大相撲夏場所9日目(18日・両国国技館)大関日馬富士は1敗だった魁皇との大関対決を寄り切りで制し、全勝を守った。
左差し、右前まわしで電光石火の出足がさえた。日馬富士が1秒9の速攻で魁皇を寄り切り「もう一気に攻めようと思った。出るしかなかった」とうなずいた。
8日目の千代大海戦は中途半端な立ち合いだっただけに「昨日の相撲を反省した。何があっても頭をつけようと思った」と話す。大関同士の一戦が続き、いよいよ正念場がスタート。「これからが大事。一日一日の白星の積み重ねが結果となる。もちろんチャンスがあれば、しっかりとつかみ取りたい」と初の賜杯へ意欲をみせた。