14日、米ワシントンの連邦議会で記者会見するペロシ下院議長(AP=共同) 米下院議長「拷問」で窮地 前政権が「共犯者」と非難【ワシントン15日共同】オバマ米大統領が拷問と非難する「水責め」などテロ容疑者への過酷な尋問方法について、与党民主党のペロシ下院議長が2002年、中央情報局(CIA)の詳しい報告を受けながら黙認していたとの疑惑が浮上、ペロシ氏が釈明に追われている。ブッシュ前大統領の元側近カール・ローブ氏はペロシ氏が「拷問の共犯者」だと指摘した。 背景には、イスラム諸国の怒りを招いた「ブッシュ政権の過ち」を切り捨てて対外イメージの刷新を図るオバマ政権と、「テロを防ぐため必要かつ有効だった」(チェイニー前副大統領)と正当化する共和党との対立があり、尾を引きそうだ。 米メディアによると、CIAはペロシ氏が下院情報特別委員会の委員だった02年9月、水責めなどについて報告した。14日の記者会見でペロシ氏は、過酷な尋問が合法的だと説明されただけだと主張し「水責めをしているとは聞かなかった。CIAは議会をミスリードした」と訴えた。 【共同通信】
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