2009-04-14 00:33:55

プライド時代の光と影パート7

テーマ:ブログ
なんか これ書くようになってからいきなりアクセス数がアップしたぞ(笑)


マッハ戦は 本当に 「やらなきゃよかった」
って今でも後悔してるよ。
試合前に自分を良く知る方が 「力を出せない高瀬の試合は見たくねぇよ」って止められたんだけど… まぁあの渦に飲み込まれたら最後ってヤツか(笑)
でも試合後 リングでこういう事があった。

全試合終了してリングで高田さんを真ん中に 記念撮影する時の事だった。
高田さんが真ん中にいらっしゃって自分が高田さんの右隣りに座った時、元々麻酔が効いてなかったのだが試合後アドレナリンが切れ 怪我をしていた部分がジンジン痛んできたので 左膝をさすると 高田さんが 多分怪我の事は知っていらっしゃったようで 自分の怪我していた膝を ポンと 叩き 言葉には出されなかったのだが「よく 頑張ったよ」と 自分と膝を見て微笑みかけてくださった。
あの時は 高田さんの人間としての器や優しさに心が少し癒されたなぁ。高田さんは本当にデッカい人だよ。今まで生きてこられて沢山の傷みや悲しみを味わってこられた人の持っている優しさだと思う。
高田さんありがとうございます。

話しは戻るけど 試合前「もし 負けても お前がカッコつくように無理言ってやらせたってマスコミには言うから」って上の方に言われたんだけどそんな庇いはどこにもなかったな(笑)
仕方ないよね。
可愛がられてない選手なんだから。 うん 仕方ない。
当時は榊原社長も自分を良く思われてなかったのでもう痛い痛いダブルパンチ。

ただ 話しの途中だけど 俺は目が悪くて目つきが悪かったし、第一印象がすごく良くなかった。ベスト時代も榊原さんが俺を嫌うのは仕方ないよね。 Jロックに入って社長に言われてコンタクトをしてから目つきは変わったけどね。

人って初めに嫌いになったらなかなか変わらないでしょ?
初めの武士道の後か前くらいにこういう事があった。 これがもう人間関係修復不可能な事件だった。

吉田さんがドンフライに勝った後の祝勝会の時、自分は社長に祝勝会だと言われたが「後からすぐ行きます」と社長達と行かなかった。
後から渋谷に着いた自分は飯を食い芸能人の人などと談笑していた。そこへ社長が前を通り自分を見たので 俺は飯を口にめちゃくちゃほおばっていたので 社長に「馬鹿みたいな顔してスミマセン(笑)」みたいな感じの顔(わかるでしょ?)をすると 社長がいきなり 「何笑ってんだコラ!」とマジ切れしはじめ 俺は 「え?」となり 「馬鹿にしたろコラ!」…… なんで俺が自分とこの社長を馬鹿にすんだ?と思いながら 社長に「自分そういうつもりじゃないんですけど…スミマセン」と何回も みんなが見てる前で謝った。「帰れ」と言われたがなんとか食い下がって席に戻るとしゃべっていた芸能人の人と吉田さんの先輩にあたる方に 自分のせいでスミマセンと笑いながらうまく場を和ませようとしたんだけど その笑っているのが また社長の堪に触ったらしく 「またか!」 と言われまたみんなが見てる前で怒鳴られてしまった。
後からカズに聞いた話だが 俺の周りに社長が嫌いな人間が何人かいたらしく 機嫌が悪かったらしい。 それに 祝勝会にすぐ来いと言ったのに一言多い自分に対しても怒られていたんだろう。
でも 馬鹿にしたろって… なんで俺が社長を馬鹿にしなきゃいけないの?っていう気持ちだった。 あれで本当に怖くなってしまい、しばらく社長の目を見て喋れなかった。 次の日、電話がかかってきて呼び出され 俺は「馬鹿にした」と言われ怒られた。 もう精神的に病んだよね。あれは。 周りで見てた当時のマネージャーも「高瀬なんにもしてないじゃん」と言っていた。
こういう不器用で“損するタイプ”だった俺は、こういう事まで引き寄せてしまったんだよね。
確かに吉田道場の名前をもらえなかったけど 一回社長が手を差し伸べてくれた時があった。 俺はそれを遠慮してしまった。 もしその差し伸べられた手を 自分から 可愛がってもらえるように努力していたら 多分、いや 絶対人生変わっていただろう。
強いだけじゃダメなんだよ。 ただ強いだけじゃ。 可愛がってもらえないとその強さは絶対に発揮できないんだ。 それはドリームステージがナンバーシリーズにし始めた 武士道で完全に思い知らされるんだよね。

続く

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