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母親意識調査:感染症予防に手洗い、うがい 都市部で熱心 トップは大阪

 手洗い、うがいに熱心なのは大阪府--。感染症予防に欠かせない手洗い、うがいの取り組みについて幼稚園児、小学生を子供に持つ全国の母親の意識調査を大手日用品メーカー「ライオン」(東京都墨田区)が実施した。都道府県別で最も熱心な母親の割合が高いのは大阪府で、首都圏、近畿圏など都市部の母親ほど予防意識が高いという。

 インターネットのモニター調査で、母親6567人から回答を得た。「子供の帰宅時に手洗いは必要」と答えたのは99%、「帰宅時にうがいは必要」は94・6%だった。

 実際の取り組みについて「手洗い、うがいのしつけを行っている」「帰宅時に必ず手洗い、うがいを行っている」かどうか尋ねたところ肯定する回答が多かった割合は(1)大阪府(72・3%)(2)神奈川県(71・8%)(3)埼玉県(70・5%)(4)兵庫県(70・0%)(5)奈良県(68・6%)の順。低かったのは(45)香川県(50・5%)(46)鳥取県(49・5%)(47)富山県(48・8%)だった。

 さらに「子供が手洗いにかける時間」を聞いたところ42・1%が10秒未満と回答。米疾病対策センター(CDC)が微生物を取り除くために勧めている「20秒以上」と答えたのは18%に過ぎなかった。手洗いに比べてうがいの実施率が低いことや、子供が成長するにつれてうがい、手洗いの実施率が下がることも分かった。

 ライオンは「これからインフルエンザの流行のピークを迎えるが(手洗い時間が短いなど)正しい手洗い方法には不安もある。調査結果を生かして手洗い、うがいを習慣づける取り組みを進めていきたい」としている。【関東晋慈】

毎日新聞 2009年1月19日 東京朝刊

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