バレー試合で感染拡大か　次々と症状訴え　

　新型インフルエンザ感染が確認された兵庫県内の高校生らについて、バレーボール部の試合で感染が拡大した可能性が浮上している。五月上旬に各地で複数の試合があり、発熱などインフルエンザの症状が出た学校も含め、接点があった。

　県内で十八日未明までに生徒の感染が確認された高校のうち、生徒がバレーボール部員だったのは、神戸高▽兵庫高▽高砂高▽八鹿高▽和田山高▽豊岡高-の六校。

　神戸では二日に市内高校春季優勝大会があり、神戸高と兵庫高も出場。両校は八日に定期戦も行っていた。但馬では九、十両日に全但春季総体があり、八鹿、和田山、豊岡高も出場した。高砂高は十日に神戸高と練習試合をした。

　感染者が確認された神戸と但馬の高校の直接の接点は見当たらないが、神戸の大会に参加した神戸東部の公立高が、五日に八鹿高と練習試合をしていた。この公立高の男子は、大会で神戸、兵庫高と同じコートで試合。四日には兵庫高と練習試合もしていた。この公立高では今のところ新型の感染は確認されていないが、七日ごろから男子部員二人にインフルエンザの症状が出ていた。

　一方、全但総体に参加したほかの複数の高校でも、生徒らが発熱などインフルエンザの症状を訴えているという。

(5/18 14:38)