ようこそおいでくださいました。
こちらは安積翠子(あさかすいこ)がおおくりするBL小説サイトです。
男性同士の激しい性描写、鬼畜な陵辱、暴力的表現などが含まれております。
18才未満の方、これらが苦手な方は閲覧をご遠慮下さいませ。
(同志の方は大歓迎よん!)
誤字脱字のご指摘、一言感想など、メールか拍手コメント欄ででもこっそり教えてやって頂けましたら、望外の幸せでございます。
公開コメントのお返事はこちら、秘密コメントのお返事はこちらでさせていただいてます。

http://asakasuiko.blog90.fc2.com/
リンク・アンリンクフリーでございます。
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★ただいま更新中のシリーズ
【ロマンスシリーズ】
未来のロマンス 全12話
高校一年生になった本郷蒼(ほんごう そう)は、同じ柔道道場に通う先輩の城山博典(しろやま ひろのり)に反発を抱いていたが、城山の悪い噂を聞かされて逆上してしまい……。
私なりの純情学園BLを目指してみたんですが、結果はいつも通りのエロで終わりました(汗)
ロマンスの中心 全8話
晴れて両思いになった本郷と城山だったが、模試の結果が出るまでエッチをお預けされてしまって……。
ラブラブおまけ小話。
黎明のロマンス 更新中
医大卒業間近な本郷と城山の間に刺さった小さな棘。いつしか事態は取り返しのつかない方角へ……。
時間飛びすぎですが、ここら辺が一番書きたいので先に書いちゃう(苦笑)
【熱夜は廻る】 全118話
元華族、秋園家の跡取り、秋園静(あきぞの しずか)は、生まれ育ちのコンプレックスを抱えながらも、懸命に上流社会で生きていた。大学卒業を控えたある日、従兄弟であり親友でもある秋園玲哉(あきぞのれいや)に強引に誘われてカリブ海のリゾートに滞在する事になった。そこで女を抱くように薦められた静は上手く出来ない自分に落ち込み、彷徨い出た海で一人の男と出会う。暗い目をした男に何故か惹かれるものを感じるが、強引に達かされてしまって……。
切なさと陵辱が目標。
※あまりに長く、そしてつめの甘い展開になってしまったので、一度下げます。
改稿後再公開予定。
【外商シリーズ】
大手百貨店の外商部に勤める中原悠司(なかはら ゆうじ)は、かねてからトップ顧客である柏木晃彦(かしわぎ あきひこ)に憧れの気持ちを抱いていた。そんなある日、柏木の担当外商に指名された中原は、挨拶に訪れた柏木邸で酷く陵辱されてしまう。柏木に抱かれる中で快楽を覚え、淫らに乱れた自分に落ち込む中原だったが、関係を続けるうちに心から柏木に惹かれていく。でも、柏木の本心は分からなくて……。
1話1エロを目指した私の処女作。
小道具エロに気合いがこもっております!
1 腕時計 全4話
2 ババロア 全4話
3 琥珀のネックレス 全4話
4 油絵 全5話
5 セキュリティーシステム 全4話
6 会員権 全4話
7 缶コーヒー 全4話
8 エンゲージリング 全4話
9 外商解約 全5話
10 アイランドキッチン 全5話
11 大吟醸 全6話
12 ココナッツオイル 全16話+おまけ(赤石×南島)全4話
番外 拍手御礼SS ババロア 柏木視点 全2話
番外 100万アクセス御礼リクエスト投票 ダイヤのピアス 全12話
(投票結果といただいたありがたいコメントはこちら)
【闇シリーズ】
闇の裏側 全34話
外商シリーズで中原に振られた赤石徹(あかいし とおる)と南島慎里(みなみしま しんり)のお話。
南島は間違えて入店したゲイバーで赤石と出会う。余裕のある赤石の態度に反発に、喧嘩をしかせた南島だったが、反対に失神した躰をお持ち帰りされてしまう。赤石に惹かれているのを認めたくなくて、逃げる南島だったが、繰り返し出会ううちに心の変化が……?
繰り返される別れと出会い、南島の華麗な転職ストーリー(爆)
闇の休息 全7話
心が通じ合い、幸せな日々を送る赤石と南島の短編。
闇の戒め 全61話
南島に横恋慕している鰐沢弘志(わにさわ ひろし)のお話。
赤石とも生活に不安を感じだした南島は、鰐沢から赤石の家の事情を知らされる。赤石を思って、鰐沢に身を任せる決心をした南島だったが……。
切ない系。痛エロ多し。
闇の終り 全24話+おまけ4話
鰐沢の息子、天海彰 (あまみ あきら)のお話。
祖父の家に出入りする美貌の南島に憧れを抱いていた彰だったが、南島の過去を知り、愛憎一転する。
一人称。ちょっと時間が飛んでます。
【教生シリーズ】
教育実習生の清水久尚(しみず ひさなお)が、実習校で様々な攻に出会うお話。
お好きな攻をお選び下さいと言いたいけど、まだ半分しか書けてません(汗)
中編×6ルートの予定。
プロローグ
純情ルート HR担当生徒 日野竜一(ひの りゅういち)(17歳)編 全24話
鬼畜ルート 生徒会長 多木秀次(たき しゅうじ)(18歳)編 全23話
陵辱ルート 教育実習生 武藤英吾(むとう えいご)(21歳)編 全26話
指導教官 坪井章一郎(つぼい しょういちろう)(28歳)編
PTA会長 上田辰彦(うえだ たつひこ)(38歳)編
学園理事長 伊藤彰英(いとう しょうえい)(45歳)編
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★ただいま更新中のシリーズ
【ロマンスシリーズ】
未来のロマンス 全12話
高校一年生になった本郷蒼(ほんごう そう)は、同じ柔道道場に通う先輩の城山博典(しろやま ひろのり)に反発を抱いていたが、城山の悪い噂を聞かされて逆上してしまい……。
私なりの純情学園BLを目指してみたんですが、結果はいつも通りのエロで終わりました(汗)
ロマンスの中心 全8話
晴れて両思いになった本郷と城山だったが、模試の結果が出るまでエッチをお預けされてしまって……。
ラブラブおまけ小話。
黎明のロマンス 更新中
医大卒業間近な本郷と城山の間に刺さった小さな棘。いつしか事態は取り返しのつかない方角へ……。
時間飛びすぎですが、ここら辺が一番書きたいので先に書いちゃう(苦笑)
【熱夜は廻る】 全118話
元華族、秋園家の跡取り、秋園静(あきぞの しずか)は、生まれ育ちのコンプレックスを抱えながらも、懸命に上流社会で生きていた。大学卒業を控えたある日、従兄弟であり親友でもある秋園玲哉(あきぞのれいや)に強引に誘われてカリブ海のリゾートに滞在する事になった。そこで女を抱くように薦められた静は上手く出来ない自分に落ち込み、彷徨い出た海で一人の男と出会う。暗い目をした男に何故か惹かれるものを感じるが、強引に達かされてしまって……。
切なさと陵辱が目標。
※あまりに長く、そしてつめの甘い展開になってしまったので、一度下げます。
改稿後再公開予定。
【外商シリーズ】
大手百貨店の外商部に勤める中原悠司(なかはら ゆうじ)は、かねてからトップ顧客である柏木晃彦(かしわぎ あきひこ)に憧れの気持ちを抱いていた。そんなある日、柏木の担当外商に指名された中原は、挨拶に訪れた柏木邸で酷く陵辱されてしまう。柏木に抱かれる中で快楽を覚え、淫らに乱れた自分に落ち込む中原だったが、関係を続けるうちに心から柏木に惹かれていく。でも、柏木の本心は分からなくて……。
1話1エロを目指した私の処女作。
小道具エロに気合いがこもっております!
1 腕時計 全4話
2 ババロア 全4話
3 琥珀のネックレス 全4話
4 油絵 全5話
5 セキュリティーシステム 全4話
6 会員権 全4話
7 缶コーヒー 全4話
8 エンゲージリング 全4話
9 外商解約 全5話
10 アイランドキッチン 全5話
11 大吟醸 全6話
12 ココナッツオイル 全16話+おまけ(赤石×南島)全4話
番外 拍手御礼SS ババロア 柏木視点 全2話
番外 100万アクセス御礼リクエスト投票 ダイヤのピアス 全12話
(投票結果といただいたありがたいコメントはこちら)
【闇シリーズ】
闇の裏側 全34話
外商シリーズで中原に振られた赤石徹(あかいし とおる)と南島慎里(みなみしま しんり)のお話。
南島は間違えて入店したゲイバーで赤石と出会う。余裕のある赤石の態度に反発に、喧嘩をしかせた南島だったが、反対に失神した躰をお持ち帰りされてしまう。赤石に惹かれているのを認めたくなくて、逃げる南島だったが、繰り返し出会ううちに心の変化が……?
繰り返される別れと出会い、南島の華麗な転職ストーリー(爆)
闇の休息 全7話
心が通じ合い、幸せな日々を送る赤石と南島の短編。
闇の戒め 全61話
南島に横恋慕している鰐沢弘志(わにさわ ひろし)のお話。
赤石とも生活に不安を感じだした南島は、鰐沢から赤石の家の事情を知らされる。赤石を思って、鰐沢に身を任せる決心をした南島だったが……。
切ない系。痛エロ多し。
闇の終り 全24話+おまけ4話
鰐沢の息子、天海彰 (あまみ あきら)のお話。
祖父の家に出入りする美貌の南島に憧れを抱いていた彰だったが、南島の過去を知り、愛憎一転する。
一人称。ちょっと時間が飛んでます。
【教生シリーズ】
教育実習生の清水久尚(しみず ひさなお)が、実習校で様々な攻に出会うお話。
お好きな攻をお選び下さいと言いたいけど、まだ半分しか書けてません(汗)
中編×6ルートの予定。
プロローグ
純情ルート HR担当生徒 日野竜一(ひの りゅういち)(17歳)編 全24話
鬼畜ルート 生徒会長 多木秀次(たき しゅうじ)(18歳)編 全23話
陵辱ルート 教育実習生 武藤英吾(むとう えいご)(21歳)編 全26話
指導教官 坪井章一郎(つぼい しょういちろう)(28歳)編
PTA会長 上田辰彦(うえだ たつひこ)(38歳)編
学園理事長 伊藤彰英(いとう しょうえい)(45歳)編
いったい、どれほどの時間が過ぎたのだろうか。
中原悠司は、身体を曲げられ組み敷かれて揺すぶられながら、信じられない思いで、自分を穿つ男の顔を見ていた。
柏木晃彦……それがこの男の名だった。
若干33歳にして、年商数十億を誇る会社社長。しかもその地位は、親の七光りではなく、すべて自分自身の力で築き上げたものだ。
中原の勤める百貨店の外商部の顧客の中でも、彼はトップクラスの売上を記録していた。
それだけでなく、先祖代々の余り金で遊んでいる連中や、中小企業の品のない成金達の間にあって、柏木の存在は際立っていた。
着られてしまう人が多い高級メゾンの品を、そのルックスと長身の引き締まった体で難なく日常着のように着こなし、どんな格の高い品だろうとこの男の傍にあると、ただの下僕になった。
柏木が外商部を訪れると、中原の目はいつもひとりでに彼を追った。
そんな柏木の担当外商員を命じられたとき、中原は本当に驚いた。まだ入社4年目で26歳の中原の担当顧客にしては、大物過ぎたからだ。反面、尊敬と憧れを抱いていた柏木の傍にいける嬉しさを感じていた。
そう、今日までは……。
中原の目からとうとう涙が零れ落ちた。
「……うっ………く…」
嗚咽が漏れたが、息すら満足につける状態ではない。中原の口には柏木のネクタイがくい込んでいた。イタリア製らしい洗練させたプリントのシルクだったが、今ではどろどろに唾液を含み、散々噛み締められて、ただの太い紐に成り下がっている。
柏木は下衣の前だけを開けて行為に及んでいた。彼のノーブルな雰囲気や品の良さは、こんな時でもまったく損なわれていなかった。胸元を乱したシャツまでも、まるで計算させた着こなしのようだ。腕には、今日、中原が納品したばかりのスイス時計メーカーの最高ランクの品が、ダイヤの光を放っている。また、それが嫌味な位に似合っていた。
真面目で面白味が無いと女子社員にいつもからかわれる僕なんかと違って、黙って立っているだけで抱いて欲しがる女が群がってくるタイプの男だろう。
それなのに、何故、何故なんだ。
どうして、こんなことする必要があるんだ。
中原はワイシャツ姿のまま縛られ足を大きく開かされている自分が、ますます惨めになった。
眦に溜まった中原の涙が、柏木の動きに合わせて宙に舞う。おそらくアンティークであろう天蓋付きのべッドに敷かれた、部屋全体のトーンからコーディネートされた趣味のいいグリーン系のシーツは体液と潤滑油で濡れ、大きく皺を波打たせていた。紐で後ろ手に縛られている中原の腕が皺を潰し、また新しい峰を作り出していく。
男の楔を飲み込んでいる後孔は、初めて入れられたときの衝撃が嘘の様に緩んで、ぐちゃぐちゃと淫猥な音を立てていた。肉棒の出入りのたびに、粘膜がめくれ上がるのが分かる。内壁を擦って、突き上げられるたび、叩かれる様な衝撃が走る。
痛い。痛くて、熱い。
足首を握っている手に力が入り、足が、膝が顔の横に触れそうなくらいに折り曲げられる。柏木は小さく息を吐くと、眉間にかすかにしわを寄せ、後孔を穿つリズムのスピードをあげた。そして、突然動きを止めると一際深くきつく突き入れてきた。男の腰がぎゅっと押し付けられ、中原は奥にじわっと熱い飛沫が広がったのを感じる。身体が、無意識にひくりと痙攣した。
その瞬間中原は、同性に射精された屈辱より、むしろ、これでやっと解放されるという安堵感を覚えていた。
柏木が、ゆっくりと目を開けて、中原の瞳を見つめた。
冷たい目だ。怖い。まるで蛇だ。何も見ていないようでいて、何もかも知っているような目だ。一度、その目の中に入ってしまったら、締め付けられて、二度と出られないのではないか。
唇がそっと耳元に寄せられた。
「素敵だったよ。君の中は……。まるで吸い付くように、絡んできた」
信じられない。
恥辱のあまり、かっと目の前が赤くなった。なにか言おうにも、口から出てきたのはくぐもった呻き声だけだった。身じろぎして、身体に力が入る。
「おやおや、また物欲しげに締め付けてきたね」
柏木は喉の奥で笑った。
「まだ、たった一回……だものね…」
今度は君をたっぷり、達かせてあげる……。
涙を掬い取った唇で吐息交じりに囁かれて、中原は悪寒と恐怖が入り混じった身震いをした。
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中原悠司は、身体を曲げられ組み敷かれて揺すぶられながら、信じられない思いで、自分を穿つ男の顔を見ていた。
柏木晃彦……それがこの男の名だった。
若干33歳にして、年商数十億を誇る会社社長。しかもその地位は、親の七光りではなく、すべて自分自身の力で築き上げたものだ。
中原の勤める百貨店の外商部の顧客の中でも、彼はトップクラスの売上を記録していた。
それだけでなく、先祖代々の余り金で遊んでいる連中や、中小企業の品のない成金達の間にあって、柏木の存在は際立っていた。
着られてしまう人が多い高級メゾンの品を、そのルックスと長身の引き締まった体で難なく日常着のように着こなし、どんな格の高い品だろうとこの男の傍にあると、ただの下僕になった。
柏木が外商部を訪れると、中原の目はいつもひとりでに彼を追った。
そんな柏木の担当外商員を命じられたとき、中原は本当に驚いた。まだ入社4年目で26歳の中原の担当顧客にしては、大物過ぎたからだ。反面、尊敬と憧れを抱いていた柏木の傍にいける嬉しさを感じていた。
そう、今日までは……。
中原の目からとうとう涙が零れ落ちた。
「……うっ………く…」
嗚咽が漏れたが、息すら満足につける状態ではない。中原の口には柏木のネクタイがくい込んでいた。イタリア製らしい洗練させたプリントのシルクだったが、今ではどろどろに唾液を含み、散々噛み締められて、ただの太い紐に成り下がっている。
柏木は下衣の前だけを開けて行為に及んでいた。彼のノーブルな雰囲気や品の良さは、こんな時でもまったく損なわれていなかった。胸元を乱したシャツまでも、まるで計算させた着こなしのようだ。腕には、今日、中原が納品したばかりのスイス時計メーカーの最高ランクの品が、ダイヤの光を放っている。また、それが嫌味な位に似合っていた。
真面目で面白味が無いと女子社員にいつもからかわれる僕なんかと違って、黙って立っているだけで抱いて欲しがる女が群がってくるタイプの男だろう。
それなのに、何故、何故なんだ。
どうして、こんなことする必要があるんだ。
中原はワイシャツ姿のまま縛られ足を大きく開かされている自分が、ますます惨めになった。
眦に溜まった中原の涙が、柏木の動きに合わせて宙に舞う。おそらくアンティークであろう天蓋付きのべッドに敷かれた、部屋全体のトーンからコーディネートされた趣味のいいグリーン系のシーツは体液と潤滑油で濡れ、大きく皺を波打たせていた。紐で後ろ手に縛られている中原の腕が皺を潰し、また新しい峰を作り出していく。
男の楔を飲み込んでいる後孔は、初めて入れられたときの衝撃が嘘の様に緩んで、ぐちゃぐちゃと淫猥な音を立てていた。肉棒の出入りのたびに、粘膜がめくれ上がるのが分かる。内壁を擦って、突き上げられるたび、叩かれる様な衝撃が走る。
痛い。痛くて、熱い。
足首を握っている手に力が入り、足が、膝が顔の横に触れそうなくらいに折り曲げられる。柏木は小さく息を吐くと、眉間にかすかにしわを寄せ、後孔を穿つリズムのスピードをあげた。そして、突然動きを止めると一際深くきつく突き入れてきた。男の腰がぎゅっと押し付けられ、中原は奥にじわっと熱い飛沫が広がったのを感じる。身体が、無意識にひくりと痙攣した。
その瞬間中原は、同性に射精された屈辱より、むしろ、これでやっと解放されるという安堵感を覚えていた。
柏木が、ゆっくりと目を開けて、中原の瞳を見つめた。
冷たい目だ。怖い。まるで蛇だ。何も見ていないようでいて、何もかも知っているような目だ。一度、その目の中に入ってしまったら、締め付けられて、二度と出られないのではないか。
唇がそっと耳元に寄せられた。
「素敵だったよ。君の中は……。まるで吸い付くように、絡んできた」
信じられない。
恥辱のあまり、かっと目の前が赤くなった。なにか言おうにも、口から出てきたのはくぐもった呻き声だけだった。身じろぎして、身体に力が入る。
「おやおや、また物欲しげに締め付けてきたね」
柏木は喉の奥で笑った。
「まだ、たった一回……だものね…」
今度は君をたっぷり、達かせてあげる……。
涙を掬い取った唇で吐息交じりに囁かれて、中原は悪寒と恐怖が入り混じった身震いをした。
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