足りず、対策には手間も費用もかかる。国、自治体、企業、個人と各レベルで、あわてず冷静に対処する姿勢が肝要だ。


(2009年5月18日)
注目情報

47club

最新ニュース一覧
アフガン安定に1−2年
米軍トップ、戦闘激化予測
(8:39)
錦織が全仏テニス欠場
右ひじ故障で
(8:29)
グーグル、米の検索シェア最高
4月、独走傾向に疑念も
(8:28)
台湾衛生相がWHO参加意義強調 photo
「世界とつながる突破口」
(8:19)
警報解除・注意報=本庁発表
(8:17)
警報=石垣島発表
(7:47)
「5人感染」解明へ調査
大阪・八尾の小学校
(7:42)
和平交渉速やかに再開
イスラエル首相表明
(7:35)
am/pmの買収白紙に
ローソン、戦略見直し
(7:33)
震度=気象庁発表(19日7時10分) :地震(小規模)
(7:10)
NY円、96円前半
米株急伸、ドル買われる
(7:03)
ようやく給付金申請書 photo
札幌市、最も遅い発送
(6:55)
火山噴火懸念で住民退避
サウジ西部
(6:38)
NY株急反発、235ドル高
景気底打ちに期待感
(6:22)
津軽弁「うっと」難しい?
音声システム識別不能か
(6:18)
腎障害と高血圧の関連解明
名大教授、マウス実験で
(6:16)
ギリシャで初の感染確認
新型インフルエンザ
(6:11)
NY原油、終値で59ドル台
半年ぶり高値
(6:10)
メキシコの死者70人
感染者は3646人
(6:04)
群馬の女児は陰性
簡易検査でA型陽性
(5:59)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.