2008-09-21 12:26:42

テーマ:広汎性発達障害、アスペルガー症候群
実は、一連の発達障害の話は前回のエントリで終わりにしようと思っていた。しかし、思わぬほどのレスがつき、また全般を通してみると、共感していただいた読者の方が多いようなので、そうでない人たちのためにあと1つだけ追加のエントリをアップすることにした。そんなこともあり大変なので、今回の一連のエントリは特別なもの以外は個々にレスはしない。

今回、器質性脳障害のために暴力行為が出現している子供の話をしている(はさみで刺した子供と脳炎後足払いをする子供)。このうち、脳炎後に足払いをするようになった子は、決していじめを受けたからそうしているわけではなく、器質性脳変化による後遺症によるものだ。病前はそのような子供ではなかった。(参考

だから、アスペルガーの人の暴力性、衝動性、あるいは触法性は、ある種の生来性のものであって、いじめを受けたという後天的なものは、アスペルガーの精神症状を形成する1つのファクターに過ぎないのである。

例えば、怒りのコントロールの困難さ、破壊傾向は生来性のものであるので、そのために暴力行為が生じたとしたら、決していじめを受けたからとは言えない。よくみると、そのような所見は物心ついたときに既に見えることもある。人によれば、もう少し年長になって出てくることもあるが、それについてはいじめが原因と主張するのは他のことを考慮すると、無理があるように見えることもある。アスペルガー系の犯罪では性犯罪やストーカーなどは特にそうだ。(その無関係さ)

なぜこういう文脈になるかと言うと、発達障害系疾患は臨床心理士なども多く関与しているので、わりあい精神所見を心理から捉えようとしすぎることがあるのと、やはり書物などで事実がねじ曲げられていることがある。アスペルガーは生来性の器質性疾患だということが重視されていない。

心理系の人たちがあまりにそういう視線で解釈するために、家族が他罰的になるんだと思う。しばしばアスペルガーの家族は、いじめが悪いとか学校の先生の理解がない、配慮がないと言うが、そういう解釈のために物事が客観的に捉えられないのである。過去ログの「アスペルガーは失言を誘う」では相当に批判も受けたが、これらの一連のエントリはすべて繋がりがあることがわかる人にはわかってもらえるはずだ。

今回の一連のエントリはほとんどの読者にはいわゆる「偏見」的な内容ではないことが理解されている。今回のエントリは、ないものをあるとは言っていない。誰も言いたがらない、「あることをある」と言っているだけだからである。この内容が偏見的に見える人は、たぶん洗脳されすぎているか、否認が生じているためと思われる。アスペルガーに暴力性、触法性があることが心から理解できていないのである。一連のエントリで書いたようにアスペルガーは表に出てきている犯罪でも有名なものがあるし、あのような極端に重大な犯行はピラミッドの頂点にあり、もちろんその6合目や3合目にある犯罪も水面下では存在しているのである。その数はピラミッドの形を考えるに、ずっと多いはずだ。

これらのアスペルガーの精神症状のダークな面は、本当はアスペルガーを専門とする人たちが、きちんと説明して、その対処法などを助言するべきであった。僕から言わせると、発達障害の専門家なのにそれを言わずにやり過ごして来たのは卑怯だと思う。既にあれほどの重大事件が起こっているのに。100%説明しない専門家のどこが専門家なんだと言いたい。結局、代わりに僕がこんな形で話して、批判を受けないといけないじゃない。(笑)

あの犯人は発達障害ではなく誤診だとか、あるいはあの犯行はアスペルガーらしくなかったなどと言い始めるのは、おそらく専門家なので、「あの犯行について、どう思われますか?」などとインタビューされて、それまで説明していなかったり、あるいは否定的に言ってきているので、引っ込みがつかないんだと思う。

僕はその点で、広く発達障害をとっているように見えるのに、急に誤診とか言い始める人たちなどは、プロフェッショナルではなくどうしようもない人たちだと思っている。なぜなら、専門家なのに逃げているからである。

今回のエントリはなぜか表題が「赤」になっている。僕はあるアスペルガーの青年が、家の中の赤い色のものをすべて破壊したというのを診た事がある。これは自分の家のものを壊しただけなのでもちろん犯罪ではない。ただの衝動~破壊行為というだけだ。このような精神症状は、決していじめを受けたとか、学校の先生の指導が悪かったわけではないのである。そのことを象徴するために挙げたのであるが、上で書くのを忘れていた。この「赤の事件」は過去ログの「BLACK&WHITE」などのエントリと関係があり非常に興味深い。その青年になぜそのようにしたか聞いてみたら、ある時、赤の色彩が非常に自分に迫ってきて、落ちつかなくなったという。興味深いと思う理由は、彼らの服の嗜好の由来が、このような精神症状を通じて理解できそうに思えるからだ。

僕は精神医学の考え方として、ある疾患にはいろいろなバリエーションがあるのが当然で、特殊な所見を見た時、それにあわせて疾患の理解を深めていこうという姿勢が大切だと思う。今までに言ってきたことと矛盾するような事件があったとき、それは違うとか、あるいは典型的ではないなどと弁解するのは、少なくとも自然科学を研究する姿勢ではない。これは過去ログの「横文字文化とアスペルガー症候群」などのエントリも参考にしてほしい。

僕は今回のエントリには特別な目的は持っていなかったのだが、ある種の理解が深まったような気がしている。それは発達障害、アスペルガーの人たちはどのようになっていったら良いのか?ということと関係がある。

このブログのアスペルガー系の読者の人たちは、今回の一連のエントリの主旨がわりあい読み取れていると思ったこと。これは、理解できない人たちより、ずっと軽いか、治癒・寛解の方角に向かっている人たちである。ある種の自分の感覚、感情の距離感というか、客観的に物事をみることができるようになっているのであろう。彼らはおそらく今はそうだが、以前はそこまでできなかった人も多いはずだ。その意味では僕のこのブログも意味がなくはなかったのかもしれない、となんとなく思った。

アスペルガーとの関係で、時々シゾイドパーソナリティが取り上げられることがある(参考)。かつて分裂病質人格障害と言われた人格障害である。(僕の嫌いなDSMⅣから)

以下のうち、7つのうち4つ以上。
①家族の一員であることを含めて、親密な関係を持ちたいと思わない、またはそれを楽しく感じない。
②ほとんどいつも孤立した行動を選択する。
③他人と性体験を持つことに対する興味が、もしあったとしても、少ししかない。
④喜びを感じられるような活動が、もしあったとしても、少ししかない。
⑤親兄弟以外には、親しい友人または信頼できる友人がいない。
⑥他人の賞賛や批判に対して無関心にみえる。
⑦情緒的な冷たさ、よそよそしさ、または平板な感情。


これらは、内向的などの点でアスペルガーと似たところがあるが、実際の本人を見るとかなり相違があるように思う。普通、分裂病質人格障害は医療にすらのって来ない。そういう人たちは自分に問題意識も持ちにくく、全く他者や自分について考えることができなそうに見えるからだ。つまり彼らとアスペルガーとの決定的な違いは自問自答できるかであろう。分裂病質人格障害の人は自分とすらうまく会話ができないのである。

例えば、アスペルガーの人たちがインターネットに集まってくるのは、やはり人恋しいからなんだと僕は思う。彼らは狭い範囲で生きてはいるが、人とのコミュニケーションを求めているのであろう。だから2チャンネルにまでやってきて煽られて傷ついたり、あるいはブログを作って人と交流しようとするのである。一見、近いように見えても、おそらく分裂病質人格障害の人は2ちゃんねるにも来ないし、あるいはブログも立ち上げない。もしインターネットによく来ていて、上の診断基準に自分が当てはまると思う人がいたとしても、その点で分裂病質人格障害とは程遠い。

あと、希死念慮などとの関係に触れておきたい。随分前、過去ログでインターネットに集まるメンヘル系の人々は希死念慮を抱いている人が多いように見えると書いたことがあった。もちろん希死念慮が、果たして自分に対する破壊行為かどうかどうかはいろいろな考え方があると思う。

僕は、特に子供の頃から続いている慢性持続的な希死念慮は発達障害的と思うのである。その希死念慮がたまに触法行為の間接原因になっていることもある。犯行後の「死刑にしてほしい」という被疑者の言い方だ。ただ今まで書いてきた、単純な暴力・触法性と全く類似なものかどうかはまだ議論の余地がありそうな気がしている。このような考察も、歪曲してしか発達障害が語られないと理解が進んでいかないように思っている。

このあたりでいよいよ終わりにしたいが、今さっき、ちょっと思いついたことを参考に付け加えたい。今の人は知らないかもしれないが、かつて日本の男子マラソン界には4人の強豪がいた時代があった。その4人とは瀬古利彦、宗兄弟、伊藤国光である。当時、日本はモスクワ五輪に不参加を表明したために、瀬古利彦は金メダルを取るチャンスを失っている。瀬古は優勝候補の1人だったからである。モスクワは少なくともロスアンゼルスよりは気候が厳しくはないので、日本人が出ていたら、誰か金メダルがとれたかもしれないと今でも思う。

後年、宗兄弟は競技生活から引退を表明したが、そのインタビューで面白いことを話していた。細かいことまで正しくは憶えていないが、「自分はアマチュアなので引退と言うのはおかしい。アマチュアには引退はない」と言い、「これからも僕は走り続けますが、競技者としては引退です」と続けたのである。僕はこのスタイルこそ、軽いアスペルガーの人たちの理想的な引退像なんだと思う。(一応、言っておくが宗兄弟はアスペルガーではない)

アスペルガーの人たちは、常に走り続けるので、引退はないんだと思う。しかし、治癒とか寛解はあるし、その姿こそ、宗兄弟の引退後の競技スタイルなんだろう。

器質性疾患が治らないなんていうのは間違いだ。それはあまりにも物事を悲観的に捉えすぎていると思う。それは過去ログでもいくつか出てきているし(参考1参考2参考3参考4)、薬物療法、あるいは上手いカウンセラーにより良くなる人はつまりはこういう感じなんだと思っている。

参考
①頭部外傷から統合失調症になるのか?
②統合失調症の寛解という意味
③社会的な目線での統合失調症とアスペルガーの共通点
④精神疾患と暴力、触法性
⑤2ちゃんねるとアスペルガー
⑥発達障害は統合失調症の免罪符ではない
⑦赤


(これで、アスペルガーの一連のエントリは終わりです)

コメント

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4 ■社会的構成論と実在論

「科学」というもののとらえ方は、ざっくり言って、社会的構成論と実在論に二分されるかと。
哲学者そして心理学者には、科学も社会的に構成されている産物にすぎないとする社会構成主義者が多い一方、厳密な科学者(例として「理論物理学」とか)では、社会的構成もへったくれもなく、科学は実在することについて述べているのだ とする実在論者がほとんど全員です。
こういう二元論的分類をやりすぎるのはナンセンスと承知の上で、kyupin先生は「科学」をどちらの立場で考えておられるのだろうかと思っていました。(勿論、圧倒的に実在論にその論拠をおいておられるのは、当然分かりましたが。)

以前、自殺者が最近多くなったのをもって、それは社会(あるいは政治家)のせいだと断じておられたと思います。
自殺者が多くなったという現象を検証するにあたり、少なくとも私は、社会(あるいは政治家)のせいと断じるだけの「科学的根拠」を持ち合わせていませんし、多くの科学者はそこに科学的な因果関係を見出すのをきっと躊躇するでしょう。

ゆえに、あくまで、>社会(あるいは政治家)のせいだ とまで、「言い切られる」のを見て、(そりゃ理系のバリバリの人なのですから根本は実在論者なのでしょうが、)かなり社会的構成論が入っているのでは?という疑念が払拭しきれていませんでした。
ただ、今回の一連のエントリー、特に、最後の「赤」を読ませていただいて、私と同じ実在論者だと確信するに至りました。

社会的構成論者が、精神疾患に関する議論を社会から論じたがる、つまり、科学的実在論的見地から論じたがらないゆえに、少なくとも統合失調症の人は、必要以上の偏見の目で見られて来たと思います。
もし、一連の今回の内容がまだ一切論文化されてないなら、是非ともkyupin先生ご自身が論文化されることを期待しております。それは、統合失調症の人達が必要以上に偏見に満ちた対処しか受けてこなかったその不幸を、今度はアスペルガーの人達が繰り返さないために。

「地獄への道は善意で敷き詰められている」と言ったのはフーコーですが、精神疾患について社会的構成論者の「純粋な善意」こそが精神疾患者の今までの地獄への道を作り上げていたと思います。

5 ■>>Soiさん

あなたはブログのマナーにあまりお詳しくないようですね。

他人のブログのコメント欄でここまでこういう内容を書くのは荒らしに近いですよ。
正当な反論なら、ご自身のブログからこちらにトラックバックを送るのが正しいマナーです。

6 ■アスペルガーの人が

こんなに大変なのは知りませんでした。また、治癒できる器質性障害と言うことも、もちろん知りませんでした。なかなかここまで触れている文献も少ないでしょうし、勉強になりました。
コメントで痛烈な批判をする方ももちろんいらっしゃるでしょうが、今後も今まで通りブログを続けて下さいね。応援しています。
個人的にはママ猫が非常に気になっておりますので(^_^;)、よろしくお願いします。

7 ■無題

>るーらん
ブログのマナーにあまり詳しく知らないようなので
返信しますね。kyupin先生お借りします。

私宛の私信をkyupin先生のコメント欄を使わず
私に直接言えばいいのでは?私、匿名コメントのような
卑怯な事はしてませんので。

あなたの感想と私の感想が違うからと言って
kyupin先生のコメント欄でマナーうんぬんを
語っているあなたがよく理解できません。
あなたは先生の記事に対して感想もかかずに
他の読者への批判コメントだけですか?

前回も書きましたがkyupin先生のコメント欄で
私への批判を書かないで下さいね?
個人的な抗議があれば直接来てください^^

8 ■天職

先生は精神科医師が天職のように思います また それが羨ましいですよ~

9 ■無題

非常に興味深い記事でした。
しかし手厳しい内容だなあ。アスペルガーの人が怒り狂ってるのもわかりますね。(笑)

10 ■もう我慢の限界だ、すごく書きたい

>Soi
オマエモナー(w

ああすっきりした。

11 ■いい人 悪い人

精神疾患にかかっているかどうかに
かかわらず

いい人とは自分の良心を信じ行動、実践します。

わるい人とは相手の良心を利用、攻撃します。

あくまで一般的に

12 ■エントリのメインなテーマからは外れますが・・・

なるほどそれで、書店の一般書のコーナーに行くと、まるで大きな壁が圧し掛かってくるみたいに、書棚一面に鬱病や発達障害に関する本が並んでいるのに、シゾイドについての本は一冊も見つからないのだと納得しました。誰も(本人だけでなく周囲も?)困っていない=マーケットがないことの必然的な帰結だったのですね。

13 ■ども、はじめまして

 Carchemishと申します。

 いやー、なんといいますか、まさしく「我が意を得たり!」って感じです(笑)

アスペルガー患者の負の側面って、どうも誤魔化されているっていうか、あいまいなままお茶を濁しているところがあるような気がしていて。
当事者としては、そういうのってあまり気分のいいものではありませんでした。
右を向いても左を向いても、紋切り型のリップサービスばかり。
「アスペルガーは個性」だの「エジソンがどうたらアインシュタインがどうたら」だの「アスペルガーはマジメで従順なので犯罪に関わることはむしろ少ない」だの。
もうお腹いっぱいです。
都合のいいところにしか目を向けない。
向けさせようとしない。
商業ベースの本が大半なんで、仕方のないってところもあるのでしょうが。

 kyupinさんが明瞭に文章化してくださっているのを読むと、正直スカっとしますです、はい。

 ……とはいえ、自分の欠点が浮き彫りになるわけで、なかなかにクリティカルだったりもするのですが(苦笑)

 色々と手厳しいご意見も散見されますが、アスペルガー当事者その一として、kyupinさんのますますのご活躍をお祈りいたします。

14 ■そうなのですか・・・

子供の頃からの慢性的な希死念慮を、発達障害と捉えてらっしゃる。私もずっとそうなのですが、理由があったのでそういう風に考えたことはなかったです。考えてみたら小学校の3年生くらいまで靴の左右がよくわからなかったです。でも学校の成績には関係なかったし、子供を(自分が子供時代がつらいと感じていたので子供も同じ思いをさせたくないので欲しいと思わなかったが)産んでから、リセットされたような感じになりました。しかし鬱になった時、簡単に昔の自分に引き戻されました。

うちの長男は検査はしたことないけど、軽い学習障害があると思っていて、一連のアスペルガーの記事を読んでいて軽いアスペもあるのかな?と思わないでもありません。

長男はやはり文章を読んで理解する能力には著しく欠けていて、行を読み飛ばす、よく似た漢字を読み間違える(巧妙に^^)、しかし暗記能力はあるので漢字テストはOK。数学なら平方根、因数分解は100%できても証明問題は一行も書けない。国語表現が苦手なので当然英語も無理。
ただ映像の記憶はいいようで、見て覚えることは得意なようです。

なので高校は就職に有利な職業校にして、一部上場企業の工場に就職しました。本人も事務や営業職が無理なことはわかっているのです。適材適所というやつですよね。

ずっと「いじめ」にあわないかと心配もありましたが、不思議となかったので、学校や職場では周りに合わせることができるのでしょうね。でもバカにされてても嫌味を言われても、あまり判ってないかもしれません。親でも苛立つくらいしょうもない質問とかしてくるくらいなのですから・・・

ですから軽い発達障害やアスペはわかったところで、どうしようもありません。社会に出ても手心が加えられるわけでもなし・・・ 経験を積めば人並みになると思います。会得するのに人の倍、時間がかかるかもしれませんが。

今回、アスペルガーに関しての記述はこれから陪審員制度が導入されるにあたって、大きな壁と向き合うことになるんだろうなぁと思わさせられました。私なりにネットサーフィンしてもう少し知識を得てきま~す!

15 ■自傷行為って破壊行為だったり希死念虜だったりするのかな?

何となく、ふとそんな疑問が頭を過ぎりました。破壊行為とか、希死念虜って言葉をいつも見る度にドキッてします。
いつも『死にたい』なんて強く意識して生きてるわけでは決してないけど、『張り切って毎日を楽しく生きよう!』だなんて思う事が出来ない自分がいるのも確か。(自分の事もどこか他人事)『死にたい』まではいかなくても自分を大事に思う事が出来ない故の自傷行為なのなら、じゃあ私はなんなんだろーなー?って二つの言葉を見る度にいつも考えてしまいます。希死念虜…とまではいかなくても近いノリでもあるんだろーか?とちょっと自分に問い掛けてみたりします。
私がアスペルガーだろうが境界例だろうが、私にとってはそれ自体に特に意味はないけれど、書かれている症状とかを読むと、ちょっと自分に当てはまる様な気がしてやっぱりドキッとしてしまいます。

16 ■お疲れ様です

一連のエントリーとコメントは、いろいろと考えるきっかけになりました。
自分の見えてない角度からの意見も多くて、面白かったです。

患者は、医師への伝えにくさ・伝わりにくさ等の不全感を抱えている場合があると思います。
「わかってる」「知らなくていい」ではなく、もう少し工夫してもらえると、安心できる気がします。
念の為に書いておきます。(ちょっとした行き違いから、ありもしない幻覚を「ある」と答え続けてしまい、しばらくおかしなことになりました。。)

17 ■無題

自分はアスペルガーと診断されていますけど、書店に山ほどあるアスペルガーの解説書や専門書にたいてい、「犯罪と結び付けて報道されることが多いが特に犯罪を起こしやすいわけではない。むしろ彼らは律儀に法律を遵守するタイプが多い」という決まり文句が入っていることにずっと引け目を感じていました。
自分は衝動性が高くストレスがかかると逸脱行為をしてしまうから本にあるような安全でまじめなアスペルガーではない。

だからアスペルガーについて学んだ人に、「アスペルガーだからといって犯罪傾向が高いわけじゃないのにね、」などとマスコミ批判や「理解」を示されても、自分は現に衝動性があるし、知り合いのアスペルガーの人3人もなぜか全員それぞれ、家の壁に殴った穴がたくさんあいていたり、実際に人を殴って措置入院になったり、強姦で措置入院だったりなので、どこが「むしろ法令を守る」のか実感できない。
これはごく一部の人の例でなんの統計にもならないけど、
報道される事件で、犯人の「心の闇」がとんでもなく不可解だと騒がれるような衝撃的なものでもこの思考回路は理解できるな、と思ってしまうものがある。そういうのはたいてい鑑定でアスペルガーと言われる。
自分は寝屋川の事件も、岡山のホーム突き落としも、違和感がない。そんなに突飛と思えない。
最近は事件の鑑定で広汎性発達障害とされて報道されることが増えている気がするから、
また同じようなことが起こってアスペルガーのイメージが悪く広まることには怯える。
でも一方で一般には奇妙な動機で犯罪を起こしてしまうのがわかるからそれはそのまま伝えるしかないと思う。とりたてて報道しなくてもいいとは思うけれど。(例えばあの事件の犯人は統合失調症でした、とあとから報道されることは少ない。これはアスペルガーが一見精神状態が異常であるようには見えないせいで事件の異様さが散々報道されてしまって世間の関心が向くせいもあると思う)

ほんとに、精神科医や療育者は書けばいいんです。
こだわりやパニックや衝動性が事件を起こすことがあって、事件性が奇妙なために注目を集めることがあるって。
そういうことに触れられないのは、まるで自分がアスペルガーの失敗パターンのようです。

18 ■吼えずにはいられない

今回のアスペルガーに関する一連の記事
とても興味深く面白かったです。

まるでblogの記事を通しての
実験showのようでした。

記事がアップされる

コメントがつく
アスペルガー当人のコメントはまさしく
アスペルガー当人にしかかけない反応で
その思考回路や思いの強さが記事の裏づけを
している。

また正常まで症状が連続しているとの記事どおり、アスペルガーであると明かしている人のコメントでも捕らえ方が正常から不可思議なものまで連続している。

アスペルガー周辺のコメント
kyupinさんがおっしゃっている負の面をどうしても
認められない(リップサービスに踊らされている、真実が知れるのを脅迫的に恐れている)直近の人間が事実を誤解という。
思考法がアスペルガー当人に引っ張られているんじゃないか?という感じ。
いえ、それよりも吼えて噛み付いて視野狭窄なので、第三者といえども不愉快な思いをする。
わかってくれといいながら、第三者を相手にしてないのはこの人たちだろうと思う。

そして周辺一般の人間のコメント。

一連の記事とコメントを通してアスペルガーを取り巻く状況が垣間見えたようです。
100人の村のようでした。

おもしろい記事をありがとうございました。


19 ■>>Soi

関係者各位 ⇒ 本題とそれることについてご容赦を。
Soiさんへ。あなんた大したセリフ吐いてるけど、あなたのブログ見たら意味不明だし、そもそもコメントできないじゃん。それで「自分のところに個人的に来てください」ってのは、と゜う説明するの?俺は公の場で論破するのはいいけど、チマチマとメールなんか送るのイヤだから。論理矛盾なの。わかる?(嫌がらせにしか見えない)

20 ■無題

1年以上前から先生のブログはいつも見てましたが、今回の一連の記事は興味深かったです。
客観的にきつく書かれてる部分もあり、結構グサっとくる部分もありましたが。(笑)
(大分前に1度コメント欄で相談にのってもらいましたが、その後同名の人がいたので1文字足しました)

臨床心理士や専門医が悪い部分を述べないのは、アスペルガーの場合は訪れる患者が
本人が気づき悩んで受診するよりも親御さんや学校から行かされての比率が高く育児や教育に絡んでる為だと思います。
本人以上に親族が障害や精神疾患を認めたがらない場合が多いと思うんですよね。
これについては日本の場合は特に障害や精神疾患に対し偏見が強いのも起因してると思いますが。

アスペルガーに限らず、精神疾患自体も一般の認識では心の病気とかメンタル部分ばかりが原因として見られてて、
その背景にある脳内の異常から引き起こっているものと認知してる人が殆どいない気が…。

アスペルガーの暴力については2次障害の有無で度合いが変わってくるとはいえ結局の所は、
前頭葉の不調か見えない傷的な何か生まれつきの脳の問題も根本にあるって事でしょうか。
(記憶力の異常によるフラッシュバック等も含め)


アスペルガーが心神耗弱になるかについては重度の2次障害で解離や幻聴、妄想が発生している場合以外は、
精神障害よりむしろ知的障害に近いかなと。
ただ知的障害に比べ知能もあり理解力もあるはずなので、心神耗弱かというときわめて微妙かな…。

解離や統合失調症の妄想等から引き起こった犯罪には本来の本人の人格からではなく、
犯罪が病症によって引き起こされ「本来の本人が知らない間に事件を起こしてしまった」といった感じなので、
その場合の心神耗弱は妥当な判断だと思いますね。

21 ■同意できない部分ですが

ただ1つ同意できない部分もあります。

kyupin先生はアスペルガーだという事を本人に告知は極力せずに治療するとの事ですが、
本人や周りの悩みが鬱や強迫症状だけではなく、アスペルガーの症状がそれなりに重く、
感覚過敏やコミュニケーションや認知面でずれがあって、
パニックが酷く悩んでいるのに何故パニックが起こるか分からない人にはできれば早期に
本人もしくは家族には告知してあげて欲しいのです。
(勿論度合いが薄くグレーゾーンで社会での支障が出てなく適応できてる人、
才能があって上手く活かせてる人には告知しない方がいい気はします。)

人によっては相当ショックを受ける人もいると思うので、自分で周りと何かが違うと気付いてる人というのが前提ですが。

告知してあげて欲しい理由は、告知してあげない限り
本人が問題点に気が付かず認知の歪みが増えていき恨み等が増長していく為、事件を起こす確立も高くなる気がするので。
本人自身はアスペルガーの症状をおかしいとは思わず、
「所詮は性格で、今までずっと昔からこんな感じだった」程度にしか認知していません。

家族もアスペルガーが根本的な原因だと分からない限り、何故不登校だったり仕事に就けないの?
何故こんな事でいきなりパニックを起こすのか?知能には問題ないのに何故こんな事が出来ない?わからない?
と理解ができず、周囲まで苦しみ続けます。

なので告知されなかった場合、本人も鬱、強迫症状が改善しても「何かまだおかしいけど何がおかしいのか分からない」
治療しても、「病気は治ったはずなのにパニック等が全然改善しない、上手くいかないのは何故か?」
と悩み、最終的にアスペルガーの診断名にたどり着いてやっと原因が分かり、
その時には精神科に最初にかかった時点よりもパニックの酷さや恨みの度合いがさらに酷くなってしまってる気がします。

ただアスペルガーですと病名だけ告げて、治療も何もしない医者よりは先生の方が全然いいのですが。

22 ■赤について

赤についてですが、似たような体験をした事が1度だけあります。
(自分の場合、その時は何も壊したりはなく単にうろたえただけです)

鬱状態で感覚過敏が特に酷くなった際に、原色系のきつい色も多少は気になったのですが、
赤の色だけが怖ろしい色に見えて迫ってくるというか侵入してような感じがして怖かったのです。
実際にそれなりの量の血を見た時の感覚と似たような感覚でした。

普段は赤色も割と好きなんですが。

ちなみに私自身の服の色の割合は白黒、パステルカラーor彩度が低い色中心でコントラトの強い原色系の服は目に痛いので殆ど所有してません。

アスペルガー単体のみの人の場合色に限らず、
いつも自分好みの似たようなデザインの服や服装だったり、ボロボロでもお気に入りの着古した服を好んで着てる気はします。

23 ■soi様へ

アスペルガー症候群に関する援護コメント有り難うございます。
しかしながら、私がこのblogから去りますと言ったコメントを残しております様にこの議論に対してはいくら頑張って援護して頂いたとしてもkyu先生擁護派の方達や攻撃性のあるアスペルガー症候群の人の被害に遇った人達などに、返って貴方が攻撃を受けられる形となり、一生懸命援護して頂いてましても貴方自身も腹立たしいし、悲しい思いをされると思います。
私が以前のコメントにてこの議論は専門家に委ねてこのblogを去りますと書きましたのは、アスペルガー症候群の議論に対し、ある程度の地位にいる立場の専門家でなければ反論してもここでは意味のない事だからです。
ある程度の地位のある専門家ですと専属の弁護士も持っていらっしゃいます。
そう言った事でいろいろ考えた上で覚悟を決めて反論に出られます。
そこで、ここは、そう言った人達に任せましょうと言った事です。
私は携帯電話しか使えませんが、soiさんはPC接続されていらっしゃる事ですし、
『精神科医による被害』
『精神科医を訴える』
とか言った精神科医に対する不満をいろいろブチまけるサイトもありますので、そちらに行かれまして話される事をお勧め致します。
そちらですとこの一連の問題についてはsoiさんに賛同されると思います。
そして、そのサイトを立てている人がある程度の地位のある方でしたら、然るべく措置を取られると思います。
soiさん、本当に援護有り難うございました。

24 ■いろいろと

私、昨日赤いTシャツに黒い短パンっていう、非常にくっきり鮮やかな服装でした(笑)。もしその赤い色のものを壊しまくった青年と同じ部屋にいたら私は命がけで逃げ回るしかないですね。
私は派手な服も地味な服も着ますが。

「精神医学の考え方として、ある疾患にはいろいろなバリエーションがあるのが当然」
というのになるほどと思いました。私の場合に関しても患者会とかに行ったら、私と他の患者さんと比べたらある症状については弱かったり、でも一致している症状も多かったりというのがあるのだということに気づかされる時があります。よく考えたら私が病名を欲しがった理由って同様の病気の患者さんと情報交換したいというのがあったんじゃないかなと思いました。最近はそういう集まりには行ってませんが。

シゾイドパーソナリティの人のブログというのは少し前に1つ見かけたことがあるのですが、1か月そこそこで消滅していました。色々事情があったのでしょうが。あまりコミュニケーションをとりたいという感じのブログではありませんでした。

「希死念慮がたまに触法行為の間接原因」というのも、なかにはそういう人もいるかもしれません。犯人が事件後すぐ自殺するっていう例もよく聞きますし。
希死念慮が暴力・触法行為によく行き着くものなのか、どういう回路で行き着くのか、
どうすればなくなるのか、というのは私が希死念慮の塊だっただけに興味があります。
(今は落ち着いていますけどね)

25 ■時と場合による

告知について、kyupin先生は、基本的には告知しないけれども、時と場合による。
と、僕は読みました。
この、「時と場合による」が、アスペルガーの方達には、にわかには想像しづらいのではないかと、思えます。
僕のパートナーは「時と場合による」というと、百通りも千通りも的な「時と場合」をシミュレーションしないと落ち着けないらしい。行き当たりばったりは一番苦手と言います。
だから、もしかすると表やグラフのようなもので、ここの範囲内なら告知(しない/した)方がいいと見えると、わかりやすいのかもしれません。
現実には、それこそ、そんなの千差万別だからその時と場合によるしかない。としか言えないとは思いますが・・・

26 ■無題

先生おはようございます。お天気は良くても
風が少々冷たく感じますね。
少しばかり個人的にお返事させて頂きたいので
お借りします。

(さ)
こういう自制が出来ない子供っぽい男性だと
トウシツの奥様もさぞかし大変なんだろうと
人ゴトながらに・・・苦笑してしまいました。
どうもです^^

別人37号
ブログの内容は個人の自由では?
私はエセメンヘラと集うのはアホらしくて
嫌いなんです。ちまちまメールなんて
送って頂かなくても結構ですよ?
1枚のメッセージに書けばいい事です。
何ならあなたが書きやすいように専用の
掲示板でも設置しましょうか?w

27 ■文字数オーバーでしたので2

marciana
私はアスペが身近にいる存在なのでこうして
矢面にたって支持派から攻撃されていますが
それに関して腹立たしかったり悲しい思いは
全くしていません。
私が腹立たしいのは先生の書いている間違った
情報です。

あなたが動けないからと言って私に委ねられても
困りますが、一応厚生労働省・精神科医学会
日本精神科病院協会など5箇所だけですが
既に連絡済みです。

ただブログと言うのは匿名でしょ。
事件でもおこらなければアメブロ側に登録情報の
開示を請求する事は出来ませんからどこの
医者のものか調べるに至らないと思います。

そもそも大人で「私はアスペですか?」と来院する患者などほとんど居ないと思います。それまでに何らかの症状がありますから。
大人になって自分がアスペではないかという
妄想が広がって勝手に自己判断でアスペだと
思っている人に対して先生はそうそう簡単に
アスペと診断してあげませんよー。アスペは有罪になる事が多いからアスペ妄想やめてねと言っているだけです。
私が反発しているのはアスペの触法のおそれがある凶暴性が全ての障害者にあるような
書き方と、アスペルガーの家族は凶暴だと書いている事。アスペルガーだったら社会に適応するためにも障害をよく知っておくべきなのに告知していない事、書き上げていたら文字数が超えますが。

先生自体がアスペルガーをほとんど知らないので
こういう偏った執筆になっているのだと思います。
先生はアスペを専門にとっていませんからASの人が病院を訪れる事も少ないですし極わずかな障害者を見てそれを全てのAS患者に当てはめて物書きしているところが今回の問題点です。

前回のあなたのレスや然るべき措置が何を指すのか分かりませんが脅迫に当たるかもしれないので書かない方が賢明です。

28 ■↑怖いです

僕は統合失調症ですがストレスに弱く、こうゆうコメントを見てると不安でどうしようもなくなります。

世の中がすべて悪に見えてきます。

もう、やめて下さい お願いします。

29 ■無題

自分が当てはまるケースを批判的に書かれると激昂して長文、というのも典型例なのかしら・・・w

30 ■無題

急に増えてきている発達障害、アスペルガー、
NHkの教育番組では 時々 放映されていますが 出演されている方々は ごくごく一部の
まだ、 話が通じる可能性がある方だと 思います。
実際に 発達障害だの アスペルがーと診断された方々、こちらの意見は 意に介せず、自分の意見のみを 通そうと そのしつこさは 並大抵では
ありません。
そんな方々に 数名会いました。
とにかく 拘り しつこさには 辟易です。
彼らに 薬の効果は 疑問ですし、~療法も
あるのか、最近の奇怪な事件の特徴で 
加害者は 「人との付き合いが 苦手だった」と
コメントされています。
事件が どうのこうのではなく 発達障害、
アスペルガー、それらの事を きちんと
社会に伝える必要があると 思います。
それも個性だの、きれい事ではなく 正いい
情報をですね。
精神疾患の症状は 統合失調症にしろ他、
発達障害、アスペルガーは 精神疾患かどうか
わかりませんが ~だから こうだとの見方は
もう やめてほしいです!!
同じ病名でも その様子は様々、症状も違えば
暴力 暴言性のある方 ない方、本人の
性格や生育歴も 関係があると思います。
そして 最後に 「この病気になる人は まじめで
優しいのよね」という言葉を よく耳にしますが
一体 どこから そのような言葉が生まれたのでしょうか?
私は 全くそうは 思えません。

31 ■無題

>アスペルガーの家族は凶暴だと書いている事。

kyupin先生がそう書いてるとはかぎらないけど、
あなたはそう読みとったんですよね?
そのまんまその通りじゃないですか。あなたは凶暴ですよ。体現しています。
私の今の印象ではアスペルガー家族には近づきたくない、です。それはあなたの印象からです。

意志の疎通がきわめて低い上に、
自分たちを守るために人を傷つけることを躊躇しない人間に、理解など示せません。
近づくと何されるかわかりませんから。


32 ■Soi様へ

>>私が腹立たしいのは先生の書いている間違った情報です。

どの辺りが間違った情報なのですか?
・アスペルガーの中には凶悪犯罪を犯す者が居る
・そこまでいかなくとも、物に当たる性格を持つ者は珍しくない
・そういった事を、専門家はきちんと発表していない
・アスペルガーの家族には、優しいが攻撃的なひとが多い

↑のどれかですか?
それとも、他におかしいと思う点があるのでしょうか?

>>私が反発しているのはアスペの触法のおそれがある凶暴性が全ての障害者にあるような書き方

どこをどう読めばそのように解釈できるのか解りません。
先生は、精神鑑定や施設の中で目撃した「かなり特殊な例」として凶暴な患者さんについて書いています。

アスペルガーの中でも、軽い人にはあまり告知しないのが先生の主義です。
(この主義は確かに、賛否両論あるでしょう。私も、この点に関しては先生とは反対の意見です。)
告知の必要性を感じない、軽度のアスペルガーは沢山居る=そのような人たちは特別危険な訳ではない。
…私はこのように解釈しましたが、変でしょうか??

そもそも
>>発達障害の人たちの総数と相対的な奇妙な事件の数を考えるに、絶対値でアスペルガーの人に重大な犯罪が多いとは言えない。
…と、はっきり書いているじゃないですか。

>>アスペルガーの家族は凶暴だと書いている事。
凶暴とは書いてないでしょう。攻撃的と書いていますよ。

引用すると
>>アスペルガーの家族が時に精神科医に攻撃的となるように見えるのは、結局は優しい家族が多いからと思っている。
身内を誤解&攻撃から守るぞ!という思いが強く、結果として、けんか腰になってしまう。
…このように読めます。

失礼ですが、Soiさん、あなたの投稿した文章にも「攻撃性」を感じます。
しかし、同時にご家族への愛も感じます。
ここで対立するよりも、なぜKyupin先生がこんな記事をあえて書いたのか?
もう少し考えてみるのは無理でしょうか?

33 ■無題

もう一度言いますね。私あてのコメントをここで書くのはやめてね?
メッセージ機能がありますからルームから直接連絡して下さいね?

応援のメッセージを送る人はマナーを守ってくれるんですが
批判組は何度書いても通じないようで^^;
先生すみません。

Oberlauf様
あなたが書かれたように誤解のないように書いてあれば
私もこのように反発しないのですよ。こういうASも
居ます、うんうん。って思いますね。
何度も読んでみておかしな部分はたくさんありますよ。
アスペはトウシツと間違えられてラッキーという文もありましたね。
ここではアスペも疾患と書いていますが先天性の脳の障害ですね。

ASなどの発達障害における診察は現在の時点では
まだまだ研究中の障害ですからここで誤った知識を
頭に入れてしまわれると、ただでさえ周囲からの差別や偏見で
苦しんでいるのに一生懸命、支援や療育している立場もありません。

いたずらに書き綴った事がどのように当事者やその関係者を
傷つけるでしょうか。ましてやそういったメンタル的な
部分を診ているお医者様ですよ。
その発言力の与える影響というのも一度、考えて頂きたいのです。
確かに乱暴、粗暴、家庭内暴力、DVなど問題を抱えている方も
いらっしゃいます。それらの人には冷静に判断する材料にも
なるかもしれませんね。
あくまでも参考程度ですが。その一部の方たちの共感やASって何?
と好奇心で覗いている人達には楽しい記事になっているかもしれません。

最後に、私の攻撃性を指摘されましたのでお答えしますね。
私はボーダーラインです。敵か味方か?それしか頭にないので
外野の匿名コメントにはほとんど関心がないのですが
この手の発達障害における無理解な記事には激しく反応してしまいます。
完全に躁転してしまいますから強く反発すればするほど
心が満たされてしまいます。ご理解頂くのは難しいですね。
怖いって言われます。性格だったら治せたでしょうに・・・。

先生、お邪魔しました!またメッセージしますね。

34 ■無題


一件落着しました。




異常です

35 ■分からない。

アスペルガーは増えてる?

精神疾患をピラミッド型に例えれるなら
アスペルガーはフラット型?

精神疾患をピラミッド型に例えた時
現代では殆んどの人達は 下層部などに入ってしまうのでは?
そして精神疾患者だからといって 総てが治療対象者とは限らない?

魔術的を信じるて ありましたが
パワーストーンを信じて持っている人
風水鑑定をして新築 改築した人
気学で引越したり旅行に行く人は
精神疾患者?で治療対象者になる?ならない?

36 ■無題

1か0か、白か黒か、敵か味方か、私かあなたか、自分かそれ以外か

AS~それっぽい人の認知の特徴だと思います。
仕切りが一つで、位置が不適切。
では、仕切りの位置をずらしてみるのはどうでしょうか。

診断名は、その患者の切り口の一種でしかないし
とある患者は、同じ疾患名の患者のうちの一人でしかないし
kyupin先生は、大勢の医者の一人でしかないし
自分の知る事実は、有象無象の一部でしかないし。。。

目の前の緻密な箱庭の外には、もっと緻密で広い世界があります。
その概念を持つだけでも、けっこう「どうでもよくなる」気がします。

世の中は「掌握できない」ということで、「掌握できている」。
世の中は「予測できない」ということで、「予測できている」。
と、社会適応を果たしたASの知り合いが言っていました。

37 ■無題

>1か0か、白か黒か、敵か味方か、私かあなたか、自分かそれ以外か

あー、なつかしいですね、私、前はもろにその考え方してました。
うつでデプロメールを希死念慮が出るくらいまで飲み続けてからかな、世界が変わってきたのは。

他人と自分との関係は一概に敵か味方かに決め付けられない、むしろ無関心な人のほうが多い、ということにそのころ気づきました。

38 ■極楽浄土

>ある時、赤の色彩が非常に自分に迫ってきて、落ちつかなくなったという。
私も数年に1回程度ですが似たような体験をします。あまり自信はありませんが、極度の睡眠不足時にたんぱく質不足の食事をしていると、起こり易いようです。

それは、特定の色彩限定ではなく、色彩全般が非常に鮮明に、自分に迫ってくるように見えます。更に、音までもが色彩として見えた時もありました。

但し、色彩が目に刺さるようで、拷問でも受けているような辛い時と、
この上なく美しく快いものに見える時とがあります。
もしかしたら、宗教で云われる「天国」「極楽浄土」というものは、昔の人が、後者のようなとびきり美しい色彩を見て、神の世界をかいまみたと解釈したのだろうと考えております。
実際、10年位前迄は、私自身がそう信じていましたから(苦笑)。
当時かかっていた精神科クリニックの先生は、これを「感覚過敏」だと仰いましたが、
その頃の私は神秘思想に凝っていたので、先生の言葉が受け入れられませんでした(苦笑)。

39 ■ここにある希望

>>器質性疾患が治らないなんていうのは間違いだ。
>>それはあまりにも物事を悲観的に捉え
>>すぎていると思う。

エントリも面白かったのですが、さらに最後の最後が希望に満ちた言葉で結ばれていたとは、うれしいサプライズでした。
実は発達障害の専門家こそが一番「アスペルガーの暴力がなんとかなると思ってない、アスペルガーの成長あるいは治癒を全く信じてない」からこそ、暴力のことを避けて通るのかもしれないですね。
以前先生が「統合失調症っぽい幻聴」のエントリで書かれていたような「治療者のこころざしが実は低い」現象が、発達障害の専門家(とされる人たち)にも見られるのかもしれません。
ちょうどこの数ヶ月で「アスペルガー自体は治らないが、アスペルガー的なものに起因するトラブルはなくせる」というようなことを考えるようになっていたので、今このタイミングで一連のエントリを読んだのが何か運命みたいです(笑)。たった1年前の自分が読んだら、怒り、傷ついて、そういう方向から怒りに任せてコメントを書きなぐっていたような気がします。変化は時に起こりうる。

40 ■希望が持てる内容でした

「アスペルガーの精神症状のダークな面」については、お世話になっている担当医から、幾度となく聞かされてきました。気持ち悪く感じられるファンタジーから、触法性・衝動性まで幅広くですね。
だから一連のエントリーで情報の隠蔽していると書かれているのを見て、大きな流れとしてはそうだけど、話す医者もいるんだとお伝えしようと書き込んでいます。

うちの場合は穏やかで暴力的ではなく、自閉症スペクトラムのどこかに位置するタイプのようですが、アスペルガーの可能性もないとは言えず担当医の話はしっかり聞いて覚悟をしながら育てています。
その担当医によるとアスペルガーと本人に伝えようものなら免罪符として使うと言われています。だから我が家の場合は告知せず、親が勉強し、教育機関などに対応の仕方などを依頼したりして、環境を整えたりしています。

考えると担当医は専門家ですが、精神科医ではないため心理系フォローもないですね。だから大変勉強にはなりますが、毎回奈落の底に落とされています。

41 ■科学的態度

確かに仰るとおり、器質性疾患は「治らない」という根拠はなく、「器質性疾患だから治らない」と主張するのは科学的態度ではありませんね。

脳のどこかに器質性の傷があったとして、その傷自体が修復されることもあり得るし、傷自体はそのままの場合も別の部分が代替して機能上の問題は解決されることもあり得るますからね。

42 ■無題

記事、面白く読ませてもらいました☆
批判があるとなかなか内容の濃すぎる記事をアップできなくなりますよね。(いつもの記事も内容濃いですが)
人気ブログって大変ですね。

43 ■>>ALL

上のいろいろな人の意見を読むと、素晴らしいものも多くあると思います。僕はアスペルガーはいろいろなレベルの人たちがいて書物に書かれているようなある種の理想像のような人たちばかりではないし、そうでない人たちを隠そうとしている姿勢を批判しているのです。周囲の環境でそうなるのと、最初からそうなのでは対策が違いますし、あたかも前者だけの人しかいないように本に書かれているから、当事者の家族は、学校の先生、彼らに関係する人たちとの真の対話が難しくなっているのです。

他の意見を排除しようとする傾向は、結局は発達障害の人々、その家族の孤立化を招き、理解しようとする人々を遠ざけます。彼らのコロニーが形成されて、その中でしか生活できないような感じになるのです。ここの一連のエントリでさえ、そんな風になっていると思います。これは当事者の一部の人から、貴方がこういうエントリを書いたからと言われそうですが、これは書いたからそうなったのではなく、既にそうなのです。誰かが書いていますが、この一連のエントリのコメント欄はまさにアスペルガーを取り巻く世界の縮図になっています。

アスペルガーには生来性に怒りのコントロールができず、触法性が高い人たちがいるという議論が広く行えるようになれば、彼らに対するまた違った教育プログラムも考えられるようになるかもしれない。今の状況は、そのスタートラインに立つことさえ難しくしている。僕が、アスペルガーのある種の治療的プログラムができそうに思えるところは、この一連のエントリのコメント欄ですら、当事者の人で、以前はそうだったが、今はそうでないという人がいるからです。アスペルガーの人たちは知的には正常範囲なので、知的に理解していくプログラムも1つの方法であろうと思います。

いわゆる専門家は根本的に治療的な目線が欠如していますね。周りの環境との協調性のアドバイスも含めて。今回の一連のエントリはアスペルガー治療のひとつの提言でもあるのです。

44 ■満員札止めのところですが

初めは“変わった人もいるなぁ”だったけれど、“私も、瞬間的に怒りたくなるし、案外同類か~”と思えてきてしまいました。
このブログに“引き寄せ”られてるし~…。
『ザ・シークレット』『引き寄せの法則』からすると、思考にいれない方がいいような気がする。のに、頻繁に覗いている。
かなり当事者よりの外野。(これにてこのエントリー終了~の気配を感じながらも、つまらない感想をべちゃべちゃと書き綴るm(__)m)
蛇足!惰…そく!駄…せく!

45 ■無題

空気を読まずに。

スキゾイドとアスペルガー症候群との関連についてですが、確かに積極奇異型のアスペルガー症候群はスキゾイドと反するとは思います。
しかし、受動型の日常的な言動を考えると、DSMの基準が当てはまるようにも思えます。

そのあたりはどうお考えでしょうか。

46 ■要はどう言うことか

私は51歳のアスペルガー症候群の診断を受けたおじさんです。精神障害者手帳も貰いました。
先生の話もコメントもほとんど読まずに書いています。
話は誠実な感じがします。
コメントはニキリンコ・クソチンコをはじめとするニセ物と稀に本当の当事者との意見の違いだろう。
時折、クソチンコとしか思えない書き込み多数。
これではまともな話になる訳が無い。

是非私のブログも読んでくださいな。 宣伝でした。

47 ■無題

すごい量のコメですね。何とかのにぎわい(笑)。
ただ、精神科の落ちこぼれとしては、すごく勉強になりました。
その攻撃性については、余り表だっては言われていなかったですね。
どうも、新しい疾患概念というのは、一人歩きしやすいように思います。境界例も、非定型も。
ただ、多くの精神科の先生は、余りASという診断名は出されていないような気がしていますが・・・。
多分わたしは、多くの患者をシゾイドと診断していたのではないかと思います。

色々な中傷にめげずに頑張ってください。
( ^Θ^)/


48 ■アスペ当事者の成人ですが

はじめてブログを読まさせていただきました。
本当におっしゃることは的を得ていると思います。
私自身、ショックな出来事が起こると
パニックになり、攻撃性を持ちながら
「どーぶちこわすかわからない」
症状にいつも困っています。
それが通り過ぎたら、失ったものが
あまりにも多すぎてうつになったり…

アスペの当事者の集まりでも、
自分が私のような症状になることが、
みんな「こわい」といっているんです。

そういう自分にみんな怯えているんです。

その部分にみんなは救いを求めているんです。

苦しんでいるんです。

その気持ちはわかりますか?

周囲の人たちにさえ理解を得がたい性質。

そういう危険性を、知らせるべきだと
私は思います。
そういったサポートをされない当事者は
かわいそうだ。
自分のアスペ傾向を教えてくれない
理解しようとしない、知らないで
生きている当事者はもっとかわいそうだ。

最後に、東京書籍の
「アスペルガー症候群と
パニックへの対処法」をお勧めします。

アスペルガーは間違いなく
規則性を守る人。
なんかのネジが取れたら、どう「暴発」するかは
分からない。暴発行動へのサポートが重要である。

49 ■確かに

確かに、アスペルガーの一般向け解説本を読んでいると、障害を過小評価してしまいます。
この障害は決して簡単なものではない・・・
しかし、器質的な要因が根本にあるなら、ダイレクトに治療できないものなのだろうか?

50 ■無題

このレスの数々を見ているとやっぱり私はアスペルガー傾向に振れているんだなと確信しました。
私も他の部類の掲示板でここと似たようなやりとりをした事があります。
私にとって「時と場合による」なんて中途半端で曖昧な言葉は、いいわけがましく、不確かで、信頼の置けない、心の安定性を損なう物です。
「ここからは絶対に黒、ここからは絶対に白」という絶対で揺るぎない基準があればいいんですけどね。
「いい面と悪い面がある、だからどちらか一概には決められない」という問題は世の中にはあると思います。しかしながら私にはそれが許せない。
もし自分がそんな場面に遭遇したときのことを考えておくと、あらかじめ対策パターンを考えておきたい。それがないと不安で不安で他の事も手に付けられなくなる。これが交通とか、他人とのコミュニュケーションが必要となる事となると予測がほぼ不可能に近く、大きなストレスとなります。
自分がもしその立場だったらというのは大きく、度合いが酷いと来世の自分のこと、過去の自分にもし起こりえていたらと勝手にシュミュレーションが始まり、不安の連鎖が止まりません。これは自分と相手の区別が心の内部で付いてないんだなと思います。しかしながら、自分でその傾向は分かっても、自分ではどうする事も出来ません。

51 ■無題

どうしようも出来ないのは、衝動性についても同じです。
分かっていても抑えられない。普段の私はおとなしく、どちらかと言えば他人によく譲るタイプですが
怒った時の衝動性は普段の私から見てもびっくりするぐらいの事です。毎回怒りが収まってからどうしてこういうことになったのだろう、何とかして抑えなければ。と思います。しかし、その衝動性が発揮されて牙をむいている瞬間にはそんな制止などは無意味なのです。
他人が私の安全を奪っている。だから反撃=怒って抗議しても良い。など、たいていの事については内部的に説明が付きます。しかし、普段は怒る事が得策ではないと考えているため抑えられているわけです。

52 ■無題

ネット上ではアスペルガーの人は日頃実社会で抑圧・弾圧されている精神・心を解放できます。
つまり何の飾りも無い本音の意見なのです。ネット上は文章とリアルタイム・顔を合わせなくても済む・本音を言っても匿名なため実生活で被害を被らないという、アスペルガーの人にとってメリットばかりある世界です。
ただし、ネット上でいくら反論・主張しても、実世界では発言力がある者の意見が通ってしまう。
心がむき出しなので相手と意見を戦わせると当然かなり傷つき、疲弊してしまう。というデメリットも併せ持ちます。
また、どうせ主張してもその意見は健常者から見ると極端であり相手にされなく、同じアスペルガー同士だとちょっとした意見のすれ違いで大きな火花が飛んだり、逆に敵側にアスペルガーが居るといつまでも堂々巡りだったりします。
このように結果的にネット上でも生きづらさというのは変わらないのです。
最後に。先生は極論で言わせてもらいますと、慣れと経験でどうにでもなるよ、という意見にも受け取れますが、日頃感じている色んな問題は無意識のうちに上がってくる、本人にはどうしようも出来ない問題であり、症状が潜在化していても本人は常に色んな問題やストレスを抱え込んでおり、一般人として生きる中で誰にも相談できない(分かっている人以外は周りの相談者は一般人の悩みの範疇として扱う、またはアドバイスされても根本的な部分が違うため参考にならない事もある)苦しさなどと戦いながら暮らしているわけで一般の人より心の負荷は高い事は変わらないと思います。ダムの容量が何らかの理由によって少なく、簡単に決壊し易かったり、ダム自体に強い負担が掛かっている事は変わりないと思います。あと他人と会って伝えるのが凄く苦手で、文章も下手な場合もありますので、よっぽど目利きのする先生じゃないと「異常なし」で済まされる可能性も多々あると思います。

53 ■提案と感想

「衝動性のコントロールの困難さがあるからこそ、怒りのコントロールが難しく攻撃的になり得るし、触法性も出現する」と表現したほうが、いいかなと思いました。生得的に衝動性と攻撃性がある・・と並列するのではなく。
生得的なのは、衝動性のコントロールであって、暴力・触法については、それによって起こってくる現象。そういうと、誤解がないような気がします。

いじめなどのライフイベントは、暴力・触法の原因ではなく、影響を与える要因ではあると思います。しかし、少なからずその方の人に対する構えに影響すると思います。私は心理ですが、そう考えています。

そして、保護者が時に他罰的になるのは、親だから。親だからこそ、感情的になるんだと思います。親になれば、気持ちはわかります。

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