2008-04-18 19:01:41

ウェールズ生まれの

テーマ:非定型精神病
コナン・ドイルの推理小説を読んでいると「いかにもウェールズ生まれの・・」という表現が出てくる。僕はシャーロック・ホームズシリーズは受験勉強の息抜きに、高校3年の夏から秋にかけて読破した。現在は推理小説やSFものはほとんど読まない。

この「ウェールズ生まれの・・」という言葉は「気性が激しい」女性を評しているようであった。まさに感情的になると、「火が出るような性格」である。「ウェールズ生まれ」はコナン・ドイルの本を読む限りでは女性への表現に見える。ウェールズはコナン・ドイルの時代は炭鉱地帯だったので、日本風に言えば五木寛之の「青春の門」の世界だったような気がする。そういう風に考えると雰囲気が伝わってくる。

非定型精神病は、一般には統合失調症、躁うつ病、てんかんのどれにも分類できない疾患群を示すようであるが、どれにも分類できないというより、むしろどの要素も持ち合わせていると言った感じの疾患である。このブログでは非定型精神病と分裂感情障害(統合失調感情障害)を分けているが、一般には1つにまとめられている。だから区別している方がおかしいと言える。

非定型精神病は国により、あるいは精神医学の伝統により、捉え方が異なっており確立しているものとは言えない。また医師によれば非定型精神病や分裂感情障害という診断をほとんどしない人がいる。これらはおそらく大学医局ごとの診断基準の伝統による。うちの大学ではこのような診断はしていなかったような気がする。当時の助教授が「僕は診たことがありません。」と言っていたからである。ところが、「分裂感情障害」の診断は存在していたので、僕にとってこの2つは同じものには思えないのである。

非定型精神病の診断をしない場合、どこに分類されるかと言うと、おそらく双極性障害であろう。僕は非定型精神病を「躁うつ病」と診断されているならあまり文句はない。非定型精神病の人はプレコックス感がない上に接触性の障害がみられないことや、非定型精神病の典型的な家族のあり方は双極性障害のそれに似ているからである。

非定型精神病は3つの疾患の要素を持ち合わせているが、遺伝的には全く別の独立した疾患である。家族歴を調べると、非定型精神病の家系には同様な病型を見ることはあるが、統合失調症の人がほとんどいなかったりする。統合失調症と診断された人がいたとしても、誤診か、あるいは典型的な統合失調症とは異なるのであろう。

非定型精神病は活発に幻覚妄想などの精神症状が出現している時、まさにシュナイダーの1級症状が見られる。これは過去ログでも触れている(参考)。だから、このような時に初診すれば、統合失調症と診断される場合もある。しかし寛解に至る経過や寛解の程度などが統合失調症とは異なるので、時間が経てば統合失調症とは異なる疾患であることが気付かれるであろう。

急性期が過ぎ、その時にも対人接触性が拙劣だとか、幻聴が残遺しているとか、あるいは情意の鈍麻などの欠陥症状が残った場合、それは非定型精神病と言うより「非定型の色彩を持つ統合失調症」と言った方が実際をよく反映している。このような統合失調症の人は、家族のあり方が非定型精神病や双極性障害のそれに近かったりするので、いわゆる典型的な統合失調症とは異なると思われる。

「非定型精神病」研究で日本で最も有名な満田氏は、この欠陥症状の残遺した非定型精神病を「中間型」として扱っていたが、後に遺伝形式の類似性から、最終的には非定型精神病に含めている。これが正しいかどうかは診断学によると思うが、治療的には非常に重要な点と思われる。なぜなら、このようなタイプの統合失調症の人はリーマスやデパケンRなどの気分安定化薬が非常に有効なことがあるからである。

患者さんの家族に誤解されやすいのは、非定型精神病の急性期の著しい興奮、幻覚妄想状態、昏迷、夢幻様状態の治療は統合失調症の治療に準じること。だから急性期が過ぎて欠陥症状が残っていた時、それは薬物治療のやり方がまずかったというより、病型がそうであった確率がはるかに高い。僕は薬のためにそんな風になったと思える患者さんに遭遇したことがない。(参考

非定型精神病は双極性障害に最も近いこともあり、薬物治療的にはリーマス、デパケンR、テグレトールなどの薬物が重要である。その中でも特にリーマスがポイントだと思っている。リーマスが有効な人ではかなり良好にコントロール可能な人がいる。デパケンRの方がリーマスより合う人ももちろんいるが、リーマスが合う方がデパケンRが合う人に比べ治り栄えが優れることが多い。これはリーマスの精神科薬物としての本質的なパワー、これは神経に及ぼす毒性でもあるが、おそらくデパケンRよりは上回るからであろう。(デパケンRで治療する方が予後不良と言う意味ではない)

非定型精神病の特徴
① 急激な発症、周期性の経過。著しい欠陥症状を残さない。
② 病前性格は、易感性、几帳面、頑固。
③ 病像は、意識、情動、精神運動性の障害が支配的であり、幻覚は感覚性が著しく、妄想も浮動的、非系統的なものが多いこと。(シュナイダーの1級症状に類似)
④ 身体的要因を持つこと。(広い意味の器質的背景、これは内分泌系も含む)


この中で特に注目したいのは病前性格である。非定型精神病の人は、上では「易感性、几帳面、頑固」とあるが、その他にも、気性が激しい、黒・白をはっきり言う、言い出したら聞かない、人に耳を貸さないといった感じの表現ができる。負けず嫌いで、客観的に見て負けていてもそれを認めなかったりする。彼女(彼)たちは感性で生きているように見える。また、わりあい友人も多いが、人の好き嫌いがあり、ちょっと気にいらないことがあると突如、絶交したりする。こういう点でシャーロック・ホームズの「ウェールズ生まれ」という言葉はまさにぴったりと思う。その視点では、手乗り文鳥もきっとウェールズ生まれに違いない。(参考

(続く)

参考
非定型精神病の人の彼氏
待合室の若い女性患者
家族
3人目の女性患者(その2)
やっぱり母親というのはすごいよ
リーマス中止による奇跡的病状安定についての考察




コメント

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1 ■ありがとうございます(^-^)

感謝感激、雨あられでございます!
他にも待っていた方々は多かったはずなので、とてもうれしいです。
早速、携帯電話の画面メモに保存させていただきました。
つづきも気長にお待ちいたしております(^-^)
ありがとうございます。

2 ■はい、

ずっと感性だけで生きていますよ。

3 ■無題

女医さんの苦労がわかるような気がしました。

4 ■対人接触性について

先生はよく統失患者の対人接触性の問題を言及されますが、対人接触性が稚拙というのは対人関係が苦手という理解でよろしいでしょうか? 色々自分なりに調べてみたんですが、どうも良く分からなかったので… おバカで相すみませぬぅっ(笑)

5 ■対人接触性

ヤッピーさんと同じく、実は私も基本的な用語について一度質問したいなあと思っておりました。
対人接触性、昏迷、亜昏迷、困惑etc、おそらくこういう意味だろう…ぐらいの感じで読んで来ましたが、説明があるとうれしいです。破瓜型、へベる、など、おそらくこうだろう、ぐらいの推測をしながら読むのですが、なかなか難しいです。統合失調症について基本的なことを多少勉強したいのですが、じゃあ亜混迷って何ですか?と思っても、案外いい説明を見つけられないでいます。
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ウェールズ女性と言えば、マイケル・ダグラスと結婚した女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは確かにキツそうです(笑)。ニュアンスとしては「ケルト的な情熱的な」なのかなと思いますが、アイルランド系のコナン・ドイルが言う、「ウェールズっぽい」ってどういう感じなんだろうとは思います。近親憎悪とか。

6 ■>>

対人接触性については、このブログでも何回かエントリに出てきています。

http://ameblo.jp/kyupin/theme-10002934325.html

ただ、プレコックス感と対人接触性は異なります。一緒に話をするなど、人と交流するとき、打って響くような感覚が乏しいことなどが1つです。その他、いろいろな表現の仕方がありますが、長くなりますのでここではこの程度しか説明しません。

7 ■現代のウェールズの方々は、

穏やかで、やさしくて、大阪のオバチャン的な面倒見の良さが魅力的です。ウェールズ語が今よりはっきりとしていた時代だから、あの発音の力強さと違和感が、コナン・ドイルもエントリーのようなイメージに思っていたのでしょうね。

8 ■対人接触性パートⅡ

対人接触性についてのご回答、ありがとうございました。紹介して頂いたURLも見てみました。対人接触性についてはまだ先生はエントリでメインでお話しされたことがないようですし、ネットで検索してもあまりヒットしないので、機会があったらぜひお願いしたいのですが。

個人的には統合失調症の患者さんは、穏やかで知的な人が多い印象があるのですが、そういう長所を持っているにもかかわらず、対人関係で苦労している人が多いように見受けられるんですよね。そういうことも対人接触性の稚拙さと無関係でないような気もするし…

9 ■無題

他のかたもお感じになっているようですが、確かに先生はあまり文章中の専門用語について、文中で逐一説明はなさらないようですね。

私なんて、自分のブログを読みに来てくれた数少ない読者を放したくない一心で、難しめの用語の説明をしまくるタイプなので(笑)、専門用語をさらりと言い放って悠然としている先生に、ある種の崇敬の念を抱かずにはいられないです。

先生はここを訪れるかたに非常に誠実に接していらっしゃいますし、そう考えると先生がリーダーフレンドリーなのか否か判断付きかねると申しますか(失礼、変な意味ではないんですけどね(汗)、そういう多面的なところもまた先生の魅力の1つなんだと思いますけどね。

10 ■亜型ですかね

ピュアな非定型と言うより(自分の場合)。欠陥症状がみられるので。若しくは気分安定化薬が凄いヒットになっているか。病前性格は情熱的な感じでした。現在は、かなりおっとりしたと言うか。
しかし、エントリにあったように、リチウム→デパケンにしてから(パワーに劣る為か)多少病前性格に近くなり、ロボット化していたのが、人間くさくなった感じで、ちょうどいいです(今のところ)。周囲の評判も良いです。
高校卒業後から何度か,何かがはじける様な希死念慮に至る発作を繰り返し、病院に初めて行ったのは26の時でした。転居まで8年お世話になっていたのですが、身体症状(微熱、激しい頭痛、血尿)などにより実家に戻り転院。「あなたの薬は多すぎる(只の神経症だから)」との判断を受け、すべての薬を最終的に6ヶ月でストップ。めまいから始まり大発作に至りました。アトピーも出て総合病院に転院。統合失調症だろうと自分で言い、その診断。悪化し、精神科単科院に転院。今は「非定型と言っていい」状態と主治医に言われています。
結局、転居後の大発作で欠陥状態が残った感じです。3年たっても以前のようにはエネルギッシュに生きていけません。

11 ■無題

>>これはリーマスの精神科薬物としての本質的なパワー、これは神経に及ぼす毒性でもあるが

この、後半「神経に及ぼす毒性」が、とても気になりました。神経にどんな悪い影響があるのでしょうか?飲み続けると、毒性が蓄積されて…将来取り返しがつかないようなことがあるのでしょうか?本ではリーマスは、なぜ効くのかは良くわかっていない…との説明もあります。少し不安になりました。

12 ■無題

こんにちわ。先生いつも更新ありがとうございます☆典型的な非定型精神病の家族のあり方って例えばどのような感じですか??(>_<)

13 ■無題

kyupin先生のように 非定型 統合失調症の概念が 頭にある医師は いいですが
統失しかない場合 当事者の症状が 非定型に
殆ど 当てはまる場合 ・・・それを 主治医に
伝えて 薬も リーマスなり デパゲンを
考慮してほしいと 訴えても 受けつけない・・
どうしたら いいのでしょうかねぇ。
抗精神薬のみで 安定が キープできたら
やはり 統失・・それでも 服薬していての
再発があれば 主治医に 他の補強剤を
お願いする事は 可能でしょうか・・・
また 統失である場合は リーマスやら
デパゲンは 必要ないのでしょうか・・・・

14 ■>>ヤッピー

対人接触性とかプレコックス感は対人関係のうんぬんとは次元が違います。

一連の瞬間的なものであり、物語性はない。

15 ■>>tokumei

貴方はデパケンRを服用しておけば、リスパダールは0.5~1mgで良いと思います。これだと、副作用が軽減して生活しやすくなると思います。最も重要な薬物はデパケンRです。

16 ■>>ririka

これは僕の感覚でそう言っているだけです。

http://ameblo.jp/kyupin/entry-10064442840.html

http://ameblo.jp/kyupin/entry-10085309336.html

17 ■>>チョコ

>>統失である場合は リーマスやら
デパゲンは 必要ないのでしょうか・・・・

これは過去ログにも何度か出てきますが、これらの薬物でコントロールは非常にうまくいく患者さんたちがいます。

18 ■>>みお

>>穏やかで、やさしくて、大阪のオバチャン的な面倒見の良さが魅力的です。ウェールズ語が今よりはっきりとしていた時代だから、あの発音の力強さと違和感が、コナン・ドイルもエントリーのようなイメージに思っていたのでしょうね。

これは面白いと思った。
ウェールズに行ってみたい。

19 ■コメント有難うございます

リスパの現段階での減量は非常に成功しているので(3→2mg。それでも充分恐ろしかったのですが)さらに減量できるような感じもしていたところです。
今週診察なので、主治医に聞いてみます。最近の先生のエントリにあったやや「終わっている」主治医なので、何もいわないとほぼ放置されてしまいますので。有難うございました。

20 ■追伸・やや終わっているとはいえ名医な主治医

・・だと思うのです(ベテランで臨床経験も豊富・主治医の患者はみな安定している→非常に具合が悪そうな方でも)。自分も主治医になってから安定してきました(タイミングもあるけれども)。
ある時、主治医が以前の状態が改善されたある理由を挙げたのですが、それは間違っていました(主治医の勘違い)。「多分先生のおかげですよ」と何故その場で出て来なかったんだろう、と。
大発作に至るまでに、先日のエントリにあったやや系統立った妄想・幻聴があった事、しかし大発作の際は昨日のエントリにあった多幸感を伴う夢幻様状態(幻視を伴う)であった事、また一昨年の父の手術の看病でごく軽い幻聴(単純音)・昨年自室のプチ・リフォームでまたごく軽い機能性幻聴があった事(時間は両方とも僅か)も鑑みて、主治医に聞いてみようかと。
自分でも主治医が「線引きが難しい」と言っているのも頷けると思うのです。
1mgまで減らせれば良いのですが。長文失礼しました。

21 ■何度も失礼しますが

昨年のプチ・リフォーム(5月)での機能性幻聴は小鳥の声でした。

22 ■ウェールズ語

ウェールズのオバサン、ど~んと出てきます。愛嬌もあります。
BBCウェールズ放送のオンライン・ウェールズ語入門コース。お勧めです。
http://www.bbc.co.uk/wales/learnwelsh/bigwelshchallenge/south/course/unit1downloads.shtml

23 ■ウェールズ語

URLにゴミが入ってしまいました。すみませんが、再投稿です。
BBCウェールズ放送のオンライン・ウェールズ語入門コース。
http://www.bbc.co.uk/wales/learnwelsh/bigwelshchallenge/south/

24 ■よければ返答希望です

kyupin先生の見解が非常に気になってきました。上記の欠陥症状は父の入院先の隣室で聞こえていた携帯音・自分の飼育している小鳥の声で何れも唐突なものではないです。
減薬1ヶ月は体の一部が熱くなる症状、現在(3ヶ月)は以前よりも聴覚が少し過敏・以前もですが時々相手により赤面する事がある。さらに減薬が可能なのでしょうか?デパケン変薬2ヶ月600mgですが、これが少ないのでしょうか?
しつこいようでスイマセン。本当に申し訳ないです。

25 ■>>tokumei

最近、バカみたいに暑いからじゃないでしょうか?

あと神経過敏ですが、外来だと僕は時々セレネース、アキネトンまたはトロペロン、アキネトンを筋注して急場を凌ぎますが、リボトリールくらいを併用する方が普通かもしれません。デパケンは600より増やしても大してかわらないような感じです。

26 ■返答感謝・本当に嬉しいです

しつこく食い下がって(?)良かったです。主治医は減薬時、症状を訴えても何もしてくれないので。次何かあったらリボトリール追加をお願いしてみます。うちのクリニックではほぼ液しか使わないので0.5単位の減薬になるかと思いますが、錠剤を何錠か出してもらい0.25単位も検討中です。挑戦してみます。
重ね重ね有難うございました。

27 ■どきっ

あたしは隠れたウェールズ女かもしれません

おもいっきり内弁慶なのですが この間 閉鎖病棟にお見舞いに行って ぶちきれてしまいました

年配の患者に対して全く敬意をはらわない看護婦 にやにや笑顔のまま

患者がぶちきれてるのにです

その閉鎖の患者の怒りが私にまで伝染?してしまい 私はウェールズ女になってしまいました(笑)

でも自分が言ったことに後悔はしてません

患者と看護婦の関係というより 人と人としての関係に疑問と怒りを感じたからです

28 ■感想

半年くらい前からromしていましたがこの記事を発見して書きこみます。
私はずっと昔30歳代で仕事上のストレスから発病しました。病名「心因反応」ということでした。(家族には分裂症だと言われてたそうですが私には秘密にされていました)今思えばあれは完全に統合失調感情障害でした。仕事は1年休職しました。退院して3年くらいは調子が悪かったけど調子はだんだん良くなりました。5年くらいで精神病のことはほぼ忘れて薬も適当に飲んでいたし時々酒飲みなどもしていました。ただ眠剤だけは続けて少しのんでました。その状態が何年か続いたのですが2年半前に30代と同じようなストレスから再燃してしまいました。そこ時は「なぜはっきり僕の病気を統合失調症と教えなかったのか!」おしえていたら薬は飲んでたのにと思ったのですが、逆にそれを知ってしまったら今の仕事は続けられていなかったようにも思います。だからあの時点で僕に病名を教えなかった先生は偉いと思います。そして今、僕の病気の原因は理解できるのですが病名が統合失調症感情障害になんか納得がいかずにいました。先生のブログを読み本当は非定型精神病だといまでは思っています。(易感性はあったっているがウエールズ的ではないのですが?)再燃「おかしかった時の記憶は飛んでる」して2ヶ月ほど入院して3ヶ月自宅療養して今は仕事に完全復帰しています。薬はリスパタールから始まったので今ではルーランにしてもらっています。病気も今となっては別にそういう運命だったのかと思うのでうまくつきあって薬でたまねぎの芯を溶かしながら生きていきます。

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