「ノア、KENTAプロデュース興行“CROSS ROAD”」(17日、ディファ有明)
KENTAが、自身初のプロデュース大会のメーンで秋山準と死闘を繰り広げた。ジュニアとヘビーの現GHC王者による一騎打ちは団体史上初。花道で垂直落下式脳天砕きを受け、首をねじ曲げられたものの、感情むき出しに反撃した。最後は、秋山の変形スターネスダストα連発で力尽き、5年前に一騎打ちしたリベンジはならず「勝ちたかった。団体を支えている人だと思う」と相手をたたえた。
演出面でも尽力した。普段と違って第1試合前にゴングを打たず、試合の間にBGMを流した。「よりライブ感を出したい」と進行や照明にまで気を使い、ファンとの一体感を実現させた。
日本テレビ系の地上波放送がなくなり、団体は岐路に立っている。試合前に「ノアの将来への可能性を感じ取ってもらいたい」と公約を掲げた。試合後、「(評価は)来てくれた人が決めてくれたらいい」と話したが、満員の観客の大きな拍手がすべてを物語っていた。