大阪知事「流行警戒」を宣言――新型インフル

　大阪府で17日深夜に新たに多数の新型インフルエンザ感染者が確認されたことを受け、橋下徹知事が18日未明から府庁で緊急記者会見を開き、府の行動計画に基づく「流行警戒宣言」を出した。府内の全中学、高校の7日間休校も表明。「学校が休みになったからといって外出せず、家でじっとしていてください」と生徒らに呼び掛けた。

　18日午前1時半から始まった記者会見で、橋下知事は、厚生労働省が府全域を感染拡大防止地域に指定したことを説明。「府内で感染危険性のレベルが一段と上がった。府民一丸で乗り切らないといけない」と、「流行警戒」を宣言した。

　これまでの感染拡大地域と接点のない八尾市の小学生の感染が確認されたことも重視。「関西全域で感染が広がっているという認識を持つべきだ」と危機感を示した。