2007-10-28 01:10:06

横文字文化とアスペルガー症候群

テーマ:広汎性発達障害、アスペルガー症候群
このブログでも出てきたアスペルガーの患者さんの話だ。過去ログから抜粋。(参考1

うちの病院に来たのは偶然で、紹介されてきたわけではなかった。数軒の精神科や心療内科で治療を受けていたが、どこでも診断は曖昧にされて、明確にアスペルガー症候群といわれたことはなかったという。僕は、初診時に「どうみても統合失調症とは違う」と断言できるほどは自信はなかったが、「極めてアスペルガー症候群が疑わしい」と家族に伝えた。(中略)  

後者の子は昨年半ばに初診して、2ヶ月くらい入院治療をしていた。当初はオーラップやセレネースでなんとかしようとしたが、うまくいかなかった。こういう子は直感的にはオーラップなのである。あんがい薬に弱いので、古いタイプの薬は服用できたとしても、その後が良くない。非定型抗精神病薬もうまくはいかないものの方が多かった。それでも試行錯誤の後にジプレキサ2.5mgで落ち着いて来たのである。今はベンゾジアゼピン系の抗不安薬とジプレキサだけ処方している。眠剤も少し。ベンゾジアゼピンは攻撃性を抑えるので、このようなケースでは併用していた方が良いような気がしている。SSRIも含め抗うつ剤はどうしても合わなかった。うつ状態に関してはジプレキサに任せた形になった。


彼はジプレキサ4.5mgで今は落ち着いている。メジャートランキライザーはジプレキサとルーラン1mgだけである。彼の場合、意欲の面で、ルーランを併用することでかなり改善することを発見した。幻聴などはほぼ落ち着いているが、被害妄想的な認知の傾向は残っている。しかし、表情はずいぶん明るくなったし、今は仕事にも行けている。この半年間ほどで10日くらいしか休んでいない。(障害者としての雇用形態)

彼の場合、ジプレキサは効いているし全般のレベルもかなり上げているものの、集中力、根気、疲れやすさなどが十分には改善していなかった。

現在の処方
ジプレキサ  4.5mg
ルーラン   1mg
メイラックス 2mg
レスキューレメディ
ウイロー
(他、眠剤)


診察時はけっこう快活に話せる。以前に比べると驚くほど。ルーランは少し意欲や集中力を改善しているように見える。外見からはかなり良いように見えるが、内面はそこまでは良くはないのである。

診察中、彼はちょっと面白いことを話していた。最近、うまくいかないことの1つに漫画を読むのに時間がかかるというのがあるらしい。

彼によれば、疲れてくると縦読みの文字が特に読み辛くなるのだと言う。漫画の場合、縦読みに加え、吹き出しで何ヶ所にもブロックで分かれているので、いっそう読み辛い。ひらがなやカタカナが読み辛く、漢字はまだマシなのだという。それに対し、横書きの文章なら縦書きに比べかなり読むのが楽なんだと。

このような話は患者さんからあまり聞いたことがないので、診察の後、考え込んでしまった。

もともと英語やフランス語などのヨーロッパ系の言語は横書きしかできない。しかも左から右にしか書けないという利便性の悪さだ。アラビア文字はたぶん横書きしかできないと思うが、しかも右から左に書くと聞いたことがあるので、その硬直した表現形式はアルファベット言語と同じようなものだと思う。

それに対し、日本語は横書きでも縦書きでもできるという、スーパーな言語だと言える。横書きの場合、普通は左から右に書くが、右から左にも書けないこともない。その証拠にトラックや商用の乗用車で稀に右から左に書いているものが見られる。

日本語の場合
必ず縦書き  
新聞 古典的な単行本、小説
必ず横書き  
インターネット 携帯メール ほとんどの専門書、論文(英語が入るものは横書きのほうが良い)

中国語では普段、横書きと縦書きのどちらが多いのかよく知らないのだが、漢字なので横書きもおそらく可能だろう。ハングル文字も横書きが多いような気がしている。こういう風に見てくると、中国は人口が多いのでアレだが、世界的には圧倒的に横文字文化圏が大きいと思われる。

漢字とひらがなだけど、漢字はもともと象形文字なので、一瞬のうちに意味がわかる面はある。ひらがな、カタカナも象形文字に由来するが、ワードという意味では一瞬ではわかり辛い。これは2ちゃんねるの掲示板などで、たまにずっとひらがなで書いている人がいるが、あれを読むのは正直疲れる。たぶん日本人の場合、漢字の多い文章を読むほうが、ひらがなだけとかカタカナだけの文章を読むより楽なのは間違いない。

高速道路の標識で、例えば「横浜まで○○km」と出ると、時速200kmで走っていたとしても、日本人なら一瞬で読める。ところが、文字自体に意味がないアルファベット圏の言語だと、高速道路で正確に標識を読むのが難しくなるらしい。日本語のように一瞬では正確に読めないと言うのだ。

こんな風に考えてくると、彼の悩みの原因がおぼろげながら浮かび上がってくる。

彼はきっと脳の情報処理の面で今は不調なのだろう。これは広い意味の認知の問題でもある。これはアスペルガー症候群でわりあい見られるが、普段、意識されない障害なのかもしれないし、あるいはアスペルガーでも稀な所見なのかもしれない。これは若い人からはあまり聞いたことがない症状なので僕は頻度まではわからない。

ここで更に考えを進めていくと、本来、機能的に人間は横書きと縦書きがどちらが読みやすいかということに行き着く。

日本語で、もし高速道路の標識で縦書きで書かれていたら、たぶん横書きより読み辛いと思う。高速道路の縦書きはあまり見たことがないけど。

高速道路で走行中のようなストレス下では、横書きがまだ読みやすく思えるのは、きっと目が左右に2つ並んで存在しているからだろう。ヒトの解剖学的には、横読みのほうが自然に読めるのである。頭の無駄な動きをしなくて良い点でも。

そんな風に考えているうちに、彼が横文字のほうがまだ読めるなどと言ったことが、なんとなくわかってきたのである。

それにしても、日本語のような特殊な言語が出現したのはなぜだろうね?




コメント

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1 ■漢字と英単語

 アスペルガーの人は,ふしぎですね.アスペルガーに限らず,広汎性発達障害の子供は漢字を覚えるのが恐ろしく苦手で,いやがることが多いようです.あるアスペルガーの子供は,漢字より英単語をおぼえるほうがずっと楽だと言っていました.漢字のほうが見分けやすい,と私は思うのですが.
 アスペルガーの人の脳には,何か多数派とは異なる,ある傾向があるのでしょうか.

2 ■アナーキーな言語

僕は言語学が不得意でしたが、日本語ほどヒップホップな言語は他にないと思います。ひらがな・漢字・カタカナ・素の外国語単語…が混在していてそれがスタンダードなのだから、言語自体がまったくもってサンプリング・アートです。他の国は別にして、一神教的文化が希薄な国のメンタリティが良くも悪くも表れているように感じます。自閉症の子をみていると「なんでもあり」がすごく不得意そうなので、横文字の方が性に合うのかもしれません。

3 ■音声言語の方が大変だと思います

横書きが左→右なのは右利きが多数派なせいもあるでしょうね。縦書きのいいところは、自分は右利きなので、本を読む時に圧倒的にページをめくりやすくて、肉体的負担が少ないです。文字が躍って見えたりして読めないというディスレクシアは日本では圧倒的に報告が少ないといいますし、何なんでしょうかねー。
 「アスペ圏」だと文字認識の悩みより、音声言語認知の悩みのほうをよく見聞きしますが、自分も不穏行動、休職などを経てメレリルとベンゾジアゼピン複数種類を服用していた時に、家電の取り扱い説明書などが全く読めなくなり、字を見ても全く頭に入ってこなくなった時期がありました。例えるなら「テープが引っかかって同じ位置に文字を打ち続けるラベルライター」の様に、文字が意識を流れていかない。あれだけ好きな字が読めないとは、人間としておしまいかと大変ショックでした。これは、諸々面倒になって通院と薬やめたら改善したような……。
 自閉症って少々かなり暴れちゃったりしますので、どうしてもダウナー系な物を頂くことになるようなのですが、もともと運動機能障害(ただし大半は無自覚)があるような体にダウナー系を投与されるのは虐待じゃないかと思った時期もあります…でも社会で生きていく以上、不穏行動を止めるには仕方ないし…未だに考えます。
 とりあえず自分の個別の事情は……。漢字覚えるのも大好きでしたし、文章が掲載されている事典を読むのは大好きでした。高校生までは英単語の綴り、意味を覚える努力したことあんまりないです。自分の状況をハイパーレクシアと表現するのかも知れませんが、よく分かりません。現在は仕事で「必ず縦書きなもの」と「必ず横書きなもの」の両方を大量に扱っています。言語認知の障害は圧倒的に音声言語で起こります。疲労しすぎると音声言語がただの音にしか聞こえなくなり、言語として聞き取れなくなります。たぶん金もうけの話でとたんに人語が解せなくなった木下順治「夕鶴」のつうみたいな音の聞こえ方じゃなかろうかと。この音声言語認知障害はパキシルで相当改善しました。

4 ■疲れやすさの改善

ついつい空気もよまず長々と書いてしまいすみません。
集中力、根気、疲れやすさの問題で
で、疲れやすさは私も相当に困ってます。
集中力と根気はもともとそんなに困っていなかったですが、むしろ集中しすぎる問題(強迫?)、および疲れやすさの両方をパキシル及びゾロフトが改善してくれました。ならば、自分の場合この疲れやすさとは果たして「うつ」なのか。
現在、エゾウコギの米国製サプリを飲んでみてますが、疲れやすさに関して効果の実感はなしです。

5 ■無題

kyupin先生こんにちは。
話の主題から逸れて恐縮ですが、教えて頂ければ幸いです。
ジプレキサ4.5ミリって、どうやって処方されているのでしょうか。
0.5ミリは存在しませんので、きっと
2.5+2.5×0.8 か 5×0.9 とされているのかと思われますが、どんな
テクニックを用いればそんなに上手く分割可能なのでしょうか。
分割するには、人間技では2分の一、あるいは4分の一って具合が限界で、余程手先が職人芸的な人でも8分の一が限界かと思われます。
2のN条でもない5分の一とか、10分の一という分割技は、私には魔法の神業的分割としか思えないくらい凄い技だと思います。もし神業の奥義を教えて頂ければ幸いです。

6 ■なるほどぅ

と関心してしまいました。思考の流れを考えたり、理解できる事に自分はとても意味を感じます。
いろんな方のコメントも、自分の考えにはなかった事や知らなかった世界に触れる事ができてどきどきします。
トラックなんかに書かれている逆の文字って、車読みというみたいですね。
あれ;知っていたらすみません(>_<)
それよりも普通に表示してくれた方が、鏡越しだろうと何でも対応できて分かりやすいと私は思いますがっ‥;

7 ■精神疾患での就労

kyupin先生こんにちは。

ちょっと(かなり?)メインのお話からずれるのですが

「今は仕事にも行けている。この半年間ほどで10日くらいしか休んでいない。(障害者としての雇用形態)」

が気になりました。重めな精神疾患を持って4年経ちますが、いつまで専業主婦でいられるか分からないので不安でいっぱいです。精神疾患の障害者枠ってあるんですか?そして一人で食べていけるくらいのお給料はいただけるのでしょうか?(夫は命にかかわる障害を持っています)

正直、一生つきあっていかければならない病のような気がするので精神疾患の障害者枠があるならエントリーしようと思うのですが・・・。でも、治ってしまった時のことを考えると障害者枠での就職はマイナスにならないか等考え始めると悩ましい限りです。

8 ■伝達の違い?

中国の研究者の論文がニュースになっていて、表意文字文化圏と表音文字文化圏の人々の対比で、成長過程において脳の使い方が異ってくるというものがありました。(アラビア語も表意文字だった気が・・・)
usb7さんも述べられているように、きっとこの患者さんは英語の方が得意なんだろうなと、私もふと思いました。

9 ■アラビア文字も表音文字です。

 少なくとも現代は表音文字です。
 古代には象形文字もありましたが、「アラビア語」の文字でしたかね?

10 ■専門用語は英語で…

私は大学生になってから専門用語は英語で書くようになり必然的に横書きに書いてます。縦書きで書くのは文学論の授業くらいですかね。それにしても文学論にしても日本語が思い浮かばない時はノートを横にして英語を書きますし。とりあえず日本語がわからなかったら英語で書きます。それであとでひっそりと日本語の意味を調べています。
あとひらがな、カタカナ表記についてはできるだけ避けています。それは読むときなんかに文節ごとに切りにくいし意味を誤認するからです。
ちなみにわたしは7才~18才までカナダ人の先生にイギリス英語を教えてもらっていました。週2回6時間英語しか使えない時間がありました。
結論をいいますと私にとって書きやすい言語は
英語>漢字の多い文書>ひらがな、カタカナの多い文書
となります。話しやすいのは明らかに日本語ですが。
先生は専門用語と意味は英語で出るけど日本語に詰まったことありませんか?まぁ医略語のほとんどは英語に訳した時の始めの文字っていう例も多いですけど。

11 ■横書き縦書き

あまり意識したことなかったです。
深いですね。
考えます。

12 ■日本語

興味深いですねぇ。アスペルガーの患者さんは読みにくい文字と聞いたことがありました。
ただ日本語の文字の組み立てだけを考えると、縦書きに書きやすいようにできているなと思います。
英語の翻訳をしていると、ざっとは日本文を横書きに書くのですが、原稿をあげるときは縦書きになってます。その方が日本文として読みやすく仕上がるんです。リズム的問題かなと思ったりします。
ただ、縦書きと横書きとどちらが見やすいかってところで、両眼の視力がほぼ同じってことですよね。

13 ■自分のことですみません

私は感情がなく、自分がどうしたいか、どうすべきか全くわかりません。陰性症状、認知機能障害にあてはまるような症状です。
以前、相談してアドバイスもらった時は、クレミンやデパケンRを勧めていただきました。でも、デパケンRは金属かと思うと怖くて飲めません。金属ではないのでしょうか?
今はエビリファイ18mgとセロクエル100mg飲んでいます。

本で陰性症状、認知機能障害は重なり合い、中脳皮質ドパミン経路でドパミンの乏しさによると考えられているとありました。ドパミンを増やしたら治らないかなと思います。違うお医者さんにこのことを質問したら、統合失調症の原因ははっきりせず、むやみにドーパミンを増やせばいいという訳ではありません。現在ではいろんな仮説が出ているだけですとありました。kyupin先生もそう思われますか?治って欲しくて、ドパミンが増えたらとか捨て切れません。ドグマチールにはドパミンを増やす効果はないんですか?陰性症状にドグマチールは効きませんか?

14 ■>>usb7

一見、機能的な問題が多いようですが、本質は器質的な疾患なのだと思います。

15 ■>>ブミ   ヒップホップ

日本がヒップホップな言語と言うのがちょっと気に入りました。

そういえば、日本のカルテほど、日本語以外の多国籍の言葉が入り乱れたものはないと聞いたことがあります。

16 ■>>Prudence

抑えないといけないタイプの患者さんも薬に弱かったりで苦心します。認知系の問題は抑えるタイプならセロクエルなどが良いのですが、これも難しい人も多い。

しかし、あなたは詳しく内面を話せるものですね。パキシルがこういう機能を向上させる人もいますが、逆に不穏になる人もいます。人によって個人差が大きい。

17 ■>>Prudence

このタイプの疲れやすさはいろいろなアプローチの仕方があると思います。

18 ■>>大吉

ジプレキサ4.5の細かい量には深い意味はありません。これは、ルーランを1mg追加したので、0.5mg減量したのです。

ひょっとしたら、ジプレキサを3mgにすれば今より倦怠感や集中困難を減らせるかもしれないと思ったことがあります。

この4.5mgですが、細粒で処方しているので、処方自体は簡単です。

19 ■>>サティ

車の逆読みって不思議ですね。あれってギャグなのか?なんて思ってしまいます。

20 ■>>多佳子

障害者の雇用についてはいろいろあります。

一般企業で障害者枠が設けられており、国の半ば強制プラス企業の福祉貢献の意味があるので、大企業であるほどその枠が存在します。給与的にも、このパターンがもっとも恵まれていると思います。

半公半民の施設的なものもありますが、これらはかなり給与が低く、年金を受給しているのを前提にしているような感じです。これらは今後、少しずつエントリとしてアップしようかと思っていました。

21 ■>>苺

僕は無意味なものは覚えるのが苦手なのです。

22 ■>>きしーたん

バルプロサンはナトリウムが入っていますが、金属だから嫌なんて言っていると、食塩もナトリウムが入ってるので変な話になります。

薬には一般に金属が入っていることも多いような気がします。リーマスもそうですし。

陰性症状はいろいろありますし、患者さんによって原因も違うような気がします。ドーパミンの多寡については、場所によって影響が違うのです。だからドーパミンがどうだとはいえない。グルタミン酸系もかかわっていますし。

23 ■障害者の雇用

お返事ありがとうございます。

夫は障害者ですが、内部障害なので、はたからみると全然分からず、生活に全く影響がないことから大企業に正社員として就職できました。

ただ、精神疾患の障害者は以前NHKの番組で見たのですが、統合失調症の方たちが障害をオープンにすると採用されず、クローズドにすると採用されても長続きしないというのを見て、うつ病が治ったら働こうと思いました。しかし、もう4年も経つことから、障害者枠にエントリーするか考えています。

昨日某専門学校に通おうと行ったのですが、「今あまり体調よくないのでどうしようか悩んでる」と言ったところ、受付の方が「私も冬がだめなんですよー季節型のうつ病なので」と言われたので、私も思わず「実は私もなんです」と言って手をお互いにぎりしめ、もりあがってしまいました(笑)。

障害者枠の雇用の記事、楽しみにしています。

24 ■アスペルガー症候群の治癒とは

この記事のコメントを今更書くのも申し訳ないですが、どうしても気になって。
「内面はそこまでは良くはないのである」と記述されていますが、アスペルガーにとって「内面が良くなる」とは、いったいどうなることなのかと時々途方にくれます。
ほかのちゃんとした患者さん、統合失調症とかの方は「病気でなかったころ」「発症する前」があるわけですが、言うなれば我々は最初から狂っているわけで、おそらく健常者だったことは生まれてこのかた一度もありません。だったら一体何を目指せばいいのかと。本来の自分を取り戻すどころか、自分を本来の自分と違う自分に作り替えることを目指さねばならぬのか。
「不穏行動がなければ良し」だとして、それはあくまで健常者の社会から見ての「まあ良しそれなら無視に値する」であり、本人は苦痛と徒労感、疎外感しかなかったりして……。
臨床心理士の先生は「あらゆる瞬間に知性をめぐらせ思考で不穏行動を全部抑えるしかない、健常者に合わせて行儀良くするしかない」とか、おっしゃいますが、そんな無茶苦茶な…ただでさえ体がろくに動かない生き物に、そんな超人的な努力を要求してどうするんだーーー(笑)。
不穏さはすべて内面化して自分で何とかしろということでしょうか……。「恨み」の問題で「実際にやってしまわないために」心理士さんにえげつない話をして、それでドン引きされたら立場ないんですが…。ドン引きする姿を私に見せるという「指導」なのかもしれないが、恨みの相手にプラスし数か月心理士さんに腹立てるぐらいで(陰性転移?)効果は疑問。もちろん社会的にとるべき態度を指導したいんだろうと想像しますが。というか私も知性では理解しているのですが、正直に言いますと、なーんか「どーして本当のこといっちゃいけないの」と体のどこかが納得してない、何かを理解習得し漏れている、その大きな認知の穴の存在を自分でも感じます。他の教え方発案して下さい>>治療者、支援者の方々(笑)
……先生も逆恨みされたら大変だから注意するにも言い方に気を使うとエントリで書かれてますよね。トホホ。
道のりは長いです。またいろいろな記事を楽しみにしております。

25 ■健常者も・・・・

「健常者に合わせて行儀良くする」のは健常者にもキツイはずですよ。大体健常者ってのも幻想に近いような気が・・・・・・。良心がなくても平気なのは健常者サイドの気もしますし。要は適応するしかないってことかと私は諦めていますが・・・。それに、恨みをかったら怖いのはアスペルガーのかたよりも血液型B型の人(B型の方スミマセンm(_ _)m)のほうが身近で怖いです(笑)。

26 ■>>Prudence

内面が良くなるとは幻覚妄想、感情などのことです。この子の場合は、「妄想的な判断」くらいですが。まあ適応力全般ですが、この子の場合は以前よりは良くなっているとは言えます。

高次の機能は、根本的に変らないまではいえない。相対的に判断できる人もいないわけではないから。アスペルガーの場合、重い人から軽い人まで連続しているのです。

27 ■無題

適当に・・・どうぞ。
逆に嫉妬を買うと怖いのは?型ですね。

28 ■LDではないかと思うが

彼のWAIS-ⅢまたはRの結果があれば、かなり正確にわかると思うが、LD(学習障害)があると、縦読み横読みなどの混在の場合の理解が難しいかもしれないと思います。
まあ、お医者さんはLDを診断しませんけどね。せめてLearning Disorderという命名でも良いので、診断できると現場としてはありがたいのですがね・・・・。

29 ■>>musica

こういう患者さんは統合失調症かどうかそれがすべてと考えています。発達障害は、統合失調症が否定できないと話が始まらないからです。

30 ■>>Prudence

始めまして。

そこなんですよね。

鬱、統失は治す・抑えることで発病前に近づける方向で対処しますね。

発達障害は戻るとか治る目標が無いんですよね。

私の例ですが、少し鬱っぽいのでSSRI出しますと対処され確かに鬱は消えましたけど
発達障害の症状は改善するどころか悪くなりました。正確には自閉性の強い頃に戻るわけです。SSRIは間接的にドーパミンが抑えられるとこがあってか子供の頃の酷い状態になった。

薬も合わず効果が逆にでたりして変えまくり、医師、更には薬剤師に嫌な顔されるこの頃。もう通院止めようかと思っています。

やっぱり病気じゃなく障害なんですよね。

31 ■無題

>2ちゃんねるの掲示板などで、たまにずっとひらがなで書いている人がいる

ブームくんのスレですね 分かります

32 ■>>

それ、知らなかったです。

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