2009年5月18日 18時53分更新
兵庫県と大阪府で新型インフルエンザの感染が確認された人はこれまでに130人に達しています。これを受けて岡山県内の保健所などには住民からの相談の電話が相次いでいて対応に追われています。
このうち、岡山市保健所では18日午前中から住民からの相談の電話が数多く寄せられています。
保健所によりますと、相談は神戸や大阪に滞在していたが感染の心配はないかというものや体調が優れないが新型インフルエンザではないのかといったものなど感染の不安を訴える内容が多いと言うことです。
電話を受けた保健所の職員は、急な発熱がないかなどを確認しながら、それぞれの相談に応じていました。
岡山市保健所では、相談用の電話回線や担当の職員の数を増やして相談態勢を強化していると言うことです。
岡山県は17日から、県内で新型インフルエンザが発生していないか調べるため、インフルエンザ患者のサンプル調査を行っていますがこれまでのところ、新型インフルエンザのウイルスは検出されていません。
サンプル調査は、国内で新型インフルエンザが発生したことを受けて、県内で発生していないか監視を強化するために17日から行っているものです。
医療機関で診察を受けたA型インフルエンザの患者のうち集団感染のおそれがある患者の検体を医療機関から集め、岡山市南区の県環境保健センターで新型かどうかを確認する検査を行っています。
17日は、岡山市と倉敷市で合わせて5人分の検体を検査しましたが、いずれも新型ではないことが確認されたということです。
県では今後、1日10人分をめどに検体を調査することにしています。