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セシールが不正DM35万通 障害者団体向け割引を不正利用
通信販売大手のセシール(高松市)は14日、平成18年11月から半年間、障害者団体向けの割引郵便制度を不正利用して、約35万通のダイレクトメール(DM)を格安で発送していたと発表した。
正規料金との差額は計約2300万円で、同社は郵便事業会社に自主返納するなどの措置を取りたいとしている。
同社は18年7月に、兵庫県の広告代理店から割引郵便制度の利用を提案され、同年11月から19年5月にかけ、大阪府の障害者団体名義の定期刊行物に同社の広告パンフレットを同封したDM約35万通を3回にわたり同社の顧客などに発送した。
1通あたりの発送料金は正規より約64円安い約8円だったという。
同社の佐々木宏治法務・コンプライアンス本部長は「広告代理店から『法的に問題ない』と説明を受けて発送していたが、今年3月に不正利用の可能性があると気付き、社内調査して判明した。結果的に不適正なことに関与し、関係者に多大な迷惑をかけた」と謝罪した。
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