2009年5月18日 18時53分更新
神戸と大阪で新型インフルエンザの感染が拡大しているのを受けて、企業の中には念のため、社員に体温を測るよう求めたり、マスクの着用を求めたりするなどの対策をとるところが出てきています。
このうち、中国電力では、国内で初めて新型インフルエンザの感染が確認されたのを受けて16日、全社員にメールで新型インフルエンザへの予防を求める通知を出しました。
岡山市北区にある中国電力岡山支社では、用意していたマスクを18日、およそ140人の全社員に配って、通勤途中だけでなく勤務中も着用するよう求めました。
また、万が一、社員が新型インフルエンザに感染した場合にすぐに見つけ出すため、出勤前には体温を測るよう求めたほか、社内でもいつでも測れるよう、部署ごとに体温計を設置しています。
さらに、感染が確認された神戸や大阪への出張については、できるだけ控えるよう指示を出したということです。
植田浩マネージャーは、「マスクの配備など対策にはコストがかかりますが、社員が新型インフルエンザに感染しないよう万全の対策をとって電力の安定供給に努めていきたい。」と話しています。